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藤井 明子 院長

AKIKO FUJII

病児保育と発達障害療育も、お子様の心と身体の成長と子育てをトータルサポート

北里大学医学部卒業後、東京女子医科大学医学系大学院を修了。同大学病院や市立病院を経て、約7年間長崎県立こども医療福祉センターで発達障害や神経系の疾患に携わり経験を積む。2019年、桜新町駅近くに『さくらキッズくりにっく』を開院、院長に就任。

藤井 明子 院長

藤井 明子 院長

さくらキッズくりにっく

世田谷区/桜新町/桜新町駅

  • ●小児科

小児科外来だけでなく、育児支援ができる複合施設を開院

藤井 明子 院長

3歳の頃、風邪をひいた母の為にお医者さんになると言っていたようで、物心がついた時から困った人を放っておけない子供だったそうです。中学校三年生の時に、ある医師のドキュメンタリー小説を読んで感動し、自分も医師として人と関わる仕事をしたいと思うようになり、北里大学医学部に入学しました。
学生時代に教会の日曜学校のスタッフをしていたのですが、当時担当していた子供が亡くなるということあったんです。親よりも先に子供が亡くなる事実に衝撃を受け、子供を救いたいという気持ちから、全身を総合的に診ることのできる小児科へ進むことを決意。大学卒業後は東京女子医科大学医学系大学院を修了しました。その後、大学病院での経験を経て、長崎県立こども医療福祉センターで約7年間小児神経を専門に発達障害やてんかんを中心に多くの症例に接し、経験を積んで参りました。小児一般だけでなく発達が気になるお子さんや子育てをしている親御さんの生活に寄り添った医療がしたいという思いがあり、2019年、桜新町駅近くに「小児科、病児保育、療育」に対応できる複合施設、『さくらキッズくりにっく』を開院し、院長に就任致しました。小児科や専門外来は、『さくらキッズくりにっく』で診療をおこない、同じフロアに併設している、病児保育室「さくらんぼ」と発達外来・発達支援室「あおぞら」と連携してお子様の健康と成長のサポートをおこなっています。

お子様の症状にじっくり向き合い、病児のお預かりにも対応

藤井 明子 院長

当院では、小児一般の診療や予防接種、乳幼児健診をはじめ、発達外来の食物アレルギー、夜尿症などの専門外来を扱っております。主に、風邪、胃腸炎、アレルギー疾患、低身長などの症状でお越しになる方が多くみられます。二診体制を採用しており、時間をかけてみていく必要のある慢性的な健康問題に対しては「じっくり専門外来」を設けています。お子様の症状によっては生活での取り組みが改善の鍵となりますので、単に診断して終わりではなく、ご自宅でできる対策などアドバイスを含めてお時間をとってお話できるようにしています。
予防接種と乳幼児健診では、生後2ヶ月のワクチンデビューで初めてクリニックにお越しになるお母さんへ、赤ちゃんの正しいスキンケアの指導や、6ヶ月健診では離乳食についてなど、落ち着いて育児相談がしやすいように午後に専用の時間を設けています。小児科専門医として、全てのお母さんが育児に対して不安にならないように、一つ一つ丁寧にお伝えしています。
また、地域柄働く親御さんが多いので、お仕事をしながら子育てをしている方の力になりたいという思いで、病児保育室「さくらんぼ」を併設。私自身も過去に病児保育施設を何度も利用していてお世話になっており、お世話になった分恩返しができればと、安心してお子様を預けることのできる保育施設をモットーにしております。ご利用対象年齢は生後10ヶ月~小学校3年生までのお子様で、ご利用にあたっては登録制、予約制となります。1~3歳前後で、保育園でお風邪をもらう年頃のお子様のご利用が多く、麻疹(はしか)・流行性角結膜炎(はやり目)以外の症状であればご利用頂けます。特設サイトより予約状況を確認頂き、お電話で予約を承っています。「さくらんぼ」では3つのお部屋に分かれており、お子様の症状により隔離が必要な場合はお預かりできる人数が変動することはありますが、なるべく柔軟に対応をしていきたいと思います。

