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安田佳苗 院長

YASUDA KANAE

糖尿病の検査結果を当日にすぐ診断。患者に合ったオーダーメイド医療をチームで見守り地域医療に貢献する

東京慈恵会医科大学卒業後、都内の医院に常勤しながら複数の病院・医院で糖尿病外来を担う。2022年9月『あおと内科・糖尿病クリニック』開院。

■所属学会(認定医、専門医、指導医等資格)
日本内科学会(総合内科専門医、認定内科医)
日本糖尿病学会(糖尿病専門医、研修指導医)
日本医師会認定産業医

安田佳苗 院長

安田佳苗 院長

あおと内科・糖尿病クリニック

葛飾区/青戸/青砥駅

  • ●糖尿病内科
  • ●内科
  • ●内分泌内科
  • ●健診・検診

父の背中を見て人を治す仕事を志し、医学部の道へ

安田佳苗 院長

父が歯科医師で、幼い頃から、日々患者さんの治療をする父の姿を目の当たりにしてきました。自分の将来について、あまりはっきり意識したことはなかったのですが、私も人を治す仕事をしたいと思い、医学部に進むことにしたのは、やはり父の影響が大きかったのでしょう。
医学部卒業後は、スーパーローテートで2年間、内科のほか、外科、小児科、産婦人科、麻酔科、皮膚科で研修し、糖尿病・代謝・内分泌内科に入局しました。糖尿病を専門に決めた理由はいくつかあります。まず、糖尿病は罹患される方がとても多いこと、そして、三大合併症を代表として、多くの臓器と関わる全身病であること、などから、とても興味深く、かつやりがいのある分野だと思ったのです。また女性医師として、人生設計の中で長く医療に関わることのできる領域だとも思いました。入局後も、私を直接指導してくださった先生が、糖尿病について、大規模な集団を対象に、罹患者の分布や特徴、症状などの統計的な解析を行う「疫学調査」の仕事をされており、その研究に参加させていただいて、個人の患者を診るだけではない新たな側面に触れ、ますます興味が深まりました。長男を出産し育児休暇の後、お世話になった先生のご提案で、総合診療部の診療に従事いたしましたが、その経験は、全身を診る糖尿病診療にも活きていると思います。
その後、都内のクリニックの常勤を勤めつつ、複数の病院やクリニックで糖尿病外来を担当し、糖尿病の診療にも様々な形態があることを知り、自分なりのスタイルを表現したいと思いました。次男が大学生になって、子育てがひと段落したタイミングで、生まれ育った葛飾区にご縁があり、「あおと内科・糖尿病クリニック」を開業するに至りました。

糖尿病の検査は院内で迅速に結果を出し、オーダーメイド医療を提供

安田佳苗 院長

糖尿病代謝内科に入局してから、糖尿病の研鑽を積んできましたので、「あおと内科・糖尿病クリニック」では私なりにデザインを考えました。まず患者さんは多かれ少なかれ不安な気持ちで受診されますので、院内は落ち着けるような、温もりのある色調の内装にしました。診察室や検査室、トイレなどの配置も、糖尿病の診療に適した動線を考え、血糖関係の検査は全て院内ですぐに結果が出るようにし、その日のうちに患者さんの病状に合った医療を提供できる体制を整えました。
糖尿病は、他の生活習慣病と比べて、食生活や運動など、お薬以外の部分が占める比重が非常に大きい病気です。従って、検査値をもとに、患者さんの食事の内容や運動などについて助言をし、患者さん自身の意識に働きかけ、その上で最適のお薬を処方します。こうして、食事療法、運動療法、薬物療法を3本柱として、患者さんに合わせた、まさにオーダーメイドと言える治療を提供します。
また糖尿病の診療で重要になる合併症についても、神経障害の検査、尿検査、心電図、動脈硬化の検査、睡眠時無呼吸の検査、なども院内で提供しています。また私の妹が、近所で眼科を開業していますので、糖尿病による網膜症などが懸念される場合は、連携をとって対応できる体制にあります。

