• TOP
  • 教えてドクター

医師による病気の解説一覧

1149件中 1096 ~1110 件を表示

井上動物病院の先生が解説

犬の耳血腫について

『犬の耳血腫』は手遅れになると耳が変形したままになる!

犬の「耳血腫」は、耳に大きな血豆ができるような病気です。教科書ではよく、外耳炎を放置して耳がかゆくなり、耳を振ったりこすりつけたりして大きな血豆ができている、と書かれていることが多いのですが、実際には免疫学的な疾患です。原因は、耳には皮の袋があって真ん中には軟骨が入っているのですが、そこに異常が起こってどんどん出血が始まるためです。外的要因だと思われがちですが、自己免疫性による内的要因から起こっています。リウマチなどと同じで免疫の誤作動によるものです。治療法については、自己免疫の異常が起こって発症するのですが、インターフェロンやステロイドを使った方が治りやすい病気です。当院の治療法はインターフェロンを週1回、局所へ注入する、プレドニゾロンを内用・内服させることです。このような治療を5週間前後くらい続けていくと治ることが多いですね。従来は外科的な処置をして、耳をざっくりと切る、圧迫をする、あるいは「マットレス縫合」と呼ばれるホチキスみたいな縫い方をたくさんして耳が膨れるのを防ぐ治療方法が多かったのですが、インターフェロンのオメガを注入することによって免疫を調整したり、ステロイドを使ったり、サイトカインストーム(免疫暴走)を抑えていく方がむしろ良くなります。耳血腫は少しでも血腫が小さいうちに治すと、耳が変形せずにきれいに治ります。最初にぷくっとなった時に来ればいいのですが、大体は耳が風船のようにパンパンに膨らんでから来る方が多く、そこから治すと格闘家やボクサーの耳みたいに治った後もグニュグニュと変形してしまいます。きれいな耳のまま治したいならば、早めの治療が大切です。

井上 平太 院長

井上動物病院

井上 平太 院長

  • 上尾市
  • 小泉
  • 上尾駅
  • 犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●その他

日本動物医療センターの先生が解説

犬の骨折について

小型犬を抱っこするときの落下事故、フローリングなど居住空間にご注意を

日本では住環境の制限などから小型犬が好まれる傾向があります。小型犬の中でもチワワやトイプードル、イタリアングレーハウンドなどはちょっとした弾みで骨折することがあるため、十分な注意が必要です。 骨折が発生するタイミングとして最も多いのは、わんちゃんを家族に迎えたばかりの時期です。ペットショップから初めて小さなわんちゃんを連れて帰り、慣れない抱っこをしたときに思いがけず落下させてしまうケースが多く、自宅に迎え入れた翌日に骨折し、入院生活となってしまったケースもあります。トイプードルなど小型犬の前肢の骨(橈骨とうこつ・尺骨しゃっこつ)は非常に細く、3~5mmほど。つまり、割り箸よりも細いです。落下事故のほかに「ご家族様の膝から飛び降りる」「フローリングで滑ってしまう」といったことでも簡単に折れてしまいます。 小型犬の前肢の骨(橈尺骨)は、折れやすく癒合しづらい骨です。初期治療をきちんと正確に行わなければ、癒合不全(ゆごうふぜん)を引き起こし、治療が非常に困難になります。骨折を未然に防ぐためには、滑りやすいフローリングをクッション性のある滑りにくい素材にすること、わんちゃんを抱っこするときは慎重に扱っていただくことが大切です。

有藤 翔平 院長

日本動物医療センター

有藤 翔平 院長

  • 渋谷区
  • 本町
  • 幡ヶ谷駅
  • 犬 ●猫 ●ウサギ ●ハムスター ●フェレット

若葉クリニックの先生が解説

起立性調節障害について

子どもが学校に行けないときは、何らかの病気が隠れている可能性も

子どもが朝起きられなかったり、「学校に行きたくない」と言ったりすると、親御さんたちはさぞご心配でしょう。「子どもが登校拒否になった」と慌てて、精神科や心療内科の受診を検討なさるかもしれません。しかし子どもたちが学校に行けない背景には内科系の疾患が隠れているケースも否定できません。精神科や心療内科の前に、ぜひ内科クリニックを受診してみてください。 子どもの登校拒否を引き起こす代表的な病気として、起立性調節障害があります。起立性調節障害は朝起きようとすると脳の血流が低下して頭痛や立ちくらみなどが生じるため、たとえ本人に登校する意思があっても起き上がることができません。またこの病気は朝方に症状が強く現れ、午後からは徐々に回復する特徴があるため、「ずる休みをしている」と誤解されてしまうことも子どもたちを追い詰めます。親御さんにはぜひ、こうした病気があることを頭の片隅に置いておいてほしいと思います。 なお、登校拒否の原因が子どもたちのメンタルに起因する場合、精神科での治療はおおむね1~2年に及ぶとお考えください。また親御さんから見て治療がうまくいっていない様子があれば、担当医を変更するなど適切な対応をとることをおすすめします。

