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玉木 優子 院長

YUKO TAMAKI

東洋医学と西洋医学を取り入れた統合医療で、心と身体のお悩みに応えたい

北里大学卒業後、東京大学病院口腔外科、筑波大学病院麻酔科、北里研究所付属東洋医学総合研究所を経て、内科・心療内科・精神科に関する専門分野を学び臨床経験を積む。1990年から内科や心療内科の診療を自由が丘で始め、東洋医学と西洋医学を融合させた統合医療をおこない、2008年、たまきクリニックを開院。

玉木 優子 院長

玉木 優子 院長

たまきクリニック

目黒区/自由が丘/自由が丘駅

  • ●内科
  • ●心療内科
  • ●漢方内科

精神世界への興味から、父母と同じ医療の道を進み医師へ

玉木 優子 院長

父が東京大学医学部の助教授、母が歯科医師という環境で育ったので、自然と自分も医療の道を志しました。父の実家が曹洞宗の禅寺ということもあり、人の悩み、生や死に対してどう向き合うべきか、小さい頃から耳にしていたので、精神分野への興味がわき、仕事として携わりたいと思うようになりました。北里大学卒業後、東京大学の口腔外科、筑波大学の麻酔科を経て臨床経験を重ね、1990年から自由が丘にある母の歯科診療所で内科の診療を始めました。内科の診療は、メンタル疾患やストレスが影響する症状が多いことから、心療内科、精神科に関する専門分野を学び、2008年に独立開業致しました。現在は心療内科を中心に診療をおこなっています。患者さんは、10~80代と年齢層は幅広く、中でも20~50歳の働く世代の方が多く、自由が丘近辺にお住いの方だけでなく、通勤沿線の方、神奈川、埼玉、千葉など遠方からお越しになる方もいらっしゃいます。うつの症状で仕事に行けなくなったという悩みが多く、パニック障害、双極性障害、発達障害などの症状にも対応しています。クリニックでの診療以外に、これまで長年に渡り産業医や校医、園医としての活動も続けてきました。企業だけでなく、高校、特別養護老人ホーム、身障者センターなど、幅広い分野における産業医や小学校の校医、幼稚園の園医を務めています。産業医としては、病気の疑いがある方、元気な方とのお話を通じて、職場環境や病気になり得るリスクを見つけ、一人ひとりの状況に応じたアプローチをおこない、指導をしています。また月に2回、よみうりカルチャー自由が丘センターで気功の指導もおこなっています。

東洋医学と西洋医学を融合させ、漢方を治療に用いた診療を

玉木 優子 院長

当院では、東洋医学と西洋医学を取り入れた統合医療をおこなっています。心と身体を切り離して考えるのではなく、心も身体も含めた全体を見て診療をしています。私は、大学在籍中に潰瘍性大腸炎という慢性難治性疾患を患い、ステロイド療法に抵抗を感じ、改善が見込めない八方塞がりの中で漢方と出会い、自身の治療に取り入れ、勉強を始めました。結果、西洋医学では治らないと言われた症状が漢方で改善するという経験をし、北里大学東洋医学総合研究所で東洋医学の研修を経て、心療内科、精神科、内科の診療で西洋医学と東洋医学を併用する治療スタイルを確立しました。
実際の診療では、まず診察でお話をお伺いすると同時に、「証(しょう)」と呼ばれる体質のチェックをおこないます。例えば、うつの場合、根本となるストレスの原因を突き止めて症状を緩和させることが大事ですが、心も身体も疲労困憊の状態に陥っていることが多く、全身の健康を底上げをするための漢方と、精神面で効果のある西洋医学のお薬の両方を処方しています。メンタル疾患を抱えている患者さんの中には、西洋医学のお薬に抵抗や不安を感じている方もいらっしゃいますので、漢方の服用だけで治療を進める場合もあり、それぞれの患者さんに合わせたオーダーメイド治療をしています。

