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香取 勧 院長

TSUTOMU KATORI

昭和52年の開業以来、「気軽に相談できる専門家」として、地域医療に貢献

東邦大学を卒業後、東邦大学医療センター大森病院に勤務。2008年より父が開設した『香取整形外科』を引き継ぐ(東急世田谷線「上町駅」より徒歩3分)。

香取 勧 院長

香取 勧 院長

香取整形外科

世田谷区/世田谷/上町駅

  • ●整形外科
  • ●リハビリテーション科
  • ●リウマチ科

父の後を受け継いでわかったこと

香取 勧 院長

『香取整形外科』は1977年に父がこの場所に開設いたしました。私は大学卒業後、東邦大学医療センター大森病院に勤務しておりましたが、父が病で倒れたことをきっかけにクリニックを引き継ぎました。青天の霹靂とは、ああいったことを言うのでしょう。突然だったものですから、心の準備も整わず、当初は何をやっていいか、散々悩んだものです。ことに、このクリニックはデイケアと訪問看護ステーションが併設されていて、40人弱の職員がいたものですから、なおさらでした。
そんな中、引き継いでみて初めてわかったのが、父の有り様でした。父は頑固一徹な人で、家族からすれば困るような人だったのですが(苦笑)、思いもよらず、皆さんに愛していただいたことがわかりました。思えば、私が医療の世界にあこがれを持つようになったのも、知らず知らずのうちに地域医療に携わることの“あたたかさ”を感じてのことだったのかもしれませんね。

誠実な診療をモットーに、患者さんの自立を応援していきたい

香取 勧 院長

安全性、慈愛の心、誠実さ、地域性、熟練した技術。この5つの言葉の英語の頭文字を取った「SMILE」を当院の活動指針としております。中でも私が最も重要視しているのが、「誠実さ」です。
整形外科において誠実な医療とは、出来る限り早く治してあげることではないでしょうか。毎日、電気治療に通われる高齢者の方々。整形外科ではよく見られる光景ですよね。しかし、電気治療は疼痛の緩和には一定の効果があると考えられますが、病態そのものが改善するエビデンスに乏しいのが難点。無論、整形外科疾患の中には容易に治らないものがあることは事実ですが、かといって漫然と電気治療を続けていくことが誠実とは思えないのです。患者さんの腰が曲がっているなら、曲がっているなりのバランスを考え、姿勢を強化し、少しでも改善の方向に向けていく。それこそが誠実な医療ではないでしょうか。今、目の前にいる患者さんにとって最適な医療とは何か。常にそのことを念頭に置いて診療にあたっています。

治療とリハビリーテションをシームレスにおこなえる体制

香取 勧 院長

当院には「デイケア かとり」「訪問看護ステーション こあら」が併設しています。施設が一体となっていることの大きなメリットは、患者さんがシームレスに診療を受けれるというものです。何らかの手術を受けたとしましょう。まずは訪問看護等でご自宅でケアをおこない、その後、ある程度動けるようになれば、通所リハビリテーションに通っていただく。この体制は、患者さんが迷子にならずに済むようにという配慮なのです。
手術が成功すれば終わりではありません。リハビリテーションによって機能の回復をはかり、いかにして地域での生活を回復していくかが重要なのです。私は診療において、その方がどういった生活を送られているかを事細かに聞いていきます。1人暮らしなのか、それともご家族と暮らされているのか。戸建てなのか、マンションなのか。1階なのか2階なのか。そういった要素を踏まえた上で、リハビリを含めた治療方針をプランニングすることが大切です。逆に言えば、それこそが整形外科医療に携わるものの醍醐味であり、それを可能にするのが、当院の体制ということになります。

整形外科分野における超音波画像診断

私が使い始めた5、6年前はまだまだ少なかったのですが、今では運動器の診察に超音波を使うことが一般的になってきました。超音波を使えば、たとえば、これまでは一括りに“ねんざ”となっていたものが、じん帯を損傷しているのか、それとも部分断裂なのかといったことが一目で分かるようになります。その結果を見て、治療の内容を変えていくということが可能になるんですね。
また、エコー下治療というものがあります。たとえば、肩のけん板断裂といった症状ですと、従来は「しっかり動かしてくださいね」で終わっていたものですが、患部をエコーで観察しながら的確に薬液を注入出来ることによって、ピンポイントで症状の改善をはかることが可能になっています。
超音波を用いた診断と治療は、それぞれの症状に対する確固たるエビデンスがそろっているわけではありません。その点、比較的早めに着手していたことで、私なりの方法論が確立出来てきていることが一日の長になっているかと思っています。

これから受診される患者さんへ

患者さんと長い話し合いになることが多く、お待たせしてしまっていることには大変申し訳なく思っています。しかし、それだけしっかり診てもらえるとご理解いただけましたら、非常にうれしく思います。
明らかな病気や怪我でなくても構いません。地域の開業医として、何でもご相談に乗っていきたいと思っていますし、どうぞ気軽に足をお運びください。

※上記記事は2018年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

香取 勧 院長 MEMO

整形外科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:ジョギング
  • 好きな作家:浅田二郎 / 池波正太郎 / 藤沢周平
  • 好きな映画:シンドラーのリスト
  • 座右の銘・好きな言葉:一期一会
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:サラ・マクラクラン / ノラ・ジョーンズ
  • 好きな場所・好きな観光地:自宅

グラフで見る『香取 勧 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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