継続して通っていただくためチーム医療で患者を見守り続ける

安田佳苗 院長

糖尿病の治療は、一回の診療で完結するものではなく、患者さんの人生と長く向き合うものですので、「あおと内科・糖尿病クリニック」では、患者さんに継続して通い続けていただくということを大切に考えています。そのために、まず患者さんのお話をよく伺うことが必要です。食生活や運動習慣を含め、患者さんが普段どのような生活をしているのか、糖尿病をどのように捉えているのか、などは、患者さんが生活習慣を自分から改善しようという意識を持ってもらうために必要な情報ですので、時間をかけてお聞きし、きちんと把握する必要があります。そしてチーム全員で情報を共有し、長く患者さんに寄り添い見守ることができるようにします。
次に心がけているのは、丁寧な説明です。患者さんは糖尿病の専門家ではありませんので、検査結果の持つ意味はもちろん、なぜ食事療法や運動療法が必要なのか、この薬はどういう特徴があるので処方するのか、なぜインスリン注射をしなくてはいけないのか、などを、わかりやすく説明します。どのような検査や治療でも十分納得して受け容れていただくことが、通院を継続していただく上で大事だと思っています。また、患者さんへのお声がけも「治りました」という言い方で安心しすぎないように注意し、一方検査の結果が思わしくない時も、患者さんの努力をなるべく褒め尊重して、治療のモチベーションを保つようにします。そして、診療の間隔が開いても、「またあのクリニックを受診しよう」と思っていただけるように、スタッフ全員、笑顔で出迎え接するようにしています。
糖尿病で継続して通院されることにより、他の生活習慣病の予防や治療、早期発見にも役立ちます。これが「一病息災」で、私の好きな言葉です。こうして糖尿病を通じて、本当の意味での「かかりつけ医」になれたらと思っています。

受診のハードルを下げ、地域の総合診療としての役割を担いたい

体の不調や異変に気付いて「これ病気かな」と思っても、どこの科にかかればいいのかわからず、また紹介状も持たないで病院やクリニックを受診するのも躊躇するのではないでしょうか。そうしたハードルのために、糖尿病も含め、発見や治療が遅れてしまい、重大な結果になってしまうこともあります。「あおと内科・糖尿病クリニック」では、とにかく初期診療を奨励するために、こうした心理的なハードルを出来るだけ下げたつもりです。血糖値を測ったことがない、糖尿病かどうかわからないが気になる、という方、健康診断で異常値が出た、メタボリック・シンドロームの疑いと言われた、など、いわゆる「未病」の方も、まずは遠慮なくご来院ください。そのかたに適した検査や治療を提供します。もちろんすでに他院で糖尿病の治療を行なっているけど、不安がある、わからないことがある、という方も、気軽にご相談いただければと思います。
また総合診療部での経験から、どこにかかればわからない症状に、重大な病気が隠れていることも見てきておりますので、当院もそうした窓口として広く総合診療を担当したいと思います。まずは「お試し」のつもりで、お薬手帳や、過去の検診データをお持ちになり、ご受診ください。

これから受診される患者さんへ

「あおと内科・糖尿病クリニック」は京成電鉄青砥駅より徒歩3分、亀有新道沿いにあります。近隣にコインパーキングもありますので、お車での来院もしやすくなっています。糖尿病に関しては、特に専門性の高い医療を迅速に提供できる体制を院内に整えていますし、お一人お一人にあった治療方針の選択と、懇切丁寧な説明をモットーとしています。糖尿病以外の病気や検診での異常などについても、診療の入り口となりたいと思います。具体的な検査内容や、病気について皆さんの知りたいこと、などは、クリニックのホームページにわかりやすく掲載しておりますので、是非ご一読の上、気軽にご受診ください。


※上記記事は2022年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

安田佳苗 院長 MEMO

総合内科専門医 /糖尿病専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:料理・カルトナージュ
  • 好きな本:著者「藤原正彦」小説・エッセイ
  • 好きな音楽:藤井風
  • 好きな映画:SF・アカデミー賞作品
  • 好きな場所:上高地・知床
  • 好きな言葉・座右の銘:『一病息災』

安田佳苗 院長から聞いた
『糖尿病性腎症』

腎不全そして人工透析への発展も懸念。早期の治療で進行を阻止しましょう。

糖尿病性腎症は糖尿病の3大合併症のひとつです。
最初に出てくる異常値は尿中のアルブミンです。これが増えてくると今度は尿中の蛋白になります。この時期になると血圧が上がる事が多く、悪循環で腎機能が低下し、最終的には人工透析が必要になります。現在の日本では、人工透析の原因の第一位は糖尿病なのです。
糖尿病性腎症は、アルブミン尿の段階で血糖や血圧を厳格にコントロールすると、腎機能が回復することが知られています。また、蛋白尿が持続するようになっても、新しい糖尿病治療薬を組み合わせることで腎機能の低下を抑える、もしくは改善することもあります。まずは主治医に相談し、生活習慣の改善とともに自分に合った薬の選択をしてもらえるようにしましょう。

グラフで見る『安田佳苗 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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