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田代 博一 院長

Hirokazu Tashiro

“かかりつけ医”として幅広い症状に対応する為に、救急の現場での経験が生きる。

大学卒業後、慶應義塾大学病院内科入局、消化器内科にて内視鏡に注力するとともに、救急部所属、阪神淡路大震災では、被災者の支援も経験。地域の皆様にとっての“かかりつけ医”を目指し小田急線「祖師ヶ谷大蔵駅」にて開業。

田代 博一 院長

田代 博一 院長

田代内科クリニック

世田谷区/砧/祖師ヶ谷大蔵駅

  • ●内科
  • ●消化器内科
  • ●循環器内科

病気がちだった少年時代から救急医療を経て開業医に

田代 博一 院長

幼少時代の私は、どちらかと言えば病気がちな子どもでした。同様に私の家族も手術などで病院のお世話になる機会が多く、そのぶん、病気を治してくれる医師という職業に対してありがたみを強く実感していました。加えて私自身、ボーイスカウトをしていたものですから「奉仕」に興味・関心があったということもあります。あとは『白い巨塔』や『ベン・ケーシー』といった医療ドラマの影響も大きかったですね(笑)。
大学卒業後は、慶應義塾大学病院の内科に入局。消化器内科で主に内視鏡に注力するとともに、救急部にも所属して一刻一秒を争うような緊急性の高いケースを数多く経験しました。その後、国立大蔵病院(現・国立成育医療研究センター)に移り、そこで10年間にわたって内視鏡室主任および救急室主任として勤務。国立の病院でしたので、阪神淡路大震災のときには被災者の支援にも携わりましたし、また救急での活躍が認められて消防庁から感謝状をいただいたこともありました。
国立大蔵病院が、子どもと妊産婦の診療に特化した国立成育医療研究センターに変わるタイミングで退職し、同センターの目の前に「田代内科クリニック」を開業しました(電車の最寄り駅は小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅になります)。実は次のポストも決まってはいたのですが、そうしたキャリアよりも、これまで診ていた患者様を引き続き責任を持って診ていきたいという気持ちの方が強く、あえて開業医になる道を選びました。

救急の現場での幅広い経験を生かし「地域医療における窓口」でありたい

田代 博一 院長

地域の皆様にとっての“かかりつけ医”として、患者様の老若男女を問わず、かつ幅広い症状について診させていただいています。勤務医時代に在籍していた救急という部署は、内科だけでなく外科や整形外科などの知識も必要とされるとともに、そうした知識のもと正確かつ迅速に判断することが求められます。そこでのシビアな経験が、現在さまざまな症状の患者様を診るうえで役立っていることは間違いありません。診察をして、より専門的な治療が必要と判断された場合には、連携している大学病院・専門病院を適宜ご案内させていただく。その意味では、当院は「地域医療における窓口」のような存在と言っても良いかと思います。
一方で、高齢化と社会の変化に伴い、認知症の患者様が増えていることを日々実感しています。ご本人はもとよりご家族の苦労も大きい認知症の治療においては、単に病気を治すという視点だけでなく、ご家族も含めて生活全般をサポートするという視点が大事になってきます。もちろん、当院だけでできることには限界がありますので、そこは地域の介護施設や各種専門家の方々とも連携することで、よりきめこまかいサポート体制を築いて対応にあたらせていただいています。

早期発見・早期治療の為、経鼻内視鏡による負担の少ない検査のすすめ

田代 博一 院長

慶應義塾大学病院の消化器内科や国立大蔵病院の内視鏡室でキャリアを重ねてきたこともあり、とりわけ内視鏡の検査を得意としています。今でも1日に何件もの検査を行っており、しっかりと数えたことはありませんが、これまでに行ってきた検査数を合計すると3万件は優に超えると思います(笑)。
当院では、通常の内視鏡検査に加えて、安定剤を用いる内視鏡検査や鼻から管を入れる経鼻内視鏡検査にも対応しており、患者様のご希望に応じて使い分けています。経鼻内視鏡というと、昔は画質や操作性に難のあるものもあったのですが、最新の機械にはそうしたデメリットもありません。口から入れる通常の内視鏡に比べて苦しくないですし、何よりコミュニケーションを取りながら検査が行えることから、最近では7割近くの患者様が経鼻内視鏡を選んでいます。これまでに「怖い・苦しい」を理由に、内視鏡検査を敬遠されていた方も多いかと思いますが、経鼻内視鏡であればそうした心配はほとんどありません。がんを始めとした病気の早期発見・早期治療に結びつけていくためにも、40歳を過ぎたら一度受診されることをおすすめします。
もうひとつ、当院では禁煙治療にも力を入れており、世田谷区内ではトップクラスの症例数を誇ります。そして肝心の成功率ですが、こちらに関しては、きちんと治療を受けていただいた患者様のうち8~9割は禁煙に成功しています。
「受動喫煙」という言葉もあるとおり、喫煙は本人だけでなく周囲の人にも害を及ぼしてしまいます。東京オリンピックを控えて、禁煙に対する世のなかのニーズは今後ますます高まっていくことでしょう。禁煙治療を行ううえでは、医師や薬の力以上に本人の意識が重要になってきますので、その重要性に気づいていただく意味でも、当院の待合室には禁煙に関する啓発のポスターをたくさん掲示して、いやがうえでも目に留まるようにしています(笑)。

患者様のご希望に沿った形での診療になる為、大切な信頼関係

患者様お一人おひとりのバックグラウンドを踏まえたうえで、その方のご希望に沿った形での診療を心がけています。患者様の性格や生活環境等を把握するうえではコミュニケーションが大事になってきますので、その意味では、話しやすい環境をつくることも併せて心がけています。
こうした心がけはスタッフも同様で、単に受付や会計、点滴や採血をするだけでなく、患者様に対して適宜お声がけをする。患者様との信頼関係というのは、そうしたことの積み重ねのうえに成り立つものだと思っています。ただし私があらためて言うまでもなく、当院のスタッフはみな明るく患者様に対して親身に接してくれていますので、とても助かっています。
おかげさまで大勢の患者様に日々お越しいただいているわけですが、そのぶん、どうしても診察までお待たせしてしまうことが悩みの種。丁寧な診察を前提としながらも、待ち時間の解消には引き続き取り組んでいきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

当院の患者様のなかには、勤務医時代から20年以上にわたってお付き合いさせていただいている方も少なくありません。ご高齢のため自力での通院が困難になってしまった方などもおられますので、当院では往診・在宅診療にも対応しています。患者様の通院の手間が省けるだけでなく、ご自宅を訪問することで、たとえばお風呂やトイレの状況などを確認することができますので、生活環境により即したアドバイスができる点もまた、往診・在宅診療のメリットだと考えています。
ただし地域の皆様には、往診・在宅診療の必要がないくらいに、いつまでも元気であり続けていただきたいと願っています。そのためには日頃の健康管理が大事になってきますので、定期的に健診等を受診するとともに、もしお体の具合に関して何かありましたら早めにご相談いただければと思います。

※上記記事は2016.4に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

田代 博一 院長 MEMO

消化器病専門医 /消化器内視鏡専門医

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味:愛犬と遊ぶこと、旅行、スポーツ観戦
  • 好きな本:『Dr.コトー診療所』『ブラック・ジャック』
  • 好きな映画:『スター・ウォーズ』、ジブリ映画
  • 好きな言葉:笑顔、努力
  • 好きな音楽・アーティスト:J-POP(サザンなど)
  • 好きな場所・観光地:沖縄、愛犬と泊まれるドッグホテル

グラフで見る『田代 博一 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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