一人一人に合う療育でお子様の成長を見守る

藤井 明子 院長

発達外来・発達支援室「あおぞら」では、「言葉の遅れ」、「行動が落ち着かない」、「集団生活に馴染めない」など、お悩みの症状や年齢は様々です。発達のおくれの症状は、お母さんの子育てに対する不安と切っても切り離せない問題です。お話を伺うと、ご自分のお子様が他のお子様と違うと感じる感覚があり、そう思うが故に普通の育児もできなくなってしまい、手探り状態のお母さんが多くみうけられます。発達支援室はお子様への療育だけでなく、お母さんご自身がお子様との接し方を学ぶ場でもあります。発達支援室「あおぞら」では、母子分離スタイルで、お子様の実際の行動とそれに対する療育士とのやりとりを、別室でタブレットを通じてお母さんに見てもらい、解説をして、ご自宅でも実践できるように、お子様との関わり方のアドバイスや遊び方を工夫する指導をおこなっています。お子様自身が人との関わり方の経験を積み、楽しみとして感じていくと、反応をするようになり、変化がみられるようになりますので、療育は1回で終わりということではなく、継続をしていくことが望ましいと考えています。療育を受ける頻度や、どこまで続けるかについてはお母さんと都度相談をしながら進めておりますので、ご安心ください。
また、1対1の「個人療育」と2~3名の「グループ療育」があります。例えば、就学前や幼稚園年長になり、大人がいる前ではいい子でいられるのに、同じくらいの年齢のお子様同士で集まると上手くできないという場合、「行動面が落ち着かない」、「周りのお子様の行動に影響されてしまう」など集団でないとみられない反応がありますので、対子供同士のやりとりの仕方・社会性(ソーシャルスキル)を学ぶ為、グループ療育を設けております。まずは発達外来でお話をお伺いし、必要に応じてお子様にあった療育プランを提案しておりますので、お母さんお一人で悩まずにお気軽にご相談頂きたいと思います。

都会で生きるお母さんの子育てをサポートしたい

私自身、現役育児中の3児の母です。私が子育てをしている中で大事にしていることは「子供が楽しいと思うことを一緒にする」こと。最近、子供にとって何が楽しくて、どう遊んだら良いのか分からないという悩みを抱えているお母さんが多いように感じます。長崎から東京へ戻った際に、都会での子育てはお母さんにとって難しいことが多いと身をもって感じました。都会は、自然と触れあえる公園、無料で開放している施設など、お子様がのびのびと遊べる場所が限られています。だからこそ、お母さんの育児支援に力を入れて取り組みたいと思っています。お子様の病気のことだけでなく、どんな些細なことでも構わないので、悩んで疲れてしまう前に相談して欲しいと思います。お母さんが少しでもリフレッシュできる場として、育児サロン「結カフェ」を定期的に開催していますので、ご参加頂けると嬉しいです。また、育児サロンに行くほどでもないが、相談してもいいのか分からないような些細な質問や気になっているお悩みがある、というお母さんはたくさんいらっしゃると思います。「お子様の肌の乾燥が気になる」、「寝る時に鼻が詰まるようで毎回吸うべきなのか」など、予防接種や乳幼児検診など、クリニックでお会いできる際には、そういったお話や質問をしやすい環境作りを心がけています。

これから受診される患者さんへ

お子様は私たち大人と違った視点で物事を見て、感じたことを伝えてくれます。一人一人とても純粋な気持ちとアイディアに溢れています。彼らの個性や良いところは活かし、成長して欲しいと願っています。育児はお母さんお一人で抱える問題ではなく、相談できる人がいて、相談できる場所があります。当院は、みなさまが安心して当院にお子様の診療をお任せでき、お子様との遊び方や接し方について常に発信し続ける存在でありたいと思っています。一緒に働くスタッフもここで多く学び、私たちを含め関わる全ての人が幸せであることが何よりも大事なことです。小児科医という立場の前に、人として、子供を持つ母として、これからも育児中のお母さんに寄り添い、私たちの取り組みがより子育てのしやすい社会へと変わっていく為の一歩になることを願っています。

※上記記事は2019年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

藤井 明子 院長 MEMO

小児科専門医 /小児神経専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:子供と絵本を読むこと、工作をして遊ぶこと
  • 好きな作家:村上春樹
  • 好きな映画:『プーと大人になった僕』
  • 好きな言葉・座右の銘:『しなやかに、たくましく』(折れないしなやかさ、芯がありたくましくあること)
  • 好きな場所:みんなが集まる自宅のリビング

グラフで見る『藤井 明子 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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