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簗島 謙次 院長

KENIJI YANASHIMA

地域の皆様に信頼され愛される医院を目指して、眼病の早期発見に尽力。

医療工学の専門家として脳波解析の研究に携わったのち、順天堂大学を卒業し眼科医となる。国立身体障害者リハビリテーションセンターでの勤務を経て、蒲田駅直近に開業。

簗島 謙次 院長

簗島 謙次 院長

にしかまた眼科

大田区/西蒲田/蒲田駅

  • ●眼科
  • ●小児眼科

医療工学のエンジニアから一転、眼科医に。

簗島 謙次 院長

私はもともとエンジニアなのですよ。当時始まりつつあった医療工学の専門家として、大学病院の先生方と脳波解析の共同研究に携わっていました。今でも多くの先生が波形をモニターで見て診断されていますよね。あの波形にパターンを見出し、それをマッチングさせることによって何の病気なのかを判断するシステムづくりに携わっていたのです。私が医療に興味を持ったのはそれが最初で、いつのまにか、自分自身が医療に携わることを考えるようになっていきました。
経歴としては珍しいかもしれませんね。しかし、その過去が今の私にはすごく助けになっています。理にかなうもの、科学的であり合理的な考え方で物事を進めていくということは、診断においても非常に重要なのです。
改めて大学を卒業した私は、国立身体障害者リハビリテーションセンターに勤務し、2007年に眼科一般、小児眼科の『にしかまた眼科』をJR京浜東北線・蒲田駅より徒歩1分、東急池上線/東急多摩川線・蒲田駅より徒歩1分の当地に開院いたしました。親しくしていた先輩から紹介を受けた形でした。
この街の患者さんの印象ですか?患者さんがどうかというより、私たち次第ではないでしょうか。診療の質はもちろん、患者さんとどう向き合っていくかという心が大事で、それは常に気をつけています。

現代の医学書は、50年後には確実に書き換えられる。

簗島 謙次 院長

よく若い先生に言っていることなんですけども、教科書が100%正しいわけではないのです。今ある医学書は、50年後には確実に変わっているでしょう。なぜなら、変わらなければ進歩はないわけですから。それから、「教科書、教科書」と言っていると先入観にとらわれることにもなります。その時点で、思考は止まってしまうことになりますからね。
では、“本当の教科書とは何か?”となりますと、これは患者さんです。患者さんの目を一生懸命診ること。それが非常に大切なのです。
たとえば、緑内障を判断する基準として、現在では視神経乳頭の陥凹(へこみ)の様を見るようになっています。しかしこれが難しいところで、そのへこみは、0か1かといった単純なものではなく、正常と異常の狭間にある変化を見てとれるようにならなければなりません。これは教科書に記述できるようなものではないですから、しっかり診れるようになるには、とにかく患者さんの目を数多く診ていく以外に方法はないのです。
科学的(進化論)な見方と、合理性の融合。そうした発想で物事を見ていくことが進歩へとつながり、ひいては、患者さんの役に立つ医療につながると考えています。

治せない病気に対しても、提供できる手段はある。

簗島 謙次 院長

患者さん主導の医療ということですね。目が見えなくなり、それに対する治療法がない患者さんはどうしたらよいでしょうか。治療方法がないから仕方ありません。これでは、患者さんは途方にくれてしまいます。その困った問題を解決するために存在するのが、我々医者であるはずなのです。
私は病院勤務時代から、ロービジョンを専門としてきました。ロービジョンとは、視力がまったくないのではなく、視野が欠けたり、視力が著しく落ちてはいても機能は残っている状態です。その多くは医学的に改善することが難しいケースになりますが、それに対して、何を提供していくかということが重要です。
1つの方法として、道具を使うことで以前のように読み書きができるようになることがあります。あるいは、視野の狭いために何かにぶつかる恐れがある場合には、腕を前に持ってきて顔を守るように指導をすることがあります。たとえ病気を治すことができなくても、今ある悩みを解決する手段を提供する。それこそが、我々に求められることだろうと思うのです。

眼の病気にも早期発見を。“予防眼科”の提唱。

緑内障が非常に多いですね。緑内障という病気は早期発見が大切になります。ただし、ここで障害となるのが、目は2つあるものですから、仮に片方が見えなくなっても、もう片方の目で補うことができるという点です。患者さんは実際に“見えている”わけですので、異変に気づくのが遅れがちになってしまうのです。
当院は、コンタクトレンズを購入される方も多く、各種の検査をおこなっています。ご本人はまさか自分が病気だとは思っておられませんが、ここで検査をおこなうことにより、緑内障の徴候や糖尿病を早期に発見することが可能になるのです。
ほとんどの方にとって、眼科は縁遠いものかもしれません。しかし、コンタクトレンズ装用者が検診を介して、病気の早期発見が可能であり、“予防眼科”の概念が定着していくことを私は期待しています。

これから受診される患者さんへ。

目のことで困ったことがあれば、いらしてみてください。症状が長引いて気になっているなら、どうぞ足を運んでみてください。私が診れるものについては責任を持って治療をさせていただきますし、手に負えないと判断すれば、しかるべき医療機関へとご紹介します。繰り返しになりますが、困ったときはまずいらしていただき、なんでも相談してください。

※上記記事は2016.1に取材掲載したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

簗島 謙次 院長 MEMO

  • 出身地:茨城県
  • 趣味:ゴルフ
  • 座右の銘:誠心誠意
  • 好きな音楽:オールディーズ

グラフで見る『簗島 謙次 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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