ご自身の状態に目を向け、違和感に早めに気付いて欲しい

玉木 優子 院長

仕事をしているしていないに関わらず、「快食」「快便」「快眠」であるか、ということが基本的な健康のバロメーターとなります。「美味しくご飯が食べられない」「便通が良くない」「眠れない」ということはないか、普段から自分の状態に目を向けることが大切です。仕事によるうつの症状は、「いつもやっていることで普段はしないようなミスをしてしまう」「いつもより大幅に作業時間がかかってしまう」「会議中に寝てしまう」など、能率や効率が落ちていると自分で感じやすいだけでなく、周囲の方にも気づいてもらいやすい、という特徴があります。「能力が至らない…」と自分自身を責めてしまうことは症状の悪化に繋がりますので、うつになりかけているのではないかと早めに気が付いて受診していただきたいです。早期発見、早期治療は、全ての病気において言えることですが、うつになりかけている状態の場合、少し仕事への向き合い方を変えるだけで改善されることもあります。症状が悪化すればするほど回復にも時間がかかり、病気を受け入れなければ受け入れないだけ、どんどん辛いシチュエーションにはまってしまいます。ストレス、過重労働、人間関係など、メンタル面に与える影響は大きく、現在社会において、メンタルの病気は珍しいものではありません。お薬と上手にお付き合いをしながらお仕事を続けている方はたくさんいらっしゃいますので、決して恥ずかしい事ではありません。「働き方と健康」は、切っても切り離せない関係ですので、等身大の自分に合った働き方を模索するのも大事なことです。

どんなお悩みも相談できるクリニックでありたい

初めて受診される方は、不安や焦りなど様々な感情を抱えてお越しになります。「余裕がない」「イライラする」「上手く話せない」ということもあると思いますが、それは真のご自身の姿ではありませんので、どんなお悩みでも結構ですので、お話ができるところから始めていただき、なるべく患者さんのご希望に沿った診療をするように心がけています。初診で病名を知らされてショックに感じる方もいらっしゃいますので、患者さんのお気持ちに寄り添い、しっかり心のケアをおこないながらフォローしています。受診の回数を重ね症状が改善されてきた方へは、人と上手にコミュニケーションをとるための方法など、実生活で役立つテクニックについてアドバイスすることもあります。とても極端な話ですが、病院に来てお話をしただけで気持ちが軽くなり症状が改善したと感じる方もいますので、患者さんが受診して良かったと安心していただけるクリニックでありたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

最近は、高校生の不登校に関する相談も増えています。学校は、絶対に行かなければいけない場所ではなく、通信制の高校から大学へ進むなど、勉強をする場所は一つではなく色々な選択肢があります。選択肢の存在を知るだけで、希望の道へ進める可能性が広がりますので、ご相談いただきたいと思います。また、ご自身が発達障害やアスペルガーであることを知らずにいることで、周囲から「怠けてる」「ダメな人間だ」と思われ、自己否定から人格を縮める原因にもなります。ご自身の特性を知り、ご家族や周囲の方へ説明をして理解を得ることで、自分の特性に合った生き方を選択することができますので、早いタイミングで受診されることをおすすめしています。ご高齢の方へは、なるべく引きこもった生活をしないよう、長寿社会における生き方、苦しくない楽しい生き方についてご提案をしています。どんな方でも、ストレスが全くないということはありませんので、小さなストレスであっても早急に解決をしておくのがベストです。解決することで他のストレスにも対応しやすくなり、心に余裕が生まれます。何か変だなと違和感を感じたら、是非気軽にお越しください。

※上記記事は2019年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

玉木 優子 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:気功
  • 好きな本:仏教系の書籍
  • 好きな映画:インド映画『PK』
  • 好きな言葉・座右の銘:人事を尽くして天命を待つ
  • 好きなアーティスト:嵐
  • 好きな場所:地平線、水平線の見える場所

グラフで見る『玉木 優子 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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