金森 圭司 院長
KEIJI KANAMORI
胎児から高齢者まで、どんなことでも気軽に相談できるクリニックで生涯の安心を。
家族の病気を契機に音楽家から医師の道へ。6年間医学部で研鑽を積んだ後、東京大学医学部付属病院で産婦人科の研修医。その後、広尾駅から徒歩1分の場所に開業。
金森 圭司 院長
広尾かなもりクリニック
港区/南麻布/広尾駅
- ●内科
- ●産婦人科
家族の病気を契機に音楽家から医師の道へ。
4歳の時からバイオリン教室に通い、高校では合唱部に所属し指揮者も務めました。慶大ではオーケストラと男声合唱団の両方に入部し、世界ジュネスの経験から腕試しのつもりで東京芸大の入試を受けたんです。芸大在学中にNHK交響楽団などに出演する機会に恵まれ、次々に仕事がくるようになりそれでもう自活できていました。芸大卒業後も桐朋学園大学研究生として指揮を尾高忠明氏、バイオリンを久保田良作氏に師事すると同時に、N響に出演したりアマチュアオーケストラを指揮したりするなど、音楽漬けの20代を送っていました。
医師になろうと思ったきっかけは、家族が病気になった時に音楽だけで人を幸せにすることは難しいと感じたからです。音楽は職業でなくても誰かに喜んでもらうことができますし、一生続けられるものですからね。医療に関心を持ったのは、当時東京女子医大や慶大医学部などの医学生オケを指導していた影響も大きかったように思います。私が医学部に入学した後、医学生オケ出身者を集めて「全日本医家管弦楽団」を設立し、常任指揮者を10年間務めました。
胎児から高齢者まで、患者さんの生涯をサポート。
6年間医学部で研鑽を積んだ後、東京大学医学部付属病院で産婦人科の研修医になりました。産科を選んだのは、手術もできて、胎児から高齢者までトータルに診察できるからです。また、不妊治療から新しい生命誕生のお手伝いができる「おめでとうございます」と言える診療科でもあるからです。
そのまま病院勤務を続ければ、一週間のうち半分は泊まりで、さらに急患時の対応役として待機する「オンコール」の義務もあります。そこで、自分自身で診療所を開業し、地域のかかりつけ医として身近な部分のニーズに応えたい、地域のみなさんが健康に生きるためのサポートをする役割を担っていきたいと思い、2010年に開業しました。
健康の悩みをなんでも相談することができる「かかりつけ医」を目指す。
産婦人科 ・内科の広尾かなもりクリニックは東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩1分のところにあります。地域に密着した医療機関として、年齢・性別を問わずどなたでも健康や病気に関する悩みをなんでも相談することができる「かかりつけ医」を目指しています。産科については、当院で妊婦健診を妊娠34週頃まで行い、お産は日本赤十字医療センターや愛育病院などでするという連携体制を整えています。また、里帰り分娩も含め、患者さんが希望されるすべての病院へ紹介することができます。婦人科においては、更年期障害に対する「ホルモン補充療法」に力を入れています。これは、女性ホルモンが含まれた飲み薬や張り薬で、減少した女性ホルモンを補うことにより更年期の症状を改善する治療法です。「本当に楽になった」などの喜びの声をいただいていますよ。患者さんをなるべくお待たせしないようにするために予約制を導入し、診察の際は診療時間を十分確保して、患者さんの希望やお話はすべてうかがうように心がけています。ほかにも禁煙治療、アンチエイジングなど、さまざまな分野で効果を感じていただき喜んで下さることが多いですね。私が2014年に還暦を迎えたというのを聞いて、アンチエイジングの秘訣はなんですか?などと質問されることもあるんですよ。一番のアンチエイジングは音楽です。脳を使い、手を使い、全身運動になりますよね。音楽を聴くのもいいのですが、演奏するのには何倍も脳を使います。
音楽に対する熱い思いを医療現場にも活かして。
医療の中には「音楽療法」という分野があり、音楽の力で認知機能を改善させるなどの効果が期待できます。先ほどもお話ししたように、聴くよりも演奏する方が脳を使い、手を使い、アンチエイジングにも効能があります。音楽を患者さんの治療に生かしていくことが元プロ音楽家の私の使命だと思っています。いわき交響楽団などで客演指揮者を務めたことがご縁となり、東日本大震災の後、いわき市で日本医師会災害医療チームの一員として医療活動を行いました。2014年の3月に、私のように医師で音楽家でもあるメンバーが世界16か国から100人集まり、「医師団大使」として福島県いわき市と東京池袋で東日本大震災メモリアルコンサートを開いたときには、コンサートマスターを務めました。このように、音楽に対する熱い思いを医療にも反映させていきたいと思っています。病院などでの演奏活動も続けていきたいですね。
これから受診される患者さんへ。
ワクチン接種やガン検診はできる限り受けて下さい。また、更年期障害は治療でよくなるということをもっとたくさんの人に知っていただきたいですね。日本ではホルモン補充療法を受けている人はまだ100人に1人か2人と言われていて、欧米の3~4割には遠く及びません。ホルモン補充療法の治療費はほとんど健康保険でカバーする事が可能なうえに生活習慣病や認知症の予防効果もあるといわれています。しかも閉経後早期にこの治療を受けておくことで、将来のさまざまな健康障害の発生を予防できたり軽減できたりするのですから、患者さんにとっても国家予算にとっても非常にコストパフォーマンスのいい治療法だと言えます。更年期障害にお悩みの方もお悩みでない方も、是非気軽に相談していただきたいと思います。
※上記記事は2015.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
金森 圭司 院長 MEMO
産婦人科専門医
- 出身地:三重県
- 趣味・特技:音楽(音楽家として仕事をしていたので、趣味というよりも〝仕事″という感覚です)。休日には、飛行機を操縦したり船に乗ったりすることもあります。
- 好きな本:政治評論
- 好きな映画:アナと雪の女王
- 好きな言葉:独立自尊
- 好きなアーティスト:どんな音楽でも聴きます。影響を受けた音楽家は、尾高忠明さんと小澤征爾さんです。
- 好きな場所もしくは観光地:
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穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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