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大江 俊太郎 院長

SHUNTARO OHE

専門的な「呼吸器診療」で早期発見と重症化予防を。充実した診療体制のもと、質の高い医療を提供する

北里大学医学部卒業後、研修を経て同大学呼吸器内科に入局。一般診療から専門的な医療まで幅広く経験し、救急医療にも従事。その後在籍した国立病院機構東京医療センターでは、小児医療についても学びを深める。2025年12月、『世田谷おおえ内科・呼吸器クリニック上北沢駅前院』を開設し、現在に至る。

大江 俊太郎 院長

大江 俊太郎 院長

世田谷おおえ内科・呼吸器クリニック上北沢駅前院【2025年12月1日開院予定】

世田谷区/上北沢/上北沢駅

  • ●内科
  • ●呼吸器内科
  • ●感染症内科
  • ●アレルギー科
  • ●小児科
  • ●健診・検診

呼吸器内科や救急医療など、多様な経験が強みに

大江 俊太郎 院長

子どもの頃は小児喘息があって、医療機関のお世話になることが度々ありました。発作が起こって呼吸器内科を受診するたび、適切な治療で症状が落ち着いたことをよく覚えています。そうした体験を繰り返すなかで医療を志すようになったのは、ごく自然な流れでした。医療によって救われた側から、今度は自分が救う側になりたいと考え、北里大学医学部に進学しました。
こうした経緯がありましたので、初期研修を終えると母校の呼吸器内科に籍を置いて研鑽を積みました。肺がん、心不全、重症肺炎、難治性気管支喘息などの呼吸器疾患を中心に、生活習慣病の管理など内科全般に幅広く対応する一方、救急医療に携わるなかで一刻を争う重症例にも適切に対応できるスキルを身につけました。また東京医療センターでは、かねてより興味のあった小児医療を学ぶ機会にも恵まれました。急性期から慢性期、成人から小児の患者さんまで幅広く診てきた経験が、医師としての自分の強みになっていると感じます。

専門性の高い「呼吸器診療」で早期発見と重症化予防を

大江 俊太郎 院長

私が専門にする「呼吸器」は、生命維持に欠かせない「呼吸」に関わる臓器の総称です。体に取り入れた空気の通り道となる「上気道」と「下気道」、酸素と二酸化炭素を交換する役割を担う「肺」などから構成されます。このことからもお分かりいただけるように、呼吸器の不調は全身の臓器に影響を及ぼし、たとえば肺の機能が低下すると、心臓や腎臓にも悪影響を及ぼすことがあります。それだけ重要な臓器であるのに、風邪や喘息の患者さんが適切な治療を受けられていないケースも多く、大学病院にいた頃は重症化した患者さんを診るたびに残念な思いをしてきました。
『世田谷おおえ内科・呼吸器クリニック上北沢駅前院』を開設した一番の目的は、患者さんにとってより身近な場所で、専門的な呼吸器診療をご提供することでした。一口に「咳」といってもその原因はさまざまで、緊急の治療を要するものもあれば、お薬などで症状をコントロールしていくものもあります。患者さんの訴えに丁寧に耳を傾けるのはもちろん、適切な検査をもとに診断を行い、お一人お一人に適した治療をご提案することが当院の使命だと言えるでしょう。気付かぬうちに病気が進行し、命に関わる状態になる方を1人でも減らせるように、早期発見と適切な治療介入に努めたいと考えています。

充実した診療体制のもと、質の高い医療を提供する

大江 俊太郎 院長

たとえ咳が長く続いていたとしても、必ずしも肺などの呼吸器に問題があるとは限りません。咳症状のある患者さんを検査してみると、思わぬ病気が見つかるケースもあるため、当院ではあらゆる可能性を否定せず、さまざまな角度から原因の特定に努めています。院内にはX線や超音波(エコー)をはじめとした検査機器を導入したほか、気道の炎症の程度を確認する「呼気NO(一酸化窒素)検査」や、肺の動きを調べる「呼吸機能検査(スパイロメーター)」を行える体制を整え、適切な診断・治療に役立てています。また、各種検査を担う専門職・臨床検査技師が常駐していることも特徴の1つです。
X線画像から病気の有無を確認し、診断を行うことを「読影」と言いますが、胸部X線の読影には高度な専門性が求められます。私もまだまだ勉強中の身ではありますが、当院には同じく呼吸器内科医である父が在籍しており、心強い存在になっています。父は世界肺癌学会や日本臨床腫瘍学会の理事を務め、国立がん研究センター中央病院副院長、東京慈恵会医科大学大学院教授を歴任したベテラン医師です。それぞれに専門性を持った医師や技師が連携することが、精度の高い検査や治療につながっていると考えています。

