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似鳥 純一 院長

JUNICHI NITADORI

低線量CTによる肺・心臓検査を中心に
みなさまの「人生100年」を支えていく

大学卒業後、呼吸器外科を専門に研鑽を積む。国立がん研究センターで診療・研究に従事するほかアメリカ留学を経験。 東京都健康長寿医療センター 呼吸器外科部長を経て、「根津駅」そばに開業。

似鳥 純一 院長

似鳥 純一 院長

似鳥クリニック

文京区/根津/根津駅

  • ●内科
  • ●呼吸器内科
  • ●循環器内科
  • ●小児科
  • ●健診・検診

自分の技術で患者さんを救うため、呼吸器外科医として研鑽を積む

似鳥 純一 院長

私が医師になることを意識するようになったのは高校2年生のとき、友人が医学部を目指していることを知ったときでした。当時はまだ、理系に進むか文系に進むか決めかねていたのですが、友人の言葉をきっかけに中学時代のある出会いを思い出し、私の中で「医師」が選択肢の一つになったのです。実は、私はずっとスキーを続けていて、中学2年生のときに初めて、日本てんかん協会が主催するスキー教室のボランティアに参加したんですね。このときにお会いした小児科の先生が素晴らしいお人柄で、私の中に「先生のようになりたい」という気持ちが芽生えました。また私自身、病気になるのはなぜか、障がいがある人とない人の違いは何かなど、「人間」に対する興味が強かったものですから、ひと足先に医師になった従兄の背中を追うようにして医学部に進学しました。
自分の専門分野に「外科」を選んだのは、自らの技術で患者さんを救いたいという気持ちがあったこと、また、学生時代に見学させていただいた手術の素晴らしさに感銘を受けたためでした。外科の中でも肺や心臓の病気を専門にして、国立がん研究センターをはじめとした医療機関で診療・研究にあたるほか、米・ニューヨークへ留学して肺がんの研究に携わった時期もありました。振り返ると、子供の頃からラジオを組み立てるのが好きでしたし、不具合の原因を見つけて修正する作業も得意でした。そうした意味では、病気の原因を探り、病気の原因を取り除く「医師」という職業は、私にとって天職と言えるのかもしれません。

肺がんの早期発見を目指して、低線量CTを導入

似鳥 純一 院長

ここ根津には、私の祖先が江戸時代から住まいを構えていました。そんなゆかりある町に『似鳥クリニック』を開業できたことに不思議なご縁を感じつつ、この場所から私が信じる医療、目標とする医療を発信していきたいと考えています。
医師になってから20年あまり、私は肺がん患者さんの診療を中心に経験を重ねてきました。この間、医学は進歩を続けながらも、肺がんは依然として日本人のがん死亡数第一位であるのが現状です。会社にお勤めの方などは、年に一度の健康診断で胸のレントゲン撮影をなさいますよね。病気の早期発見・早期治療のためにも定期的な検診が推奨されていますが、ごくごく初期の肺がんはレントゲンに写らないことが多いもの。レントゲンで肺がんが分かり、治療出来る方は3分の2程度、それ以外の方はステージ4で見つかるというデータがあるほどです。一方、欧米各国の調査によると、レントゲンに比べてより多くの情報を得ることができるCT検査を実施することで、肺がん患者さんの死亡率が2~3割程度低くなることが分かっています。それならば、日本でも早急にCT検査を実施するべきなのですが、ここで問題になるのがCTのX線量です。一般的なCTは、レントゲンの60倍ものX線量があると言われますから、CT検査によるリスクについても議論する必要があるわけです。しかしながら近年、こうした課題をクリアする「低線量CT」が開発され、この機器の登場が私の開業を後押ししてくれました。今の日本の医療システムに一石を投じる、と言ったら大げさかもしれませんけれど(笑)。このクリニックを拠点にして、低線量肺がんCT検診がこれからのスタンダードになるように、積極的に発信していきたいと思っています。

スピーディな検査と確実な診断、安心の医療を提供する

似鳥 純一 院長

従来のレントゲンのX線量に引けを取らない低線量CTは、肺がんの早期発見に役立つだけではありません。肺のお隣にある心臓をとりまく冠動脈の狭窄、動脈硬化などを評価する際にも活用することができるのです。これまで、冠動脈の状態を知るためには、足の付け根部分からカテーテルを挿入するなど、入院を伴う検査が必要でした。一方、当院の低線量CTであれば、カテーテルを挿入する必要がありませんので、従来の検査に比べて時間的な負担も体への負担も少ない検査と言えます。
大学病院などを受診すると、検査まで数週間待ち、結果が出るまで1ヶ月待ち、手術はそのまた1ヶ月後というケースも少なくありません。せっかく医療機関を受診したと言うのに、治療や手術のタイミングを逸してしまう可能性があるわけです。一方で、当院であれば受診したその日のうちに検査をして、おおむね1時間程度で結果をお伝えすることができますし、肺の検査と心臓の検査を同じ日に行うことも可能です。もしも必要があれば適切な医療機関へご紹介いたしますし、何も問題がなければきちんとした根拠を示して「大丈夫です」と言ってさし上げることができるでしょう。大学病院などに比べると規模の小さいクリニックかもしれませんけれど、みなさまに安心してお帰りいただくための「医療の質」という部分については、大いに自信を持っています。

高い専門性と幅広い診療により、「人生100年」を支える

これまで培ってきた知識や経験を地域医療に役立てようと開業しましたので、クリニックの柱になるのはやはり、呼吸器内科ということになるでしょう。一方で、子供から大人、ご高齢の方まで、この地域に暮らすみなさまの健康を支えるという意味では、心臓や血管の病気を診る循環器内科や小児科の診療も欠かせません。開業にあたっては、それぞれに高い専門性を備えた先生にお越しいただくことで、すべてにおいて質の高い診療ができる体制を整えました。
私自身、娘を持つ父親として、子供たちの健やかな成長を見守っていきたいと思いますし、高脂血症や糖尿病をはじめとした生活習慣病をコントロールすることで、病気を未然に防ぐお手伝いをさせていただきたいと思います。人生100年と言われる時代、ご自分の健康に興味がある方にも、そうでない方にも、正しい情報をお伝えしていきたい。そのためにも、難しい専門用語などは使わずに、時には絵を描いてお伝えするなど、どなたにも分かりやすい説明を心がけています。

これから受診される患者さんへ

『似鳥クリニック』は、「根津駅」から歩いて2分ほどの場所にあります。
3階建ての建物の1階には、受付のほかに低線量CTなどを備えた検査室があり、2階が内科、3階が小児科と、診療科ごとにフロアを分けています。新しい建物ではありますが、窓に組子をあしらうなど、根津の街並みに馴染むような、ホッとリラックスしていただけるような空間づくりを心がけました。エレベーターを設置するなどバリアフリーにも配慮しているほか、小児科フロアには隔離室や授乳室もご用意しておりますので、小さなお子さんからご高齢の方まで、安心して足を運んでいただきたいと思います。

※上記記事は2019年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

似鳥 純一 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:ゴルフ、スキー、スノーボード
  • 好きな作家:椎名誠
  • 好きな映画:ショーシャンクの空に
  • 好きな言葉:人事を尽くして天命を待つ
  • 好きな音楽:J-POP
  • 好きな場所:根津、東京、ニューヨーク

グラフで見る『似鳥 純一 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION