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屶網 慶 院長

KEI NATAAMI

動物たちと飼い主さんに寄り添いながら
「楽しい暮らし」をサポートしていく

日本獣医生命科学大学を卒業後、勤務医として幅広い症例に携わり、経験を重ねる。2018年、「用賀駅」そばに開業。

屶網 慶 院長

屶網 慶 院長

コネット動物病院

世田谷区/用賀/用賀駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ウサギ
  • ●ハムスター
  • ●フェレット
  • ●鳥
  • ●は虫類
  • ●両生類
  • ●その他

魚の研究とサラリーマン生活を経て、獣医師の世界へ

屶網 慶 院長

私には少々異色の経歴があって、お魚の大学から一度サラリーマン生活を送っていたことがあるんです。とは言え、もちろん小さな頃から生き物が好きで、家のリビングでは図鑑を眺め、お風呂の中でもハンドブックを離さないほどでした。最初に飼ったのはハムスター、その後もウサギ、ネコ、シバイヌという感じに、いつも動物たちと一緒に過ごしていました。普通ならばそのまま「獣医師に」となるかもしれませんが、魚が大好きでしたので東京水産大学(現・東京海洋大)に入学し、ヒラメの研究をしていました。卒業した後、ある食品会社に就職したのです。会社では製造部門を担当して、一時は「工場長候補か」と言われたこともありましたけれど。退職し、無職になって立ち止まって考えてみたときに、本当に進むべき道がハッキリした、と言いますか。今度は獣医師の道へと進もうと勉強をし、編入試験を受けて、日本獣医生命科学大学に合格することができました。
大学の卒業式は、ちょうど東日本大震災があった3月11日でした。被災地・石巻で避難所をまわり、診察やフードの配布などボランティア活動に従事したこともありましたし、石巻の病院で勤務しました。その後、都内や広島県内の動物病院で経験を重ねて、2018年に『コネット動物病院』を開設しました。

いつでも気軽に足を運べる、カフェをイメージした動物病院

屶網 慶 院長

自分の病院をつくるからには、医療機関にありがちな堅苦しいイメージは嫌だな、と思いました。外から中の様子が覗けて、どなたにも気軽にお入りいただけるような、カフェのような雰囲気にしたいと思ったんです。あいにく、動物たちを迎えるのはオシャレな店員さんではなく、モサッとした私なのですけれど(笑)。当院を頼りにやって来てくれる動物たちが、少しでも良くなって帰ってくれるような、そんな診療をしたいと思っています。
『コネット動物病院』では、イヌ・ネコをはじめ、ウサギやフェレットなどエキゾチックアニマルと呼ばれる小動物、爬虫類や魚類なども診療しています。勤務医時代から、種を問わずいろいろな動物を診てきましたし、私自身「エキゾチックアニマル」という言葉には、違和感があるんです。私にとっては、イヌもネコもウサギも鳥もみんな同じ生きもの、動物です。色々な動物を診ているからといって犬猫が疎かになっている訳ではありません。インコの手術が出来ればイヌは大分分かりやすいし、逆にイヌやネコの知見がウサギの診療に大いに生かせることもあります。どの子もじっくりと診ているからこそ身についた知識や技術、経験をいかしながら、動物たちと飼い主さんの暮らしをしっかりサポートしていきたいと考えています。

きいて・みて・さわって、動物たちに負担の少ない診療を

屶網 慶 院長

動物たちは自分で話をすることができませんから、診察の際にはまず、飼い主さんのお話をじっくりとお聞きするようにしています。初診であればとくに時間をかけて、いろいろな角度から質問をさせていただいて、それと同時に動物たちの様子もしっかり観察します。「みる」「さわる」というのは診察の基本ですけれど、いきなり体にさわって急変しないとも限りません。動物たちの負担にならないように、まずはしっかり「みる」ことを徹底しています。
検査や手術についても、動物たちへの負担がなるべく少なくなるように考えています。見落としのない診察をおこなうためにエコー(超音波)を活用しているほか、小型の内視鏡で異物の除去。腸の組織をとってくることもできます。また、手術時には血管シーリング装置によって安全・スピーディに止血をおこないますので、手術時間の短縮が期待できます。いずれのケースにおいても、私から治療法のご提案はいたしますが、決して押しつけることはありません。その代わり、飼い主さんが「無理かもしれない」と弱気になられるケースでも決してあきらめず、精一杯力を尽くしたいと思っています。

動物たちと飼い主さんの「楽しい暮らし」をサポートしたい

私はときどき、「人はなぜ動物を飼うのか」と考えることがあります。ただ、生きていくだけなら特に動物をわざわざ飼う必要はないはずです。飼っている方それぞれが何か違う思いを持って動物を飼われていると思うんです。ペットたちの中にはスキンシップが難しい動物もいますし、医療にかかる費用もすべて飼い主さんが負担されることになります。それでもなお「生きもの」との暮らしを希望されるのならば、飼い主さん自身が「楽しい」と感じられることが大切ではないでしょうか。
今は、インターネットなどにも情報があふれていて、動物たちのために「こうしなければいけない」と頑張っている飼い主さんも多いです。でも、「正しい飼い方」が重荷になったり、ストレスになってはいけません。私は、動物たちとの暮らしが「楽しくなければ意味がない」と思うのです。たとえば、ウサギの安全を第一に考えるなら、お部屋の中でもケージに入れてあげるのが理想です。でも、飼い主さんとウサギの「楽しさ」を考えれば、お部屋の中で自由に動き回れる方がいいはず。動物たちの安全と健康を確保しつつ、いかに「楽しい暮らし」を実現していくか。私自身、獣医師であり飼い主という立場から、さまざまなアドバイスをさし上げたいと思います。

これから受診される飼い主さんへ

『コネット動物病院』は、「用賀駅」の改札から歩いてちょうど5分ほどの場所にあります。当院は予約制です。当日の予約でもOKです。これは前述のようにお話を伺うのに時間がかかること、待ち時間のストレスを減らしたいこと、相性の悪い動物と被らないようにするためです。院内には、1階と2階それぞれに独立した入院室があります。部屋ごとに空調を変えられるように配慮しています。種や性格によって部屋を分け、入院中もストレスなく過ごせるように配慮しています。また、ガラス温室は30℃に保たれ、鳥類や爬虫類の適温にあわせています。
当院では、その子その子の性質に配慮して、オーダーメイドの治療をしていきたいと思います。セカンドオピニオンにも対応しておりますので、不安なことや疑問に感じていることがありましたら、お気軽にご相談いただきたいと思います。

※上記記事は2018年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

屶網 慶 院長 MEMO

  • 出身地:千葉県
  • 趣味・特技:釣り
  • 好きな本・愛読書 :歴史小説
  • 好きな映画:SF、特撮
  • 好きな音楽・アーティスト:映画音楽(伊福部昭、ジョン・ウィリアムズ、久石譲)、小学生の時ライブに行ったのは、筋肉少女帯です。
  • 好きな言葉・座右の銘:友よ水になれ
  • 好きな場所・観光地:海(沖縄)、川沿い

グラフで見る『屶網 慶 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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