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中原 淳夫 院長

NAKAHARA ATSUO

脳の病気のスペシャリストでありジェネラリストとして。認知症・しびれ・頭痛を柱に、専門性の高い診療を行う

東京慈恵会医科大学を卒業後、研修を経て同大学の脳神経内科講座へ。大学病院や関連病院で経験を積み、認知症・パーキンソン病・脳卒中などを中心にした診療に従事。東京慈恵会医科大学附属第三病院の脳神経内科医局長を経て、『協立内科・脳神経内科クリニック』を開設。

中原 淳夫 院長

中原 淳夫 院長

協立内科・脳神経内科クリニック

中野区/鷺宮/鷺ノ宮駅

  • ●内科
  • ●脳神経内科

脳神経内科を専門に研鑽を積み、愛着のある地元に開業

中原 淳夫 院長

医師になる前から脳に興味があり、心理学なども好きでした。推理小説を愛読するなど、とにかく「考えること」が好きでしたから、自分の得意なことや興味のある分野を突きつめたいとの思いから脳神経内科に進むことを決めました。東京慈恵会医科大学を卒業した後は母校の大学病院で研修を受け、そのまま脳神経内科講座に籍を置いて経験を積みました。
大学病院や関連病院で診療する中では、主に認知症・パーキンソン病・脳卒中といった病気の診療や研究に携わってきました。脳神経内科で扱う病気は幅広く、いまだ原因が解明されていない部分も少なくありません。そのため『協立内科・脳神経内科クリニック』を開業した現在も母校の大学に籍を残し、病気の早期発見・早期治療につながるような研究を続けているところです。

脳の病気のスペシャリストであり、ジェネラリストとして

中原 淳夫 院長

脳神経内科というと「脳の病気」を診る診療科だとお考えになる方も多いでしょう。もちろん私は脳を診るスペシャリスト(日本神経学会認定 神経内科専門医)ではありますが、同時に一人の患者さんの全身を診るジェネラリスト(総合診療医)でもあります。脳神経内科では運動・感覚・思考などを司る脳に加えて、脳の指令を手や足などの末梢神経に伝える脊髄、神経や筋肉の病気などを担当します。ご存知のように神経は全身に張り巡らされていますから、脳神経内科医は目・耳・骨などの各器官に加えて、糖尿病をはじめとした慢性疾患、気分の落ち込みなど精神的な症状まで幅広く診られるスキルが求められるのです。私自身、勤務医の頃からさまざまな患者さんを担当し、救急医療にも携わるなどして経験を積みました。
たとえば、頭痛やしびれなどの症状は原因を特定することが難しく、いろいろな医療機関にかかっても「分からない」と言われてしまったり、お薬を飲んでもなかなか良くならなかったりするケースが少なくありません。そうした患者さんについても、これまでに培った知識や経験をいかし、さらに各種検査で得られたデータを踏まえて、何らかの解決策をご提案できるものと思います。ご自分やご家族のことでお困りのことがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

認知症・しびれ・頭痛を柱に、専門性の高い診療を行う

中原 淳夫 院長

『協立内科・脳神経内科クリニック』という名前のとおり、当院では風邪をはじめとした日常的な病気の治療や生活習慣病の管理に加えて、脳神経内科領域の病気を専門的に診られることが特徴です。認知症については専門医・指導医の資格(日本認知症学会認定)を持っていることもあり、もの忘れ(認知症)・しびれ・頭痛を大きな柱に、つらい症状を少しでも和らげるお手伝いをしたいと思っています。また外来診療に加えて訪問診療にも対応し、地域にお住まいの方が生涯を通して安心して生活できる環境づくりに努めたいと考えています。
認知症・しびれ・頭痛といった脳神経内科で扱う病気は、症状が現れている原因を正しく見極めることがとても大事です。たとえば一口に認知症といっても、その中には「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「脳血管性認知症」などさまざまな種類があります。また、しびれの原因をきちんと把握できないまま治療をしても、症状の改善は期待できないでしょう。そのため当院では「診断をつける」ことに特に力を入れており、つらい症状に苦しむ患者さんに適切な「答え」をご提示したいと考えています。また、もしも「答え」が見つからない場合でも何らかの道筋をたて、問題を解決に導くお手伝いをしたいと思っています。

