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小川 亮 院長

RYO OGAWA

調子悪い?と思ったら、とりあえずいく場所。
そんな昔ながらの“かかりつけ医”を目指して

久留米大学医学部卒業後、慈恵会医科大学に約10年、勤務。この間、精神科から内科へと転身し、消化器の検査と治療に注力する。その後32歳で、1960年から続く、実家の幡ヶ谷・小川医院を継ぐ。

小川 亮 院長

小川 亮 院長

小川医院

渋谷区/幡ヶ谷/幡ヶ谷駅

  • ●内科
  • ●小児科
  • ●消化器外科

昭和35年の開業時から、ずーっとファミリードクター

小川 亮 院長

当院は地元の人たちがおばあちゃんから孫まで三代にわたって通ってくれているような、いわゆるファミリードクターなんです。私自身、子供の頃から診療室や待合室を遊び場にして育ったんで、患者さんに「あんたの小さい頃は…」なんて言われることもしょっちゅう。地元の人たちが、気軽に安心して立ち寄れる、なんでも相談できる、そしてずーっと面倒みてくれる。つまり、自分たちが年齢を重ねていく姿をみていてくれる…開業した父は、そんな身近で濃いつきあいのできる医院を目指していて、今もそこは同じですね。
30年前、32歳のときに当院を継いだのですが、病院の基本方針は全く変えませんでした。ただ、慈恵医大に勤務していたときに、内視鏡など消化器の検査を徹底的にやったんで、検査機器はたくさんそろえて、他へ行かずになるべくすぐ検査できる体勢というのは、僕の代から始めました。

充実した検査機器、でも大事なのはどう診断するか

小川 亮 院長

検査機器は個人病院にしては充実していると思います。胃カメラ、超音波、腹部エコー、24時間心電図。勤務医時代に積んだ技術を生かさないともったいないなと思って揃えました。じゃあ、大学病院で検査してもらって…という手順がないのは患者さんにとっても楽なのではないかと思いますね。でも、当たり前ですが、大事なのは機器よりも医師の“読み”(診断)ですよね。何を見て、どう判断するのか。そこは若いときにきっちりと基礎を積んだので、自信があります。
でも「すべてをうちで」とは全然思っていなくて、今は近くにも大病院がたくさんあるし、あっちでできることはあっちで…と思います。だから「これはうちよりもあっちのほうが得意かも」と思ったらすぐ紹介します。そういうネットワークが充実しているのも、ある意味財産ですね。

最初に学んだ精神科での治療が、今の診療に生きている

小川 亮 院長

子供の頃から「医院を継げ」と強制されたことは一度もなくて、なにもかも自由でした。実は医師に興味を持ったのは、十代でフロイトなどの精神医学に夢中になったから、という理由です。慈恵医大に入ったときも、選んだのは精神科だったんですよ。でも2年やって、「これはちょっと予想と違ったな」と痛感して。自分には精神科は無理かもと限界を感じて内科に変わったんです。本当は大学時代から、どんな傷を縫合するときも躊躇しないような性格が「外科むきだ」と言われ続けていて、自分でもその気だったんですが、外科って、何度も手を消毒するでしょう。その消毒薬で手が荒れてどうにもならなくなっちゃったんです(笑)。それで内科にしました。内科は診る患者数が多いですよね。できるだけたくさんの患者さんと会いたかった。人好きなんですよね。
最初精神科を志して回り道しちゃったなと思ったんですが、実はこのときの勉強が今の診療に役立っています。精神科って、どれだけ患者さんの話を聞くかという科なんですね。あのときに「聞く力」を鍛えたのがよかったな、と日々思いながら診療しています。どの科でも患者さんの話を聞くのは一番大事ですから。

理想は、家族全員の「かかりつけ医」

今ならプライマリードクターという言い方をしますが、なにかあったらまず最初に診てもらう、そういう医院でありたいですね。長年診ていることで、気付けることもあるだろうし、なによりも深く長いつきあいがしたいです。まず診させてもらって、それが僕の診療範囲なら治療するし、専門外だったらすぐ別の病院を紹介するし。だから内科じゃなくても、具合悪ければ来て欲しいんですよね。それで、たいしたことがなかったらいいことじゃないですか。診療時間のほとんどをおしゃべりで潰しても、全然いいと思います。病気を診るのは半分、と思っているくらい。あとの半分は人を見ます。
スポーツ医の資格も持っていて、趣味でマラソンやトライアスロンもやっているんで、運動する人の体調管理なんかも得意ですよ。

これから受診される患者さんへ

調子が悪いけど何科に行ったらいいのかわからない、ということって多いですよね。こんな程度で病院行くのは大げさ?とか。そんなささいな症状でも、ぜひ来てください。内科でなくても大丈夫。世間話するくらいの気軽さで来てください。幡ヶ谷六号通り商店街のなかにありますので、近辺にお住まいや職場がある方が、買い物ついでに日常的に立ち寄ってくれるといいなと思います。もちろん、遠くから来ていただくのも歓迎です。

※上記記事は2017年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

小川 亮 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:年に2度のトライアスロン、たまにマラソン
  • 最近観た映画:「怒り」「沈黙」どちらも深刻なドラマですが、おもしろかった。おもしろそうな映画(映画に限らず本でもなんでも)はなんでも観ます。
  • 好きな場所:人気のない山。そういう山にひとりで登りに行くのが好きです。おすすめは新潟の中ノ岳。

グラフで見る『小川 亮 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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