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飯森 洋史 院長

HIROFUMI IIMORI

全人的医療の導入で「もう治らない」と考えていた患者さんへ希望の光を

埼玉大学理工学部を卒業後、富山医科薬科大学に入学。日本大学第一内科(心療内科)を経て、2000年6月に『飯森クリニック』を開院(JR中央本線「武蔵小金井駅」を出てすぐ)。

飯森 洋史 院長

飯森 洋史 院長

飯森クリニック

小金井市/本町/武蔵小金井駅

  • ●心療内科
  • ●内科
  • ●アレルギー科

人間への興味が医学の道を拓くことに

飯森 洋史 院長

一番のきっかけは、人間が好きで、人間について常に考え続けたかったことです。医学部に進む前、理工学部で土木工学を学んでいました。土木工学を専攻したのは、人間と自然の関わりに強い関心を持っていたからですが、人間が自然に手を加える意味を問うのではなく、物づくりに終始し、物を作ることにだけ喜びを感じている土木技術者の在り方に失望し、人間にとって一番大切なことは何かを問うても是認される医学の道へ進んだのです。
私は埼玉大学時代の卒論で、土木工学を学際的に考える土木哲学を学びましたが、医学を学ぶようになってからも、結局は医学を学際的、即ち、心理学、社会学、哲学、倫理学などの関連領域についても考える、心療内科を専攻することになった訳です。
『飯森クリニック』は2000年に開院いたしました。「もう治らない」「あきらめた」と思われている患者さんも、全人的に考えることで必ず道が開けることを信じて診療を続けてまいります。

身体的・精神的な症状の両方にアプローチしていく

飯森 洋史 院長

当院を受診される患者さんは、勿論、小金井周辺にお住まいの方も多くいらっしゃいますが、関東近郊から来院される方も少なくありません。遠くは大阪や岡山など、全国各地からもいらっしゃっています。全体の傾向として多いのは、うつ障害領域の方や不安障害領域の方が目立ちますが、アレルギー領域、もちろん心療内科領域(心身相関が認められる内科疾患)の方も多いです。
そもそも、うつ症状や不安症状には精神症状の他、身体症状も伴っている場合が非常に多く、逆に身体症状、例えば、「痛み」や喘息発作はうつ症状や不安症状の要因にもなります。ですから、その両方についてアプローチしていく必要があるわけです。私は内科医としても研鑽を積んでまいりましたし、精神科の領域についても研鑽を積み、新薬等も有効ならば何処よりも早く積極的に導入しています。効果が確かなあらゆる方法を尽くし、改善の方向に持っていければと考えています。
また、私が進学した富山医科薬科大学(現富山大学)には和漢診療部があり、漢方が非常に盛んでしたが、漢方は心と身体を一緒に考える「心身一如」という理念に基づいており、これは心療内科にも通じる精神であり、心療内科を専攻したあとも、漢方も積極的に治療に用いています。

全人的医療をモットーとして

飯森 洋史 院長

私の出発点は、学生時代に参加した全人的医療を考える会に端を発します。当クリニックは全人的医療を特徴としており、内科領域、精神科領域他、様々な領域の西洋薬、漢方薬、心理療法(催眠療法、EMDR、認知行動療法、動作療法、精神分析、コラージュ療法など)そしてニューロフィードバック療法、栄養指導など生活に関わる全てのこと、運動、趣味、生きがいなどを問題にします。
そもそも、症状というものは無意識下で起こるものです。催眠療法で説明すると、例えば、人前に立つとドキドキしてしまうという症状は意識して起こるものではありませんから、それを止めようとして「落ち着け、落ち着け」と意識に働きかける方法で言い聞かせたところで止まりません。このような無意識下で起こる症状をコントロールするには、「大丈夫」というような暗示が催眠トランス下で有効に働きます。元来、人間の身体は生存に有利に働くようにできていますが、長年の経験が雑念となって邪魔することがあります。雑念は前頭葉で起こりますが、催眠トランス下では、fMRIの結果から前頭葉の血流が低下することがわかっています。そのような状態ですと暗示が前頭葉の雑念に邪魔されず、葛藤の首座である前部帯状回に直接届くようになる訳です。催眠療法を扱っている医療機関は少ないかと思いますが、人に備わっている生来の能力を喚起することで症状が改善される訳です。

その人を知ることが症状の改善の早道に

患者さんがどのような日常生活を送り、どんなものに興味を持ち、何に生きがいを感じておられるか、といったことを把握することも大変重要です。生活習慣を改めましょうと言ったところで、その方がどこに価値観を置き、なぜその生活のパターンになっているかが分からないのでは、実効性に乏しいのです。だからこそ、患者さんの話にしっかり耳を傾けることが必要です。診察中、時には笑い声も聞こえるでしょうし、はたから見れば、診察なのか雑談なのか分からないかもしれません(笑)。ですが、その何気ない雑談の中から解決の糸口が見出せるのです。薬としての医師(治療的自己)であるならば、会話をするだけでも良い効果が得られる可能性があります。ボクシングのボディブローのように、小さなストレスの積み重ねが意外と身体に影響を与えています。例えば、普段、本人が思うように会話ができていないとか、通勤の際の満員電車が嫌だとか、そういった些細に思えること(日常の苛立ち事) が重なって症状を引き起こしていることもあるわけです。目の前の症状だけにとらわれていては、病気が解決に向かうとは限りません。あらゆる角度から観察し、多角的なアプローチを試みることが大切です。

これから受診される患者さんへ

来院された患者さんからは「もっと早く来ればよかった」というお言葉をよく聞きます。当クリニックは、西洋医学と東洋医学、心理療法、ニューロフィードバック療法をはじめ、様々な角度から病気を見つめ、症状を緩和するための多角的なアプローチをおこなっています。「もう治らない」とあきらめず、どうぞ一度ご相談ください。

※上記記事は2020年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

飯森 洋史 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:カラオケ、加圧トレーニング、ウォーキング
  • 座右の銘:この道より我を活かす道なし、この道を歩く
  • 好きなアーティスト:「米津玄師、あいみょん、YOASOBI、superflyから石原裕次郎まで幅広く」

グラフで見る『飯森 洋史 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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