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力石 辰也 院長

TATSUYA CHIKARAISHI

未来につづく、今を診る。
私たちは、人と社会の幸せをめざす、街の医療チームです

北海道大学医学部卒業。北海道大学およびその関連病院に勤務。聖マリアンナ医科大学病院等を経て、2020年4月より『練馬在宅クリニック』院長に就任(西武線/都営地下鉄大江戸線「練馬駅」より徒歩7分)。

力石 辰也 院長

力石 辰也 院長

練馬在宅クリニック

練馬区/中村北/練馬駅

  • ●内科
  • ●小児科
  • ●泌尿器科
  • ●訪問診療

もっと近くで高齢者を診ていきたい

力石 辰也 院長

泌尿器科を選択したのは、それが最もかっこいい科だと思ったからです。一般の方からすると、泌尿器科は男性性器だけを扱う科、というイメージかもしれません。ところが実際は副腎から始まり、腎臓、尿管、膀胱とあって、それのみならず全身を診る必要性もあります。子供からご高齢の方まで、あらゆる人に必要とされるジェネラルなところも含めて、「かっこいい」と思ったんですね。

北海道大学では腎移植グループに籍を置き、その後、聖マリアンナ医科大学病院に移ってからも手術を中心に診療をおこなってきました。 2019年より在宅診療に携わるようになったのは、外科医としてのキャリアに一区切りがついたと思えたことと、もっと身近にご高齢の方々を診ていきたいと考えたからでした。これまでの経験を生かしながら、医師として最後に奉公できる仕事が在宅診療だと考えたのです。

安心してお家で過ごしていただくために

力石 辰也 院長

患者さんは慢性疾患を抱えた方がほとんどで、がんの終末期の方も一定数おられます。がん患者さんと、そうではないご高齢の患者さんとでは対応は違ってきますが、共通しているのは、最後まで安心してお家にいられるように、ということ。それこそが、私たちが目指すものです。患者さんとのお話の内容は病気だけではなく、ちょっとした世間話にも及びます。病気の話一辺倒では信頼関係は築けません。できるだけ心を開いて話してもらえるよう、まずこちらから打ち解け、その上で痛いこと、辛いこと、して欲しいことをお聞きし、患者さんやご家族の希望に添えるよう気をつけています。
在宅診療では、いわゆる介護職の方々とのコミュニケーションも欠かせません。ケアマネジャーさんや訪問看護師の方々こそ、患者さんの最も身近にいて、一番よく知っておられるわけですから、常に意見交換できる関係を築いておく必要があります。この地域では、中村橋地域包括ケアセンターで開かれている勉強会など、あらゆる機会を通じて、常日頃から円滑にコミュニケーションがとれるよう心がけています。

泌尿器科医としての経験を生かして

力石 辰也 院長

尿道留置カテーテルの処置や排尿障害、蓄尿障害などは、泌尿器科の領域であり、長年扱ってきていますので、その経験と知識が大いに役立つところと考えています。例えば畜尿障害は、尿が膀胱内にたまり、我慢ができず漏れてしまったり、あるいはトイレに行くのが頻回になる症状を指します。蓄尿障害は出産を経験している女性で、骨盤底筋が弱くなってしまっている方によく見られると言われています。夜間頻尿なども同様ですが、生活のアドバイスに加え、薬物療法が治療の基本となります。症状を上手にコントロールしていくには、医師として一定程度の経験と知識が必要になりますので、その部分は私自身の強みかなと思っています。

時と場合によって柔軟に対応していく

疾患によっては専門の病院にかかった方がよいものや、詳しい検査が必要なケースもあり、すべての疾患がお家で診られるわけではありません。そのため、お家での診察・治療で大丈夫なものか、病院に行ったほうがいいのか判断することを常に意識しています。
今の時代、幸いなことにインターネット環境があれば、仮に自分の中に知識がなくとも、調べて情報を集めることができます。もちろん正しく活用するには広範な知識が必要になりますが、そこに臨床医としての経験も加え、在宅診療で安心して過ごしていただけるのか、専門医や急性期病院へのご案内するべきかを考えながら、日々の診療をおこなっています。
在宅と決めたから絶対に在宅、というわけではないのです。必要な時には病院に行き、元気になったらまたお家に戻ってくるという感覚でいいのではないでしょうか。

これから受診される患者さんへ

訪問診療の敷居を高く思われている方は少なくないと思われますし、そもそもこうした制度があることをご存じない方もいらっしゃることでしょう。訪問診療が必要になったら、また聞きたいことがありましたら、何なりとご相談ください。「医者の出前」だと思い、気軽にお声を掛けていただければと思います。

力石 辰也 院長 MEMO

  • 出身地:新潟県
  • 趣味:「横浜ベイスターズ!」
  • 好きな本・作家:聖書/村上春樹
  • 好きな映画:『ショーシャンクの空に』
  • 座右の銘:「一隅を照らす」
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな場所:横浜スタジアム

力石 辰也 院長から聞いた
『前立腺がん』

恐れる必要はあるが、必要以上に恐れる必要はない

前立腺は膀胱の下に位置する男性にしかない臓器で、前立腺がんはその臓器に発生するがんです。この疾患は目立った症状がなく、PSA検診によってほとんどの方が判明します。検診の数値が高ければ、がんの疑いが高いと考えられ、前立腺の組織の一部を切り取って生検をおこない、診断が確定します。
治療の方法はステージや年齢によって変わってきます。比較的若い世代、5、60代までであれば、前立腺の摘出手術や放射線療法によって根治を目指します。前立腺がんは骨に転移することがありますから、その場合には化学療法や抗男性ホルモン療法が選択されます。
前立腺がんは歳をとるに従い増えていきますが、抑えておきたいのは、その進行が非常にゆっくりだということ。PSAがまだなかった時代、様々な理由で亡くなった方を解剖すると、治療してない前立腺がんが多数見つかったという報告がありました。これは何を意味するかというと、“がん”であったけども、その人の人生に影響を与えていなかったということなのです。それを考えれば、80歳を過ぎて検診を受ける必要はほぼないと言っていいでしょう。
前立腺がんは治療を受ければ治る可能性が非常に高いがんです。その意味では、若い方は検査を受けられたほうがよい。きちんと恐れる必要はありますが、必要以上に恐れる必要はないということを知っていただきたいですね。

グラフで見る『力石 辰也 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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