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辛 浩基 院長

KOKI SHIN

地域に根ざし心のこもった医療サービスを目指して、信頼される医療を提供。

大学卒業後、済生会向島病院や東邦大学医学部付属大森病院での勤務を経て、1997年、蒲田駅近くに自身のクリニックを開設。

辛 浩基 院長

辛 浩基 院長

しんクリニック

大田区/西蒲田/蒲田駅

  • ●内科
  • ●糖尿病内科
  • ●代謝内科
  • ●眼科

糖尿病治療とは、患者さんと共に生活を見直していくこと

辛 浩基 院長

かれこれ30年も前の話になりますが、当時は糖尿病を専門にする人は非常に少なかったのです。なにしろ、糖尿の患者さん自体が今とは比べようがないほどでしたからね。しかし、その時の教授が語ってくれたことが、私の決断を後押ししてくれました。将来的には、糖尿病の患者さんは確実に増えていく。そのとき、専門職の経験と知識は必ず役に立つと。今となってみれば、先見の明と言えるでしょう。
糖尿病治療は今でこそ確立されてきていますが、当時のほとんどの医学生にとって魅力が少なく映ったのは事実です。患者さんの生活を見直していくことが中心で、劇的に治ることはない病気ですから。しかし、治らないからこそ見続けていく意味があり、その結果として、1人の方と長期間、密度の濃いお付き合いをしていくことになります。その点に大きな魅力を感じたからこそ、私はこの分野を選んだのです。

糖尿病専門医だからこそできることがある

辛 浩基 院長

なにも糖尿病の専門医でなければ診られないというわけではありませんが、専門医であることによってできることの幅は広がります。特殊な治療の選択、あるいは、経験と知識に基づいたお薬の微妙なさじ加減というものがそれにあたるでしょう。
その1つの例が、糖尿病の診断です。糖尿病は、血糖値の数値だけでは判断しかねる場合があります。「隠れ糖尿病」という言葉をご存知でしょうか。空腹時は正常の数値を示していても、食後に血糖値が跳ね上がるといったケース。これを診断するには、ブドウ糖負荷試験が必要です。この試験には時間と手間が掛かりますので、一般の診療所で実施されているところはごくごく限られてきます。『しんクリニック』では、専門医ならではの、患者さんに合った糖尿病治療を提供しています。

大学病院との緊密な連携により、糖尿病のすべてを診ていく

辛 浩基 院長

糖尿病は内科だけを診ていれば良いというものではなく、目や腎臓、神経といった合併症に留意しなくてはなりません。しかし、たとえば、その都度その都度眼科にご紹介するのでは、患者さんの負担となってしまいます。その点を考慮し、クリニックでは大学病院から眼科専門医を招き、眼底検査やレーザ―光凝固療法をおこなっています。また、専属の栄養士が常駐することで、いわゆる腎臓食の指導を含め、患者さんの普段のお食事を見直す体制も整えています。
私が誇れるのは、糖尿病網膜症で失明にいたった方は、今まで1人もいらっしゃらないということです。現在の体制があるからこそ実現していることでもありますし、専門医としての矜持を持ちながら、スタッフと密な連携をはかり、糖尿病に関わることすべてを診ていきたいと思っています。

糖尿病治療の未来は、地域と共にある

クリニックでの活動と並行し、定期的に講演会や勉強会を開催しています。その意味では、私は患者さんより、ドクターの間で知名度があるかもしれませんね(笑)。
今や糖尿病は国民の6人に1人が罹っているとされています。にもかかわらず、専門医の数が少ないというのが喫緊の課題です。ここ蒲田地区で言えば、専門医は私1人というのが現状なのです。講演会や勉強会を重ねているのは、その現状を少しでも打開したいという思いから。無論、この地区唯一の専門医として、私にできることを為していきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

「先生、本当に倒れないでくださいね」。この頃は、患者さんに身体を心配されることが増えてきました。ここにきて、医者と患者さんの立場が逆転しているような状況です(笑)。逆に言えば、それだけ患者さんとの関係がフラットであるということかもしれません。どちらが上というわけではなく、常々、患者さんと世間話ができるような関係を持っていたいと思ってきました。それがある程度実現できているということに幸せを感じますし、その姿勢を今後も堅持しながら、最後の最後まで、みなさんの健康をサポートしていければと思っているところです。

※上記記事は2016.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

辛 浩基 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:サッカー観戦
  • 好きな本:林修 著書
  • 好きな映画:E.T.、ニュー・シネマ・パラダイス
  • 好きな言葉・座右の銘:努力
  • 好きな音楽:ブラジリアン・ミュージック
  • 好きな場所:北海道、沖縄

グラフで見る『辛 浩基 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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