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飯田 正樹 院長

MASAKI IIDA

患者さんの求めるものを汲み取り、あらゆるニーズに応えていける医師を目指して

昭和大学医学部卒業。同大学藤が丘病院耳鼻咽喉科に入局。横浜市旭中央総合病院医長を務め、2007年に『いいだ耳鼻咽喉科』を開業(JR山手線・京浜東北線「田端駅」より徒歩3分)。

飯田 正樹 院長

飯田 正樹 院長

いいだ耳鼻咽喉科

北区/東田端/田端駅

  • ●耳鼻咽喉科
  • ●小児耳鼻咽喉科
  • ●アレルギー科

動物や天体への興味が医学の道につながり

飯田 正樹 院長

動物や宇宙など、理科的な分野に興味がある子供でした。そこから長じて理系に進み、大学進学を考えるようになってから、より具体的な進路が見えやすい医学の道に進もうと考えたのです。
耳鼻咽喉科を選んだのは、治療の達成感を得やすいのではないか、という思いがありました。手術もできて、なおかつ、大人から子供まで幅広い層の患者さんを診れるというのも大きな魅力に映りましたね。学生時代、耳鼻科は「耳と鼻」というイメージでしたが、実際には喉も診れば、目と歯を除く頭から首までのエリアを全てカバーする科です。その多様かつ奥深い面にも魅了されました。
2007年に『いいだ耳鼻咽喉科』は開院いたしました。このエリアにはそれまで耳鼻咽喉科がなかったようで、中には「耳掃除や風邪で受診してもいいんですか?」とたずねてくる方もおられました。それを考えますと、この10年で、耳鼻咽喉科の認知度も次第に広がってきたのかなと思いますね。

漢方も併用し、患者さんのお悩みを解決していく

飯田 正樹 院長

生後3ヶ月のお子さんから90歳にならんとするご高齢の方まで、幅広い層の患者さんにご利用いただいています。お子さんは、耳掃除や鼻づまり、風邪に関連したものが多く、ご高齢の方はそれに加え、耳が遠いといったお悩みが大半ということになるでしょうか。病院勤務時代は手術をはじめ、専門的な内容に携わることが多かったのですが、ここではより広い分野を診ていくことが求められます。漢方の勉強を始めたのも、こうして実地に様々な症状を診る機会が多くなったからとも言えるでしょう。
東洋医学と西洋医学では、アプローチの仕方が全く異なります。西洋医学の場合、たとえば、熱があればお薬で熱を下げるといったように、直接的に作用するアプローチが主流です。それに対し東洋医学では、熱があれば身体を温めて汗によって熱を下げるといったように、本来人間が持っている身体の機序に基づいて治療をおこなっていきます。そうした意味では、「治す」というより、「整える」という方が適当かもしれません。
「病は気から」とも言います。身体にストレスがかかり、疲れてしまっている人にいくらお薬を投与したとしても、根本的な問題を抱えているわけですから、治りが悪いのも道理と言えるのです。特にはっきりとした病名がつかない症状の場合、漢方の緩やかなアプローチが功を奏すことがあります。
漢方を勉強したことで、この歳になってもまだまだ発見があるというのは、医師としての喜びにもなっていますし、今後もその姿勢を維持していきたいと思っています。

治療の内容と結果に患者さんがご満足いただけるように

飯田 正樹 院長

一番に心がけていることは、患者さんのお話をしっかりと聞くということですね。基本的には痛みであったり、いわゆる主訴が取れることを望まれて来院されるわけですけども、そのニーズにも人によって違いがあります。直接的にお薬が欲しいという方もおられれば、色々調べて、徹底的に原因を探りたいという方もいらっしゃいます。患者さんごとに異なるニーズの差異を汲み取り、それに応えていくのが私たちの仕事と心得ています。
患者さんによっては、話を聞くことそのものが治療になっているように感じることもあります。耳鳴りで様々な病院を回ってきたという方がいらっしゃいました。原因としては難聴が起因となっていて、答えとしては、私としてもそう変わるものではありません。しかし、完全には治らないにしても、うまく付き合っていくにはどうしたらいいか、ということを具体的にお示しすることで、患者さんが気持ちを楽に持てるということもあるのです。患者さん1人ひとりの気持ちに寄り添うということが、クリニックには求められるのだと感じています。
また今後は、画像を用いた説明を展開していきたいと考えています。診断時間のことを考えますと、私が診たものを所見としてカルテに記載していくのが早いわけですけども、口頭での説明だけでは、患者さんの理解というものが不足しがちなことが以前より気にかかっていました。鼻にしろ喉にしろ耳にしろ、それから目眩(めまい)もそうですが、写真や数字で目で見てわかるものを提示することが、患者さんの理解を進めてくれると期待しています。治療は患者さんと一緒にやっていくものですから、納得して治療に臨んでいただけるようにしていきたいですね。

幅広く多様なニーズに応えていく

当院では舌下免疫療法を取り扱っています。この療法では現在、スギとハウスダストの2種類のアレルギーのみが対象となっていますが、アレルギー性鼻炎の根本的な治療法として、近年になって大きな注目を集めています。舌下免疫療法も万能ではなく、また、月に1回来院していただく必要があるなど、患者さんに負担を強いる面もあるのですが、ご希望される方には積極的にお話をさせていただいています。
舌下免疫療法や睡眠時無呼吸症候群の治療は、患者さんに選択肢を増やしてあげたいということから始めたものでした。大学と違い、ここでは専門に限らず全てを診ていくことが求められます。選択肢がなければ患者さんも選びようがないわけですので、できる限り多くのニーズに応えれるよう、今後も診療の幅を広げるということに着目していきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

繰り返しになりますが、耳鼻咽喉科は、目と歯を除く頭頸部全般を診ることのできる幅広い診療科です。その部分に関することで、「どこに行ってよいかわからない…」とお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。解決に至る道筋をしっかりとお示しし、皆様のお役に立てるよう努力を続けてまいります。

※上記記事は2019年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

飯田 正樹 院長 MEMO

耳鼻咽喉科専門医

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:旅行
  • 好きな映画:SF
  • 座右の銘:「為せば成る為さねばならぬ何事も」
  • 好きな音楽:オールジャンル
  • 好きな観光地:ハワイ

グラフで見る『飯田 正樹 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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