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鈴木 直人 院長

NAOTO SUZUKI

田園調布駅から徒歩1分の内科・消化器内科・整形外科クリニック。内視鏡検査に力を注ぎ、地域住民の健康をサポート

昭和大学医学部(現:昭和医科大学)卒業。消化器外科を専門に研鑽を積む。母校の大学病院や関連病院で診療にあたり、田園調布中央病院では20年にわたり地域医療に従事。2025年8月に『田園調布ステーションクリニック』を開設し、現在に至る。

鈴木 直人 院長

鈴木 直人 院長

田園調布ステーションクリニック

大田区/田園調布/田園調布駅

  • ●内科
  • ●消化器内科
  • ●整形外科

「がんで苦しむ人を救いたい」……その思いが原点

鈴木 直人 院長

私が医師を志したのは高校1年生のとき、母をがんで亡くしたことがきっかけでした。当時の私は、がんという病気がどんなものかもまったく分からず、治療内容なども十分に理解できないまま母を見送りました。このとき母と同じようにがんで苦しんでいる方が多くいることを知り、自分が医師になって一人でも多くの患者さんを救いたいと考えるようになったのです。母を失った喪失感からつらい思いをした時期もありましたが、「サヨナラを繰り返し君は大人になる……」というフレーズで有名な鈴木雅之さんの曲に励まされ、背中を押してもらいながら、現在の昭和医科大学に進学しました。
こうした経緯がありましたので、大学入学当初から外科医になることを目標にしていて、卒業後は母校の消化器・一般外科に所属しました。大学病院や関連病院で経験を積み、開業前に診療していた田園調布中央病院では、がん手術をはじめ内視鏡検査や外来診療などを担当しながら、20年にわたり地域医療に従事してきました。そうしたなか、地域の方々に愛され頼りにされていた田園調布中央病院の移転が決まり、2025年の夏に『田園調布ステーションクリニック』を開設する運びになりました。

田園調布駅から徒歩1分の「ペンギンクリニック」

鈴木 直人 院長

私はこれまで長く田園調布で診療してきましたので、この町も、この町に暮らす方々のことも大好きです。たとえ手術ができなくなったとしても、内視鏡の技術やこれまでの経験を生かして、地域の皆さまの健康を支えていきたい……そう考えてクリニックの開業を決めました。田園調布中央病院は移転しましたが、新しい建物はすぐお隣の駅にあり、当院との間で電子カルテも共有しています。患者さんの情報はどちらの施設でも確認できる体制を整えており、これまで以上に充実した医療をご提供できるものと考えています。
患者さんの中には、以前の病院から20年近いお付き合いになる方も多くいらっしゃいます。当院に信頼を寄せてくださっていることをありがたく思うと同時に、皆さまの健康を守るためにしっかり取り組まなければと、身が引き締まる思いがします。
実は、院内の一角にペンギンの絵を飾っているのですが、それを見て当院のことを「ペンギンクリニック」と呼んでくださる方もいらっしゃるようです。そんなふうに親しみを持っていただけることは非常にうれしいですし、「困ったときはペンギンクリニックに相談しよう」と言っていただけるようになることを目標に、日々の診療にあたっています。

内科・消化器内科・整形外科を柱に、地域住民の健康をサポート

鈴木 直人 院長

当院では、内科・消化器内科・整形外科の診療を柱に、地域の皆さまの安心の暮らしを支えていきたいと考えています。風邪や腹痛といったよくある症状から、糖尿病をはじめとした生活習慣病の管理、さらには日常生活におけるけがや腰痛など、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の多様なお悩みに対応できることが特徴です。中でも私の専門分野であり原点でもある「がんの予防」には、特に力を入れて取り組みたいと思っています。
胃がんや大腸がんを予防するためには、定期的に内視鏡検査を受けていただくことが大切です。内視鏡検査でがんを早期に発見できれば、負担の少ない内視鏡治療によって、完治が期待できるからです。最近では、鎮静剤を使用してウトウトと眠ったような状態で検査を受けられるようになり、受診のハードルもだいぶ下がってきました。とはいえ、胃カメラ(上部内視鏡検査)に比べると、大腸カメラ(下部内視鏡検査)の受診率は依然として低い数字にとどまっているのが現状です。これをいかに改善していくかがクリニックとしての大きなテーマであり、一人でも多くの患者さんに受診していただけるよう、積極的にはたらきかけていきたいと考えています。