体の悩みに幅広く対応し、「睡眠外来」にも注力

地域の中で専門的な医療を行う一方で、私たちは地域の方々が気軽に足を運べて、体のことを何でも相談できるような存在でありたいと思っています。たとえば、よくある風邪の症状でも、適切なタイミングで治療を行うことができれば喘息への移行を防ぐことができます。また、病気とまでは言えない症状であっても、当院にご相談いただくことで何らかの解決策をご提示できるかもしれません。ですから、「医療機関を受診する」というよりも、「ちょっとおしゃべりをしに行く」ような感覚でご来院いただけたらうれしいです。
こうした考えのもと、当院ではワクチン接種や健康診断などの予防医療にも積極的に取り組み、糖尿病をはじめとした生活習慣病の管理、花粉症に対する舌下免疫療法などにも幅広く対応しています。なかでも、当事者として患者さんに寄り添った診療を行えると自負しているのが「睡眠外来(不眠外来)」です。私自身、勤務医時代に当直が続き、睡眠の質が大きく低下した時期がありました。不眠の原因は人それぞれですが、私の場合はCPAP療法によって、生活の質が大きく改善しました。あるデータによると成人の30~40%が不眠に悩んでいると言われますが、不眠の背景に何らかの病気が隠れている場合は、適切な治療によって生活の質の改善が期待できます。内科的な病気であればお薬による治療を行い、精神的な要因が影響しているのなら、信頼できる医療機関へご紹介できるでしょう。当院が地域医療の窓口となり、適切な医療へとつながる道案内をさせていただきます。

これから受診される患者さんへ

繰り返しになりますが、私たちが生きていくうえで「呼吸」は欠かせない活動の1つであり、呼吸器の不調は全身の臓器に悪影響を及ぼします。風邪をひいた後、1週間たっても咳が治まらない場合は、ぜひ呼吸器を専門にする医療機関を受診していただければと思います。
当院では専門的な呼吸器診療を柱に、おおむね6歳頃からご高齢の方までの患者さんに対応しています。木目を取り入れた落ち着いた雰囲気の院内には、ゆったりくつろげる待合室のほか、発熱患者さん専用の隔離室もご用意しています。ご自分やご家族に気になる様子がみられたら、どのようなことでも遠慮なくご相談ください。

※上記記事は2025年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

大江 俊太郎 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:北里大学医学部
  • 趣味・特技:ラグビー、ランニング、旅行、子どもと遊ぶこと
  • 好きな曲:『アイノカタチ』(MISIA)
  • 好きな場所:上北沢公園
  • 好きな言葉:「人間万事塞翁が馬」

大江 俊太郎 院長から聞いた
『気管支喘息』

重症喘息に対しての生物学的製剤に注目が集まっている

喘息は2型(Type2)喘息と非2型喘息に大きく分類されます。2型喘息は血中の好酸球、2型ヘルパーT(Th2)細胞や2型自然リンパ球(ILC2)などが原因となり、気管支に炎症が起こり喘息が誘発されます。一方、非2型喘息はこれらの関与が少ないと言われています。非2型喘息の原因として代表的なのはアトピー性皮膚炎合併の喘息です。
先ずは、検査(血液検査や呼吸機能検査など)で何が喘息の原因となっているかを調べることが重要です。なぜなら原因により治療法が変わってくるからです。
近年、重症喘息に対しての生物学的製剤が注目を浴びています。
従来の吸入薬を中心とした治療に生物学的製剤を組み合わせることで、重症喘息の改善が期待されます。ただし、生物学的製剤は高価であり、また前述した喘息の型によって使い分ける必要があります。
もし、喘息でお悩みであり、生物学的製剤に興味がある方は経験豊富な呼吸器内科医の受診をオススメします。

グラフで見る『大江 俊太郎 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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