日本橋茅場町こころのクリニック

森田 道明 院長への独自インタビュー

話を聞くことが好きで、精神科の医師に

漠然と医師になりたいというよりは、“精神科のお医者さん”になりたいという具体的な目標があって医学部に進みました。性格的に自分で話すより人の話を聞くほうが好きだったんです。学生の頃は友人からよく相談を受けて、いろいろとアドバイスしたこともありました。大学卒業後は同じ大学の医局に入り、長く勤務医を続けてきました。もともと開業したいという気持ちは持っていたのですが、大学病院は上司や同僚などたくさんの人がいるので教わることや刺激を受けることも多く、勉強になることばかりでした。そのうえ、結構引き止められもしました。そのため開業まで少し時間がかかりましたが、いろんな修業をさせてもらったと思っています。
開業したのは2016年。最近は心療内科や精神科のクリニックも多くなってきていて、いいなと思ったエリアでも他のクリニックがあったりと物件選びは結構大変でした。茅場町は似たクリニックが他になく、かつ交通の便も良いので開業場所としては最適でした。

子供からご高齢の方まで、幅広い年代の診療に携わる

当院では心療内科、精神科を中心に診療を行っています。ストレスで悩んでいる方、夜眠れなくて悩んでいる方、うつ病を中心とした気分障害の患者さんが多いですね。この辺りは大きなビルが建ち並ぶオフィス街ですが、同じようにマンションも多いので会社員ばかりというわけではなく、この地域にお住いの方も来院されます。主婦の方、お子さん、ご高齢の方など幅広い年代を診ています。診療に当たって年齢制限は特にありませんが、お子さんの場合は小学生くらいの、ある程度自分で話ができる年齢であれば受診していただけます。最近はいじめや不登校など、複雑化、深刻化している問題も多いので、お子さんからの相談や親御さんの子育てに対する悩みにも積極的に応えたいと考えています。
いろいろな症状の方が通院されるのに合わせて、クリニック内は茶色や黒を基調として落ち着いた雰囲気にしています。皆さんがそれぞれのスペースでゆっくりできるように、椅子もお一人ずつで座れるようにしました。あと、これは病院では珍しいと思うのですが、カウンター席も設置してあります。患者さん同士のプライバシーを守り、また他の患者さんをあまり気にせずにお待ちいただけるような院内になっています。

続きを読む→