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石井 聡 院長

SO ISHII

働き盛りにアプローチした医療とシステムで
仕事と治療の両立を手助け

日本医科大学卒業後、独立行政法人国立病院機構東京医療センターでの研修を経て、同大学大学院で博士号取得。民間の製薬会社でキャリアを積みながら、診療を続け「九段下駅」のすぐそばにて開業。

石井 聡 院長

石井 聡 院長

九段下駅前ココクリニック

千代田区/九段北/九段下駅

  • ●内科
  • ●循環器内科
  • ●小児科
  • ●精神科
  • ●心療内科

医師のイメージが変わった高校の夏

石井 聡 院長

医師になったきっかけは高校2年生のときに行った社会調査です。その調査は数人でグループを組み、夏休みをはさみ数カ月かけて街頭アンケートやインタビューをし、レポートにまとめるというもの。そこでテーマとして扱ったのが「尊厳死、安楽死」でした。調査を通して、医学的な生死とは別に社会的な意味の生死があるということが見聞きでき、それまで抱いていた病気の研究や体のことが中心という医師のイメージが変わったのです。医師という仕事の後ろに広がっている社会的な部分をとても面白く感じました。
東京医療センターでの研修、大学院での研究を経て、民間の製薬会社に入ったのもビジネスの背景にある社会的な広がりに惹かれたからです。製薬会社での4年間で、最後発ながら先行薬を追い抜く糖尿病新薬を発売し、10年に1度あるかないかの強烈な臨床試験結果を日本で紹介し、部長職として製薬会社としての中立的な医学教育機会の提供に方向性をつけたたところで、一旦区切りをつけました。クリニックを中心にビジネスのアプローチを自分なりに取り入れながら、働く人が病気に倒れるのを予防する仕事をにやってみたいという想いを実現するため、内科を軸とした当院の診療に従事することにしました。

オンライン通院システムと医療連携で忙しい患者様を支えたい

石井 聡 院長

『九段下駅前ココクリニック』は若い患者様にアプローチする医療を提供したいと考え、都心のビジネス街を選びました。当院の患者層は20〜50代までと若く、忙しい会社員の方によく来ていただいています。
そのため当院では月・水・金は夜8時まで診療するほか、オンライン通院システムというものを導入しています。これはオンラインのビデオチャットを利用して患者様を診察する仕組みで、初診は来ていただきますが、それ以降は予約から会計まですべてウェブ上で済ませます。薬が必要な場合は処方箋を配送し、診察で指示を出し服用していただくため、来院が難しい方にお勧めです。働き盛りの若い患者様に多いのが、多忙から通院しなくなるケースですが、糖尿病などの生活習慣病では継続的な通院がどうしても必要です。できるだけ患者様の負担を減らしたいと考え、このような仕組みを取り入れました。患者様からは評判や期待の声が多く、今後ますます利用者は増えると見込んでいます。
また、医療連携という面でも忙しい患者様をサポートしています。当院にはレントゲンなどの大きい検査器具は置いておらず、必要が生じた場合は総合病院や検査センターなどの大きい病院に当院から直接予約を入れて、検査の手配をします。患者様にとっては直接予約したり、長く待ったりという煩わしさがないうえ、検査を受ける病院も利便性を考慮して選ぶことができ、メリットは非常に大きいわけです。病院や検査に行きたくても行けないという、多忙な患者様のハードルをいかに取り去るかが常に課題ですね。

若者に対する医療の改善に取り組む

石井 聡 院長

若者にアプローチした医療の必要性を唱えるのは、現在の医療が高齢者に人手がかかっていて、若い人に対する医療サービスの選択肢が希薄という問題意識があるからです。高齢者の未治療率に比べ、40代の糖尿病や高血圧の未治療率がとても高いのをご存知ですか。医療が手厚く、時間があるので通院も容易な高齢者に対して、30代は仕事や家庭に忙しく通院がしづらいのが一因です。糖尿病だと検診異常で引っかかっても病院に行かない人が4割、1回は行ったが治療を中断した人は6割以上と非常に高い。健康診断に何らかの異常が見つかっても受診しない人の方が圧倒的に多いという別のデータもあります。そういう若い人に元気に働き続けてもらうために、どうやって早期に積極的に治療介入すればいいかを当院のテーマとして取り組んでいます。
具体的には産業医事務所との連携があります。産業医と聞くと近年はメンタル的なケアをイメージしがちですが、生活習慣病や脳卒中、がんなどの病気に関してもサポートし、仕事との両立を一緒に考えていきます。企業の健康管理に関するコンサルタントも行っていて、2次検査が必要な人に対するフォローアップも実践しています。健康診断で異常が見られても検査に行かない人が非常に多いことから、当院をベースに再検査や治療を受けていただき、再発を防ぐために継続的な健康管理のアドバイスをしています。
学生時代からの私の関心は心血管イベントの予防といって、心臓病や心筋梗塞、脳卒中で倒れる人をどうやったら防げるのかということでした。病気の予防という視点から若い人たちの健康をバックアップしたいと日々考えています。

患者様の治療と仕事の両立を大事に

私自身が医師のキャリアの途中で会社員を経験したので、会社員が毎日いかに大変かはよくわかっているつもりです。ですから、患者様を診療するときは時間配分に気をつけて、必要以上にお待たせしないことを心がけていますね。あとは今後どういう形で治療が進むのかという見通しを、なるべくお伝えするようにしています。若い方だと特にそうですが、患者様が気にされるのはこの先どのように仕事に影響が出るのか、いつ頃良くなるのかということ。治療と仕事がきちんと両立できるように、患者様の状況や気持ちをちゃんと把握したうえで治療方針を決め、今後のことをお話ししています。
当院では軽症の方から継続的に治療が必要な生活習慣病の方まで、幅広い症状の患者様を診療していますので、どんな方が来院されても対応できるように治療のアップデートや連携先となる病院のチェックも、欠かすことのできない大事なことですね。

これから受診される患者さんへ

『九段下駅前ココクリニック』は東京メトロ半蔵門線・東西線・都営新宿線「九段下駅」すぐそばのビルの3階にあり、駅周辺はもちろんですが千代田区や各線の沿線に在勤の方も通院可能な範囲です。オンライン通院システムと組み合わせれば一度の来院で済むこともありますので、仕事が忙しい若い方や総合病院に行く時間がない方にぜひ来ていただきたいですね。また病気は自己診断が難しいものですので、体の調子が悪いけれど何科を受ければいいかわからないという方も気軽にご相談にいらしてください。

※上記記事は2017年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

石井 聡 院長 MEMO

  • 出身地:千葉県
  • 趣味:自転車、読書
  • 好きな本:ノンフィクション
  • 好きな映画:「いまを生きる」「グッド・ウィル・ハンティング~旅立ち~」
  • 好きな言葉・座右の銘:誠、均
  • 好きな音楽:ロック
  • 好きな場所:子供とプールによく行きます

グラフで見る『石井 聡 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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