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鈴木 康夫 院長

スズキ ヤスオ

IBD・難治性腸疾患を中心に、各種消化器病を専門に診療するクリニック

滋賀医科大学医学部卒業。千葉大学医学部第二内科に入局。トリニテイー大学(愛)留学を経て、帰国後、千葉大学医学部付属病院光学医療診療部副部長を務める。東邦大学医療センター佐倉病院で消化器病センター長、副院長等を歴任。2021年に『銀座セントラルクリニック』院長に就任(東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」10番出口より徒歩3分、東京メトロ銀座線「京橋駅」2番出口より徒歩4分、都営浅草線「宝町駅」A3出口より徒歩3分、京葉線・日比谷線「八丁堀駅」A3出口より徒歩10分)。

鈴木 康夫 院長

鈴木 康夫 院長

銀座セントラルクリニック

中央区/銀座/銀座一丁目駅

  • ●内科
  • ●消化器内科
  • ●肛門科
  • ●胃腸内科

医者ではなかった父に導かれ、この道に

鈴木 康夫 院長

医師を目指すようになったのは、父の影響が大きいと思います。父親自身は医師ではありませんでしたが、小さい頃から「人の役に立つ医者になれ」と言われ続けてきたのです。今思えば、それは父自身の夢だったのかもしれません。いつの間にか完全に刷り込まれてしまいまして(苦笑)、物心つく頃には自分も「医者になるべきだ」と思うようになっていたのです。なりたい職業に就くことができたわけですから、幸せなことだったと思っています。
大学卒業後、千葉大学医学部の第二内科に入局しました。今は臓器別に分けられていますけども、当時はナンバー内科と言われまして、私が所属した第二内科は、いわば総合内科といった趣でした。医局は免疫に代謝内分泌、それから血液を専門に診るグループ、そして私が所属した消化器と、大きな4つのグループが共存していました。同じ教室にいるわけですから、自然と他分野の知識も入ってきます。その後に在籍した東邦大学医療センター佐倉病院もこれまた総合内科でした。消化器だけではなく、内科の総合的な知識と視点が身につけられたことは、今に至っても大変有意義なことだったと思っています。

『銀座セントラルクリニック』は2020年に開院いたしました。私の専門であるIBD(炎症性腸疾患)の患者さんは、全国からお越しになります。銀座は交通の要衝となっている集合点のような場所ですから、皆さんの利便性を考えても非常に良いところにクリニックを構えることができたと感じています。

難治性腸疾患の専門クリニック

鈴木 康夫 院長

胃腸の病気については、あらゆるものを拝見していますけども、中心となるのは潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管型ベーチェット病といった難治性の炎症性腸疾患の患者さんです。これらの疾患は専門的な知識が必要となりますので、診ることのできるドクターは限られているというのが現状です。私は平成元年に日本に帰国後、ずっとこれらの疾患を専門に診てきました。また厚生労働省のIBD研究班の責任者も務めさせていただきました。その経験と知識をクリニックで役立てていきたいのです。
私の経歴からもお分かりになるように、これまでIBDは大学病院等の大きな医療機関でしか治療を受けられない状況にありました。しかし最近では、有効な治療法が次々と発見され、専門的な知識と経験があれば、クリニックにおいても十分に治療が可能になってきたのです。手術や特殊な機器を用いての検査が必要な場合においては、提携している大学病院と連携を取りながら対応しております。患者さんが困らないよう、この疾患の治療の要としてクリニックを機能させていきたいと考えています。

患者さんの日常生活に支障をきたすことがないよう

鈴木 康夫 院長

残念ながらIBDを完全に治す方法は現在でも見つかっていません。単一の原因ではなく、いくつもの複合的な要因が重なって起こることはわかってきていますが、その複合する要因は1人ひとりの患者さんによって違います。研究が進めば進むほど複雑な疾患だということがわかってきていますが、だからこそ難しい疾患だとも言えます。私たちの目標とは、患者さんの日々の生活にできるだけ支障がないようにすること。もちろん、最終的な目標は腸を完全に正常な状態に戻すことですが、最良の目標として、大事な日常生活が無事に送れるよう持っていくことなのです。
IBDの1つに、クローン病という疾患があります。一昔前まで、クローン病を患うと妊娠ができないという状況にありました。それが今では、この疾患においても有効な治療方法が見つかり、妊娠も問題なくできるようになったのです。実際、当クリニックにも臨月を迎えた妊婦さんがいらしてくださっています。クローン病に限ったことではなく、IBDは早期に診断をつけ、早期に治療を開始することでコントロールが容易になってきます。不調が長く続くようでしたら、専門のクリニックで検査を受けることをお勧めします。

苦痛をできるだけ抑えた内視鏡検査を実施

IBDの患者さんは定期的な内視鏡検査が必須なのですけども、通常の方よりも痛みを感じやすいために検査を忌避される方が少なくありません。私はこの30余年、受け持った患者さんの内視鏡検査を自らおこなってきました。それこそ、この疾患を持つ患者さんばかり検査をおこなってきたわけでで、言葉にするのは難しいのですが、コツのようなものを会得していると思っています。だからこそ、他の医療機関で検査を受け、耐え難い苦痛を感じ、「二度とやりたくない」と仰っていた患者さんが毎年検査を望んでくださるのでしょう。内視鏡自体、私より腕の良い先生はたくさんいらっしゃると思いますけども、ことこの分野については一日の長があると自負しています。

これから受診される患者さんへ

『銀座セントラルクリニック』では、LINEで症状のご相談や予約の変更等を24時間、受け付けています。炎症性腸疾患は刻々と病状が変化することがありますので、そうした際の心強いツールになっていると考えています。
炎症性腸疾患は、全身に影響が及ぶ疾患です。お腹の症状はもちろん、肛門に病変があったり、口内炎や関節の症状が長く続く場合には是非ご相談ください。仮に空振りであってもそれは幸いなことですから、まずはご連絡いただければと思います。また現在、他医療機関で治療を受けておられる方で、もう少し現状を改善したいという方もかかりつけの先生とご相談の上、一度診させていただければと思います。専門家として責任を持って拝見し、1日でも早く日常の生活が滞りなく送れるよう、努力してまいります。

※上記記事は2022年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

鈴木 康夫 院長 MEMO

  • 出身地:千葉県
  • 趣味:音楽鑑賞、映画鑑賞
  • 好きな作家:太宰治
  • 好きな映画:『道』『ニュー・シネマ・パラダイス』『冒険者たち』/オードリー・ヘップバーン主演作品
  • 好きな音楽:オールジャンル
  • 好きな場所・観光地:京都
  • 好きな言葉・座右の銘:「目線は低く、志は高く」
  • 出身大学:滋賀医科大学

CLINIC INFORMATION