若月冬樹 理事長

若葉クリニック

若月冬樹 理事長

  • 船橋市
  • 上山町
  • 船橋法典駅
  • 内科 ●小児科 ●整形外科 ●精神科 ●皮膚科

池上おひさまクリニックの先生が解説

広場恐怖症について

恐怖のピークを避け、カフェイン減と食事の意識が肝要

ギリシャ語で「広場」というのは人が多いところという意味であり、広場恐怖症とは広場に限らず、人混み、混雑した電車、エレベーターや飛行機などの密閉された空間などで、急に動悸がしたり息苦しくなったりする症状です。原因はセロトニンが脳内で不足し、不安や緊張を引き起こすことによります。広場恐怖症にかかる方は実はかなり多く、通勤や通学の電車でも苦痛を感じて通い続けられない方もいます。パニック障害との違いは、パニック障害はいつでも起こり得るもので、広場恐怖症は特定の場面で起こり得るものです。しかし広場恐怖症も動悸や息苦しさなどのパニック発作が出ます。広場恐怖症の対処としては、まず無理をしないこと。電車などであれば混雑の時間を避ける、すごく狭い部屋でのミーティングは外すなどして、恐怖になり得るピークを避けることです。そのほか、カフェインが広場恐怖症の不安障害の原因として大きいことがわかっていますので、ブラックコーヒーをよく飲まれるのであればカフェインレスやデカフェのものを選んでいただくこと。あとは大豆製品や乳製品に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸を取っていただくと、セロトニンというホルモンが増えて不安や緊張が抑えられます。

大和 行男 院長

池上おひさまクリニック

大和 行男 院長

  • 大田区
  • 池上
  • 池上駅
  • 児童精神科 ●皮膚科 ●小児科 ●内科 ●精神科

RYO DENTAL CLINICの先生が解説

義歯について

入れ歯は一口腔単位で診ることが重要

『義歯でお困りの人』の問題点というのは「入れ歯がうまくできていない」ことなんですが、その原因というのは「入れ歯の適切な設計ができていないこと」にあります。2つ目は、残っている歯と歯がない所(歯肉)との「バランスが上手くとれていないこと」にあります。 診察していると、バネをかける歯や他に残っている歯の噛み合わせや歯周病の治療がされていないケースもあります。つまり、入れ歯の設計の問題だけではなく、むし歯、歯周病、噛み合わせのバランスなど、一口腔単位で診る必要があるんです。 義歯は義足と同じで100%噛める、100%痛くない、100%何の不安もないということは無いと思うんですね。ただし、快適に自分の歯の様に食事ができる義歯を目指して治療をします。そして、1回でも義歯を作ったら「残っている歯は義歯にしない」「歯を失くさない」というつもりで、きちんと付き合っていく。義歯は現状維持ができるようにきちんとメインテナンスや修理、必要なら治療(むし歯や歯周病)を行っていきます。 ちなみにインプラントは入れ歯ほどは気を遣いません。自分の歯の様に、それ以上にしっかり噛めるという利点もあります。ただし自分の歯と同じようにきちんと磨いてメインテナンスを必要としますし、外科手術を行う必要があったり、自費治療で費用が高額などのデメリットもございます。その様な内容を十分理解した上で、より質の良い食事、咀嚼をお望みの方は、是非インプラント治療をお選びください。

