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茅野 分 院長

BUN CHINO

傾聴・共感・受容の姿勢で患者さんを癒やし、
地域・社会も癒やしていくことを目標に

群馬大学医学部を卒業後、慶應義塾大学大学院に進学し、医学博士を取得。精神科医としては、群馬大学医学部付属病院、前橋赤十字病院、佐久総合病院などで臨床経験を積み、東京・銀座で開業。

茅野 分 院長

茅野 分 院長

銀座泰明クリニック

中央区/銀座/銀座駅

  • ●心療内科
  • ●精神科

苦しみ、悩む人々に寄り添うため、精神科医として研鑽を積む

茅野 分 院長

私の父は医師(病理学)をしており、親戚も医師(内科や外科など)が多くいる環境で育ちました。そのため、ごく自然な流れで医師を志すようになったのですが、私としては心理学や哲学などに興味を抱いていました。そこで、人の脳や心、そして生活や人生に関わっていきたいという気持ちから精神医学を専攻することにしました。

私にとって転機になったのは、長野県にある佐久総合病院に勤務したことでした。「農民とともに」という理念のもと、地域医療に携わっていたのですが、通常の診療を行うのみでなく、地域・社会へ赴き、予防活動を行うことが大事であると教えられました。

反対に、長野から東京へ戻って来た時、「現代都市が精神疾患を作っている」ことを痛感し、都市に暮らす人々を支援していくためのクリニック開設を決意しました。何かとストレスの多い現代都市、些細なことが原因でこころの病を生じます。群馬県や長野県では病気にならないのに、東京では病気になってしまう、ということがよくあります。窓もない部屋でコンピュター作業に追われる仕事と、太陽の下で田畑を耕す仕事とでは、当然ながら環境が脳・神経に与える影響は異なります。

東京・銀座の心療内科・精神科

茅野 分 院長

クリニックを開設する際、ご縁があって銀座で診療をスタートし、その後2012年に現在の場所へと移転してきました。私は、群馬県や長野県で生活していた期間が長かったものですから、開業から10年経っても「銀座のグルメ」とは無縁で、毎日コンビニ弁当ですけれども(笑)。複数の路線を使用できる銀座は、都内どこからもアクセスが良いですし、たくさんの患者さんのニーズにお応えしていくためには、ベストな立地だと思っています。

開業以来、すでに数千人という患者さんを診療してきましたが、日中はお昼休みに抜けていらしたOLや主婦の方、夕方から夜間は仕事帰りのビジネスパーソンが中心となります。また、週末の土曜日には群馬県・栃木県・茨城県など、他県から足を運んでくださる患者さんも少なくありません。

傾聴・共感・受容の姿勢で、患者さんに寄り添う

茅野 分 院長

不安な気持ちを抱えて来院される患者さんをお迎えする院内は、モダンジャパニーズをテーマにした「和」の空間です。間接照明による柔らかな灯りであったり、耳に優しいヒーリングミュージックであったり、サクマドロップの甘酸っぱい味わいであったり(笑)。患者さんの五感に働きかけ、心身ともに癒やしてさしあげられるように考えました。患者さん同士が顔を合わせないよう待合室のレイアウトにも配慮しました。

来院される患者さんは、「不眠」「不安」「うつ」の症状を訴える方が圧倒的に多く、その6-7割を女性が占めます。患者さんのお話をじっくりとうかがい、まわりの環境を調整してみたり、時にはお薬の力を借りたり。傾聴・共感・受容をベースに、患者さんお一人お一人に寄り添いながら、日々の診療にあたっています。

患者さんを癒やすだけではなく、地域や社会も癒やしていく

研修医時代に教えられ、現在も心に留めているのは、「診察の9割は患者さんにお話いただく」気持ちでということです。診察では患者さんのお話に丁寧に耳を傾け、時に共感を表しながら、その方のお悩みが解決するような方法をご提案させていただきます。

そして「上医は国を医(いや)す」という中国の書の一節も、私が大切にしている言葉です。目の前で苦しむ患者さんを治すことはもちろんですが、地域や社会を見渡し、時代の流れも読みながら。そんな広い視野をもって、さまざまな問題に取り組んでこそ、本当の医師と言えるのではないでしょうか。

そのような研修医時代を経て、慶應義塾大学医学部精神神経科学教室社会精神医学研究室において、水野雅文先生(現在、東邦大学医学部精神医学講座教授、日本社会精神医学会理事長)から社会精神医学をご教授いただきました。これまでの経験をさらにスケールアップして、まさに国家規模・世界規模の医療政策を考える機会をいただきました。それには日々の臨床を丁寧に行うことはもちろんのこと、それをエビデンスとして蓄積し、学会や論文において学術的に発表していかなければ、社会に通用しない厳しさを教えていただきました。従って、銀座泰明クリニックは患者さんのための診療を第一と考えておりますが、同意をしていただける方には臨床研究へ積極的に協力をお願いしております。

これから受診される患者さんへ

「銀座泰明クリニック」は、東京メトロ「銀座駅」C1出口から徒歩1分、「日比谷駅」や「有楽町駅」からもアクセスのよい場所にあります。これまでに受診された患者層を解析しますと、若年の女性が多く、高齢の男性の患者さんが極端に少ないことが分かりました。現在は病院探しをはじめ、様々な情報をインターネットで容易に入手できる時代でありますが、高齢男性の自殺が問題視されている現状を踏まえ、インターネットにアクセスできない世代の方々へ援助していけるよう、公的機関と共同で対策を考えなければならないと考えております。

※上記記事は2017年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

茅野 分 院長 MEMO

精神科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:テニス(体育会系)
  • 好きな本のジャンル・愛読書:自己啓発本
  • 好きな映画:ヒューマンドラマ
  • 好きな言葉・座右の銘:無為自然
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:ヒーリングミュージック
  • 好きな場所・好きな観光地:信州

グラフで見る『茅野 分 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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