神経伝導検査装置を導入。高い診断力が強み

当院のようなクリニックの役割は、患者さんの訴えに耳を傾け、その方が抱える悩みやつらさを解消するべく尽力することです。そのために大切になるのが「診断力」であり、当院では症状の原因を突き止めるためにさまざまな機器を導入しています。たとえば手足のしびれを訴える患者さんについては、CT検査で脳の状態を確認するとともに、血液検査で内科的な病気の有無を調べます。このほかにも当院には超音波検査装置(エコー)やレントゲン装置といった機器が一通りそろっていますが、「神経伝導検査装置」を導入していることはクリニックレベルでは珍しいことかもしれません。
神経伝導検査を実施するためには、患者さんに大学病院などを受診していただき、検査のために1か月ほど待たなければならないのが一般的です。これに対して当院であれば、学会の認定専門技術師が常勤しており、最短で受診したその日に検査を受けていただくことが可能です。CT検査や血液検査にプラスして神経伝導検査を行うことにより、これまで原因が分からなかったものにも何らかの「答え」をご提示できるでしょう。また糖尿病、高血圧症などの生活習慣病に関しても、様々な診療方法を用意しており、必要であれば「血糖持続モニタリング」や「ホルター心電図検査」なども行い、お一人お一人ひとりに適した治療法をご提案したいと考えています。当院では近隣の方へ脳神経系専門の訪問診療を行っておりますが、通院が難しい患者さんには当院への送迎付きでCT検査を行っていることも特徴の一つと言えるでしょう。

これから受診される患者さんへ

『協立内科・脳神経内科クリニック』は「鷺ノ宮駅」から徒歩1分の場所にあります。
当院は日々の体調不良をご相談いただくほかに、もの忘れ(認知症)・しびれ・頭痛など脳神経内科領域の病気について専門的な診療を行っています。また感染症が疑われる患者さんには、一般の患者さんと一切接触しないような導線の感染症診察室をご用意しておりますので、安心してご受診ください。クリニックの隣には父が院長を務める『協立歯科』がありますので、連携しながら地域のみなさまの健康を支えていきたいと思っています。外来診療に加えて訪問診療も行っておりますので、何かお困りのときには遠慮なくご相談ください。



※上記記事は2023年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

中原 淳夫 院長 MEMO

神経内科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味&特技:ダイビング
  • 好きな本・作家:推理小説、ミステリー小説
  • 好きな場所:海、小笠原諸島
  • 好きな言葉、座右の銘:答えが出なくても道筋を作りたい

中原 淳夫 院長から聞いた
『レビー小体型認知症』

三大認知症の一つ「レビー小体型認知症」とは?

「レビー小体型認知症」はパーキンソン症候群の一種で、レビー小体という物質が脳内に沈着することでさまざまな症状を引き起こします。主な症状は、パーキンソニズムといわれる運動障害症状、幻覚、そして認知症です。もの忘れが気になり出すのにあわせて手足が動きにくくなったり、視界に「黒いもや」がかかったようになったり……こうした3つの症状が1年以内に次々に出現することが一般的です。

レビー小体型認知症と診断がついた患者さんであっても体に現れる症状はさまざまで、残念ながら「この薬を飲めばよくなる」といった治療薬はまだありません。そのためパーキソニズムが強く現れている場合はパーキンソン病と同じくドパミンを補充するお薬を使い、幻覚には抗精神病薬を処方するなどの対症療法が行われることが一般的です。

このようにレビー小体型認知症についてはまだ治療法が確立されておらず、今のところ発症を予防する明確な方法はありません。ただし、レビー小体型認知症を発症する10~20年前頃から嗅覚障害や自律神経障害(便秘など)が現れることが分かっており、今後の研究により病気のメカニズムが解明されることが期待されます。

グラフで見る『中原 淳夫 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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