安達 亮 院長

RYO DENTAL CLINIC

安達 亮 院長

  • さいたま市大宮区
  • 大門町
  • 大宮駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

たいとう矯正歯科の先生が解説

八重歯[乱杭歯]について

お口全体の健康を保つ上でも、八重歯はしっかり治療したほうがベター

前歯の中心から3番目に位置する、尖った形状をしている犬歯が噛み合っておらず、見た目には外に飛び出して見える状態を八重歯と言います。犬歯は永久歯の中で遅めに生えてくる歯ですが、萌出するスペースの不足が原因で八重歯の状態になるわけですから、治療としては十分な隙間を獲得することがベースとなってきます。例えば、抜歯によってスペースを捻出する方法もありますし、奥歯を後ろに動かして隙間を作る方法、あるいは歯全体を薄く削ってスペースを作るなど、方法は様々です。 下顎を左右にスライドさせる動きをすると、正常な噛み合わせであれば、上と下の犬歯が擦れることになります。犬歯は根が太く長いものですから、その力に耐えられるようにできているんですね。犬歯がしっかり機能していない場合、擦れるのは多くの場合、奥歯となりますが、奥歯はその力に耐えられるようにできておらず、長い時間の経過によってヒビが入ってきたり、抜歯を余儀なくされるのです。この状態で被せ物やインプラントの治療をしても、長く持つことはありません。犬歯の重要性はそこにあり、お口の健康を保つ上で極めて重要な歯と言えます。

來栖 聡 院長 & 來栖 彩 副院長

たいとう矯正歯科

來栖 聡 院長 & 來栖 彩 副院長

  • 台東区
  • 元浅草
  • 新御徒町駅
  • 矯正歯科

YVESJU CLINIC(イヴジュクリニック)の先生が解説

肌の再生医療について

夢のアンチエイジング・若返り、自分らしい美しさ、そして健康を取り戻す治療法

「肌の再生医療」は夢のアンチエイジング・若返り、自分らしい美しさ、そして健康を取り戻す治療法です。主な治療法として幹細胞治療やPRP皮膚再生治療があります。 「幹細胞治療(線維芽細胞移植術)」 幹細胞治療は、自己の線維芽細胞を培養して増やし移植する厚労省が認めた安全な肌再生医療です。患者から抽出した線維芽細胞を培養し顔全体・首などに細胞移植注入します。 移植した自分の細胞は数年かけ細胞分裂しながらゆっくりと顔全体・首・目元など若き頃の自分に肌年齢を若返らせ、顔全体のバランスを自然に改善し、しわ・たるみ・毛穴・ニキビ跡・肌の引き締めなど肌再生による効果で若き頃の自分に画期的に変身が期待できます。 「PRP(多血小板血漿)皮膚再生療法」 私たちはケガをしても自然と出血がとまり、時間の経過とともに傷口が塞がり新しい皮膚が再生され治癒していきます。ケガを治し、皮膚を再生する重要な働きをしているのが血小板グループのPRPであり、その傷を治す力で再生させるという自己治癒力を使用し、お肌のシワ・たるみ・毛穴・ニキビ跡、ほうれい線などを改善するのがPRP療法です。

佐々木 亨 院長

YVESJU CLINIC(イヴジュクリニック)

佐々木 亨 院長

  • 渋谷区
  • 神宮前
  • 表参道駅
  • 美容皮膚科

サーカス動物病院の先生が解説

犬の歯周病について

口の健康が全身の健康につながるという意識は獣医療にとっても重要な考え方になってきている

諸説ありますが、3歳以上の犬の7割から8割が歯周病に罹患していると言われています。歯周病は重症度によって4段階に分けられます。歯ぐきが赤くなったり、少し口臭が出てくるようになるのがステージ1と呼ばれる状態です。これがステージ2以上になると、徐々に歯の周囲の骨が溶けてきてしまい、歯のぐらつきが見られるようになり、最終的に歯が抜け落ちてしまうことになります。 治療としては、歯石の除去によって口腔内の環境を良くすることが第一に求められます。その上で抜歯せざるを得ないケースでは、問題のある歯を抜くことで明らかに口腔内の環境は改善しますので、その2つが有用な治療ということになってきます。 人に関して言えば、歯周病は糖尿病や認知症の要因の1つとなったり、低体重児の原因になると言われていますが、犬に関してはそれらはまだ証明されてはいません。しかし、心内膜炎が歯周病菌によって引き起こされることがすでに確認されているように、犬についても歯周病が全身の疾患と大きく関わっていることは間違いないと言えるでしょう。

平塚 彰吾 院長/歯科診療部長

サーカス動物病院

平塚 彰吾 院長/歯科診療部長

  • 藤沢市
  • 菖蒲沢
  • 湘南台駅
  • 犬 ●猫
1 PAGE  7477 77