東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

TCH(ティーシーエイチ)の原因

TCHは、日常生活において無意識のうちに上下の歯をかみしめてしまう癖を指す。TCHはスマホやパソコンを使用したり、テレビやゲームに集中したりしている時に現れやすい。また、緊張を伴う場面に遭遇したり、ストレスを感じたりすることも要因の一つと考えられる。

TCH(ティーシーエイチ)の症状

本来、上下の歯が接触するのは食事や会話など1日数十分程度だとされる。TCHでは上下の歯列が長時間にわたって接触することによって顎関節に負担がかかり、顎関節症を発症したり、症状の悪化を招くことがある。また、食いしばりによって歯の違和感や痛みを覚えることがある。

TCH(ティーシーエイチ)の治療

TCHによって顎関節症を発症した場合は、それに対する治療を行う。顎関節症に対してはマウスピースを用いた治療が選択されることが一般的で、就寝中にマウスピースを装着することで上下の歯をかみしめることを回避し、顎関節や筋肉への負担を軽減する。このほか、生活習慣を見直すことによってTCHの改善が期待できるとされる。
受診科目
歯科

この病気について1人の医師の見解があります。

歯科医師から聞いた
TCHの対処(治療)方法

1件中1~1件を表示

無意識の噛み締め・歯ぎしりの予防に努めることが大切

TCH(Tooth Contacting Habit)とは、上下の歯の接触癖を指します。本来、リラックスした状態であれば歯と歯は離れてなければいけないのですが、無意識のうちに噛み締めてる人が非常に多いというのが実情です。今はスマホがありますから、みんな気づけば下を向いているという状態で、その状態では噛んでしまっていることが多いんですね。頭が下に向いていれば肩や首の筋肉に負担がかかり、肩こりや頭痛の原因になってしまうこともあります。もちろん歯そのものも磨耗しますし、歯周病が進行し、歯が割れる、などの結果をもたらすことになります。
意識として、歯と歯が接触しないよう、舌が上顎に常に触れるイメージを持っていただくことが大切です。これは日中のことで、夜間の歯ぎしりは意識して止めることはできませんから、ナイトガードと呼ばれるマウスピースをお使いになるといいでしょう。ストレス社会に身を置いている現代人にとって、ナイトガードは必須のアイテムになっていくと思われます。
積極的にお口の機能を改善・維持するためには、MFTと呼ばれる口腔筋機能訓練やあいうべ体操などが推奨されますが、より手軽な方法として、「舌回し」があります。口を閉じ、1日に右に20回、左に20回、舌を回していただければ十分なトレーニングになります。何より、マスクをしていてもできるのが利点ですね。理想的なお口のポジション、つまりお口を閉じて上下の歯をつけず、舌を上顎にくっつけるように意識する。そのポジションがキープできていれば、お口の健康の維持・向上が期待できますし、お子さんの歯並びを悪くさせないためにも重要です。

古田 潤二郎 院長
ふるた歯科
古田 潤二郎 院長
横浜市保土ケ谷区/川辺町/星川駅
●歯科 ●歯科口腔外科 ●小児歯科
1 PAGE 1/1 1