香取整形外科
世田谷区/世田谷/上町駅
- 整形外科
- リハビリテーション科
- リウマチ科
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香取 勧 院長への独自インタビュー
父の後を受け継いでわかったこと
『香取整形外科』は1977年に父がこの場所に開設いたしました。私は大学卒業後、東邦大学医療センター大森病院に勤務しておりましたが、父が病で倒れたことをきっかけにクリニックを引き継ぎました。青天の霹靂とは、ああいったことを言うのでしょう。突然だったものですから、心の準備も整わず、当初は何をやっていいか、散々悩んだものです。ことに、このクリニックはデイケアと訪問看護ステーションが併設されていて、40人弱の職員がいたものですから、なおさらでした。
そんな中、引き継いでみて初めてわかったのが、父の有り様でした。父は頑固一徹な人で、家族からすれば困るような人だったのですが(苦笑)、思いもよらず、皆さんに愛していただいたことがわかりました。思えば、私が医療の世界にあこがれを持つようになったのも、知らず知らずのうちに地域医療に携わることの“あたたかさ”を感じてのことだったのかもしれませんね。
誠実な診療をモットーに、患者さんの自立を応援していきたい
安全性、慈愛の心、誠実さ、地域性、熟練した技術。この5つの言葉の英語の頭文字を取った「SMILE」を当院の活動指針としております。中でも私が最も重要視しているのが、「誠実さ」です。
整形外科において誠実な医療とは、出来る限り早く治してあげることではないでしょうか。毎日、電気治療に通われる高齢者の方々。整形外科ではよく見られる光景ですよね。しかし、電気治療は疼痛の緩和には一定の効果があると考えられますが、病態そのものが改善するエビデンスに乏しいのが難点。無論、整形外科疾患の中には容易に治らないものがあることは事実ですが、かといって漫然と電気治療を続けていくことが誠実とは思えないのです。患者さんの腰が曲がっているなら、曲がっているなりのバランスを考え、姿勢を強化し、少しでも改善の方向に向けていく。それこそが誠実な医療ではないでしょうか。今、目の前にいる患者さんにとって最適な医療とは何か。常にそのことを念頭に置いて診療にあたっています。
院長の香取先生とは、整形外科医が集まる会でご一緒しています。訪問でのリハビリなどにも尽力されています。