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松田 ゆたか 院長

MATSUDA YUTAKA

女性の心と体をトータルにみて
ご自分の「治ろうとする力」をサポートする

1980年北海道大学文学部卒業。翻訳・通訳業に十数年従事した後、千葉大学医学部入学、1999年卒業、精神科の勤務医として経験を重ね、「巣鴨駅」そばに開業。

松田 ゆたか 院長

松田 ゆたか 院長

クリニカ・アンジェラ

豊島区/巣鴨/巣鴨駅

  • ●精神科
  • ●婦人科
  • ●心療内科
  • ●女性内科
  • ●性感染症内科

文学部から医学部へ、40代で医師免許を取得

松田 ゆたか 院長

私は、最初から医師をめざしていたと言うわけではないんです。10代の頃は水商売の世界に近い環境にいましたし、一度は大学の文学部を卒業して、翻訳の仕事をしていた時期がありました。35歳位までは、フランス語で書かれた論文や技術文献の翻訳などをしていたのですが、その一方で、日本の学生たちの学力低下が気になっていたんですね。そのため、日本の教育制度に一石を投じるような気持ちで、医学部受験を決めました。
大学卒業後は精神科を専門に経験を重ね、この場所に『クリニカ・アンジェラ』を開業して12年ほどになるでしょうか。マンションの一室で、週に3日だけ診療する小さな診療所ではありますが、患者さん1人1人とゆっくり向き合いながら、みなさんが健康であるためのお手伝いができればと思っています。

女性の心と体をトータルにみる、隠れ家的な診療所

松田 ゆたか 院長

『クリニカ・アンジェラ』は、どのような診療所であるべきなのか。私はとくに意識したつもりはありませんが、10年あまり診療を続けるうち、いつの間にか「女性の心と体をトータルにみる」というスタイルが出来上がっていたように感じます。
私自身、かつては水商売の世界に近い所で過ごしていましたし、患者さんの職業や社会的立場で対応を変えることはありません。また、自分で言うのも何ですけれど、私は女性に緊張感を抱かせないタイプらしいんですね(笑)。そのため、体調不良も心の悩みも、何でも相談に乗ってもらえるという口コミが広がっているようで、患者さんの中には夜のお仕事をなさっている方や、性的マイノリティと呼ばれるような方々も少なくありません。日々の生活の中でのちょっとした体調不良はもちろん、性病検査や性同一性障害などのご相談もお受けできることは、この診療所ならではの特長と言えるでしょう。

患者さん1人1人の「治ろうとする力」をサポートする

松田 ゆたか 院長

女性の心と体をトータルにみると言いましても、どんな病気も「私が治します」と意気込んでいるわけではありません。もちろん、明らかな疾患があればそれに適したお薬をお出ししますけれど、心の病気に関しては、患者さんご自身の意識や生活環境を変えていただく必要があるんですね。つまり私たち医師は、患者さんの「治ろうとする力」を手助けすることしかできないのです。
患者さん1人1人とたくさん会話をして、その方の背景にあるものを把握し、適切な手助けをする。こんな風にお話しすると、医師と患者さんはパートナーのような関係に思われるかもしれませんが、私たち医師はあくまでもサポーターであり、患者さんのプライバシーに踏み込み過ぎたり、土足で踏み入るようなことがあってはいけません。患者さんとは一定の距離感を保ちつつ、その方の心と体が癒されていくのを見守ることができればと思います。

自分の心に向き合い、自分の力で乗り越える力を身につけてほしい

医師になってからこれまで、たくさんの患者さんを担当してきましたけれど、心に悩みを抱える方の多くは、「こうしなければ」といった考えに縛られたり、自分のことを大事にし過ぎているように思いますね。こうした患者さんに対して、私はよく「第三者の視点で見ててごらんなさい」とお伝えするようにしています。
たとえば、失恋をすると気分が落ち込んで、自分のことを悲劇のヒロインのように感じることがあるでしょう。そんなときは一度気持ちをリセットして、自分に降りかかった「不幸」を突き放して考えてみるんです。第三者的な視点で見れば、「小さなこと」だと思えるでしょうし、きっと最後には「たかが恋」だと、冷静な自分に戻れるはず。こうした1つ1つの出来事を訓練だと捉えて、これから起こり得るトラブルを自分で乗り越える力を身につけていただきたいですね。

これから受診される患者さんへ

『クリニカ・アンジェラ』は、地下鉄「巣鴨駅」A4出口から徒歩30秒、JRの駅からも歩いて2分ほどの場所にあります。
マンションの一室を診療所にしているものですから、「アットホームな雰囲気が落ち着く」と言ってくださる方もいれば、「本当に病院ですか?」と心配なさる方もいらっしゃいます(笑)。でも、最初は「ちょっと性病検査を」とお越しになった患者さんから不眠の悩みを打ち明けられたり、心に残るトラウマの相談を受けたり。私のことを頼りにしてくださる患者さんの存在は、本当にありがたいものだと思っています。当院では、どのような立場にある方も、みなさんを同じように拝見いたしますので、何かお困りのことがありましたらご相談いただきたいと思います。

※上記記事は2019年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

松田 ゆたか 院長 MEMO

  • 出身地:福岡県
  • 趣味・特技:読書、ディスコダンス
  • 好きな作家:堀辰雄、辻邦生、トーマス・マン、マルグリット・ユルスナース
  • 好きな映画:天井桟敷の人々、舞踏会の手帖
  • 好きな言葉:君子の交わりの淡きこと水の如し
  • 好きな音楽・アーティスト:バロック音楽、モーツァルト、マイケル・ジャクソン
  • 好きな場所:思い出の中の故郷(農村と炭鉱)

グラフで見る『松田 ゆたか 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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