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溝口 徹 院長

TORU MIZOGUCHI

不足している栄養を補う食事療法で
身体や心の不調を改善し、薬に頼らない元気な毎日を

神奈川県出身。1990年福島県立医科大学卒業。横浜市立大学医学部付属病院、国立循環器病センター勤務を経て、神奈川県藤沢市に溝口クリニック(現辻堂クリニック)を開設。2003年、日本初の栄養療法専門クリニック『新宿溝口クリニック』を開設。

溝口 徹 院長

溝口 徹 院長

新宿溝口クリニック

新宿区/新宿/新宿御苑前駅

  • ●心療内科
  • ●精神科
  • ●内科

栄養学に出会い、ペインクリニックから栄養療法の医院へ

溝口 徹 院長

高校を卒業して、自分の将来についてじっくり考える時期がありました。そんな中浮かんだ選択肢は化学の教師か医師だったんです。一方、私の親戚やいとこには医師が多く、どちらの道に進むべきか悩んでいたところ、いとこから「医者はとてもいい仕事だよ」などとアドバイスしてもらい、医者になることを選択したのです。
麻酔科を専門として色々な病院で勤務をしていましたが、自分の医院を持つために開業。当初は麻酔の専門知識を活かしたペインクリニックでした。大学病院で務めていた頃は、大きな病気や痛みを持った患者さんが多いので、ペインクリニックの技術を使って痛みを抑えることで問題がなかったのですが、開業した医院に来られる方というのは慢性疼痛の方がほとんどなんです。
原因のわからない患者さんやうつ病の患者さんに「栄養」という視点を入れて治療してみると「痛みが軽減した」「とても辛かった症状が楽になった」とおっしゃって。「痛みや精神的に不安定な状態が続くのには、こんな栄養の問題があったんだ」ということに気づくことができました。そこから栄養について更に知識を深め、栄養専門のクリニックとして開設をした、というわけです。

欠乏症と診断されるよりもずっと手前の段階から栄養が不足している

溝口 徹 院長

栄養不足で代表的なものに「鉄分」が挙げられます。特に女性は貧血になりやすいので、鉄分の多い食事を取りましょう、などという話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。この鉄分に関してなのですが、一般的な病院でも血液検査をして基準値を下回ると「貧血ですね」という診断になります。ですが実は「貧血」と診断されるのは最終的な鉄欠乏。診断される程の数値になるよりも、ずっとずっと手前の段階から鉄不足による症状というのは発生している場合があるのです。疲れやすい、冷える、などの慢性的な症状で悩んでいる方も、鉄分の多い食事を取ったりサプリメントを服用したりすることで、元気になれるんです。
また、不妊の原因の一つとして栄養不足の問題があるんです。「栄養状態が悪いので、今妊娠しても身体が辛いから半年ほど不妊治療をお休みして、栄養状態を整えながらのんびりしていてみてはいかがですか?」とアドバイスして、患者さんものんびりすごしていると・・・治療をお休みしている間に自然妊娠した、という方は沢山いらっしゃるんです。一般的に考えて、栄養の足りていない女性は妊娠し辛い、というのは感覚的にわかりますよね。でも「欠乏症でなければ栄養は足りている」という風に認識してしまっているために、身体や心に不調がでていても原因がわからない、という診断になってしまうんですよね。

薬を飲まなくても元気にすごすことのできる生活を目指して

溝口 徹 院長

薬というのは急性の効果があります。例えばインフルエンザで高熱が出て苦しい時に解熱剤を飲めば、熱が下がって楽になるし、食事がとれるようになります。また酷いうつ病で動けないような方に、抗うつ剤や安定剤を処方することで、家事ができるようになったり仕事に行けるようになったりすることもありますよね。そういう意味では薬を処方するということもとても大切です。
ですが、ずっと薬を飲み続けていることが最善の治療法ではない、と考えています。例えば、うつ病で薬を処方され「副作用の少ない薬だから安心して飲んで大丈夫ですよ」と言われて服用していた。結婚した後に薬をもらいに行ったら「この薬を飲んでいる期間は妊娠してはいけませんよ」と言われて、どうしたらいいかわからなくなって余計にうつが酷くなってしまった・・・。なんて悲しいことが実際におこっているのです。

患者さん自身の意識が変わるように患者さんを支えアドバイスする

栄養不足を改善することで体調や精神を整えるというのは、まさに「患者さん主体」の治療です。私たち医師は、身体をよくするためのコーチやトレーナーのようなものなんですよね。患者さんの血液の状態を診て「こういう食事にすれば治りますよ」ということを指導するわけです。アドバイスすることは出来ますが、ご自宅で実践するのは患者さんですから、患者さん自身が「よくなりたい」という気持ちを持って努力していただくことが大切になります。
例えば、自律神経が乱れているような方は血糖値の変動をなくすために「甘いものを食べるのはよくないよ」とアドバイスをするわけです。甘いものが好きな方にとっては日々の食事から甘いものを減らさないといけないわけですから、患者さん自身が意識して甘いものを断つという努力をしなければいけないんです。最初に血液検査をした結果をお伝えしてから約3ヶ月後に再検査をするのですが、患者さんが意識して食事をかえてくれていれば、検査データが変わってきて、そして患者さん自身の自覚症状も変わってきます。中には甘いものが我慢できずに食べてしまうような患者さんもいらっしゃいます。そんな患者さんには優しく「また頑張ろうね」と声をかけて、少しずつ改善していけるように、患者さんの心に寄り添いながらお話させていただいています。

これから受診される患者さんへ

当院では、最終的には薬を飲まなくても元気になれるようにしてあげることが一番重要だと考えて、治療、アドバイスを行うようにしています。食事やサプリメントなどで栄養面を改善していくということは、身体や心の根っこの部分を良くしていく、ということですから、トータル的にどんどん元気になることができます。
例えばうつ病を治すために通っていた患者さんが、肌もキレイになるし、花粉症も改善されるし、風邪もひかなくなる・・・なんてことがあるんですよ。
いつも風邪をひいて抗生物質ばかり服用していたお子さんも風邪をひかなくなったり、お友達と喧嘩ばかりしたり、先生の話を全然聞けなかったようなお子さんが、お友達と一緒に仲良く遊んだり、先生の話を聞けるようになったりすることもあるんです。
現在服用しているお薬を減らしたりなくしたりしたいと思っている方、今よりももっとよくなりたいと思っている方、慢性的な不調でお悩みの方、根幹から元気になりたい方、是非一度当院にご相談ください。お待ちしています。

※上記記事は2017年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

溝口 徹 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県藤沢市
  • 趣味:釣り、ゴルフ、テナーサックス
  • 好きな本:『天才と分裂病の進化論』『ケトン体が人類を救う』
  • 好きな映画:『永遠の0』『海賊とよばれた男』
  • 好きな言葉:雨だれの岩をも穿つ心もて 徹ぬき通せ 志す道
  • 好きな音楽・アーティスト:ジャズ/安全地帯、玉置浩二

グラフで見る『溝口 徹 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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