胃がん・大腸がんを未然に防ぐため、内視鏡検査に力を注ぐ

大腸がんは日本人の死亡原因の上位を占め、女性の死亡者数では第1位となっています。しかし、この病気は予防ができないわけではなく、確実な予防法は大腸カメラを定期的に受けていただくことです。検査によってポリープを早期に発見し、その段階で切除できれば、病気を未然に防ぐことができるのです。大腸がんになる方、大腸がんで亡くなる方を減らすためには、大腸カメラを受診してくださる方を増やす取り組みが必要だと考えています。私がこのようなことをお話しするのは、大腸がん手術を担当した患者さんから「もっと早く検査を受けていればよかった」と、何度も聞いてきたからです。症状の有無にかかわらず大腸カメラを受けていれば、がんが進行するのを防げたかもしれない……そうした声を未来につなげるためにも、自分の目の前にいる患者さんには、正しいことを正しくお伝えしたいと思っています。
大腸カメラは、胃カメラに比べて下剤の服用や検査時間などの負担が大きいと思われがちですが、最近は医療技術の進歩により、かつては2L必要だった下剤もペットボトル1本(480ml)程度で済むようになっています。ご自宅で下剤を飲んでご来院になれば、数十分の検査の後、院内で1時間ほどお休みになればお帰りいただけます。当院では女性患者さんの「恥ずかしい」というお気持ちにも十分に配慮しておりますので、ぜひ受診を検討していただければと思います。

これから受診される患者さんへ

私が医療の専門家であるのに対して、患者さんはご自分の体のことを一番よく知る専門家です。診察の際はお互いに「専門家」として同じ目線で話し合い、その患者さんに合った医療について、ご一緒に考えたいと思います。
私の専門は消化器外科ですが、外科医は患者さんの全身状態を把握したうえで手術を行います。これまでには、がんが再発した患者さんへの緩和ケアや、その方らしい最期を迎えるためのサポートなども経験してきました。さまざまな病気やご希望に対応できる経験を積んでまいりましたので、何かお困りのことがあれば遠慮なくご相談いただきたいと思います。

※上記記事は2025年9月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

鈴木 直人 院長 MEMO

外科専門医 /消化器外科専門医

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:昭和医科大学
  • 趣味:旅行、ゴルフ、朝カフェ
  • 好きなアーティスト:鈴木雅之
  • 好きな場所:駒沢公園
  • 好きな言葉・座右の銘:「温故知新」

鈴木 直人 院長から聞いた
『大腸がん[直腸がん・結腸がん]』

がんを未然に防ぐため、「大腸カメラ」を受診してほしい

大腸がんは、遺伝的要因や環境要因などが複合的に絡み合って発症すると考えられています。食の欧米化が要因の1つと言われますが、はっきりとした原因は分かっていません。

初期の段階では自覚症状がないことが一般的で、進行すると血便がみられ、さらに進行すると便秘や下痢を繰り返すことがあります。「胃腸が弱いせい」と見過ごされてしまうケースも少なくありませんが、何らかの症状が認められる場合は、大腸がんが進行している可能性があります。

大腸がんを早期に発見するためには、症状の有無にかかわらず大腸カメラを受けることが大事です。ポリープの段階であれば、検査中に切除することで発症を未然に防げます。一方、内視鏡で切除できない進行がんの場合は、入院して手術をする必要があります。ご自分の命と健康を守るためにも、ぜひ定期的な受診をおすすめします。

グラフで見る『鈴木 直人 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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