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医師による病気の解説一覧

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町田マルイ はごころ歯科口腔外科・矯正歯科クリニックの先生が解説

根尖性歯周炎について

歯が健康な状態であれば治療の選択肢が増える

根尖性歯周炎とは、歯根の先にある根尖という部分から細菌が出て、周りの組織に炎症を起こす病気です。一度歯根の治療をしている歯で、根尖に見えないひびが入るなどして細菌が溜まり、膿が出て痛みや腫れが起こります。治療法としては、その歯の被せ物を外した際に歯根にヒビが入ってしまっている場合、炎症がかなり進行し残存歯質量が少なくなってしまった場合は、抜歯をすることになります。歯根にヒビがなく、残存歯質量も多い、歯周病もない状態であればマイクロスコープを用いた再根幹治療が高い成功率で有効です。症状がある程度進行した状態でも、口腔外科処置で歯根端切除術を行うと、90%以上は歯を残せるというデータもあります。しかし、根尖性歯周炎の重要なポイントは、歯がどれほど健康な状態でいるかが治療の選択肢に大きく関わってくることです。歯周病などで歯がグラグラした状態では歯根の治療はできません。歯みがきをして、できる限り歯を健康な状態にしておくことで治療の幅が広がりますよ。

竹田 敦 院長

町田マルイ はごころ歯科口腔外科・矯正歯科クリニック

竹田 敦 院長

  • 町田市
  • 原町田
  • 町田駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

アール歯科クリニック新井宿の先生が解説

顎関節症について

顎関節症の原因は明らかになっておらず、医学的根拠に基づいた治療法は確立されてい ないのが現状

顎関節症については大学時代から研究し、解剖学的知見からも知識を深めてきました。それらを踏まえて言えることは、顎関節症の原因はいまだ明らかになっておらず、今後も明確な発症メカニズムは特定されないだろうということです。 一般に顎関節症は大きく4つのタイプに分けられます。1つ目は咀嚼(そしゃく)筋群の炎症から頭痛などを伴うもの。2つ目は関節に炎症が起こって口を開けるときに痛みなどを伴うもの。3つ目は口を開けるときにクッションの役割を担う関節円板がズレて「パキパキ」「ジャリジャリ」といった音がするもの。4つ目は関節円板のズレが進行して変形性顎関節症を引き起こした状態です。 上記のような症状が現れる原因としては「頬杖をついている」などの悪習慣が挙げられるほか、「tooth contact habit=歯列接触癖」だとする見解もあります。ただし、これまで組織学・解剖学・発生学のいずれの知見からも原因が明らかになっておらず、それゆえ顎関節症に対する治療方も確立していないのが現状です。歯科医師によって顎関節症に対する意見が異なるのは、このような理由からなのです。 患者さんの中には、いわゆる対症療法と呼ばれる治療によって「よくなった」と感じる方もいらっしゃるようですが、こうした治療は根本的な解決にはならず、医学的な根拠(エビデンス)に基づくものではありません。確かなエビデンスがないのであれば「治療を行うことは適切ではない」というのが私の考えです。

伊藤 昌史 院長

アール歯科クリニック新井宿

伊藤 昌史 院長

  • 川口市
  • 新井宿
  • 新井宿駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

ごうファミリークリニック鎌倉大船の先生が解説

心不全について

悪化していくサイクルを緩やかなものにしていくことが大切

以前は楽にできていたことが、同じようにやっても息切れがする。心不全の代表的な症状です。他に、足のむくみなどの症状もあり、進行すると就寝時に息が苦しくなっていきます。心不全とは、様々な要因で引き起こされる心臓の機能の低下です。年齢によるものもありますし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となることや、狭心症や心筋梗塞などの循環器の疾患が元で機能が落ちてしまうケースもあります。 心不全の治療で重要なのは、悪くなっていく曲線をいかに緩やかなものにしていくか、ということになります。一般に、最初は1年に1回の入院だったのが、やがて半年に1回、3ヶ月に1回と、年を経ていくごとに徐々に短くなっていきます。そのサイクルを悪化させないためには、細やかなケアが必要です。設備の充実した大きな病院でそれを可能にするのは難しいでしょう。経過観察に必要な検査、その結果を受けての細やかな内服薬などの調整は地域のクリニックが適任ですし、大きな責任を負っていると言えます。

青野 豪 院長

ごうファミリークリニック鎌倉大船

青野 豪 院長

  • 鎌倉市
  • 城廻
  • 大船駅
  • 内科 ●循環器内科 ●心療内科

やまでらクリニックの先生が解説

発達障害について

子どもの『発達障害』の治療は「親御さん」も一緒に巻き込んで

「発達障害」は、おもに「自閉スペクトラム症(ASD)」「注意欠陥多動症(ADHD)」「学習障害(LD)」の3つに分けられます。多くの方は「うつ」「不安」「不適応」といった、二次障害の症状で受診されます。大人の発達障害も多く、仕事でミスが減らなかったり、優先順位を付けられない、遅刻が多い、依存症や摂食障害などで受診されるケースもあります。  よく話題になる「グレーゾーン」ですが、「発達障害(神経発達症)」の医学的な概念がまだ整理の途上にあるため、診断基準に無理に当てはめようとしても診断はできない、しかし困りごとはある状態です。過剰診断には気を付けますが、子どもの成長は待ったなしですから、必要な支援は早めにいれることを目的に、患者さんの生まれながらの特性の把握からはじめて、その特徴に従いながら無理なく治療をすすめることになります。  治療のためには、カウンセリングと薬物療法、あとは環境調整も重要です。本人の安全地帯をつくることを目的に、学校のソーシャルワーカーやカウンセラー、担任と連携することもあります。ペアレントトレーニングでは、親御さんがお子さんそのものを受け入れて対応したり声掛けをするという方法をお伝えしています。いずれにしても親御さんも巻き込んで治療することが必要です。

石本 佳代 院長

やまでらクリニック

石本 佳代 院長

  • 武蔵野市
  • 中町
  • 三鷹駅
  • 精神科 ●心療内科 ●児童精神科

港区夜間動物病院-麻布PETクリニックの先生が解説

犬・猫の中毒について

中毒性のある物質の誤食

身の回りには、犬や猫などのペットにとって中毒性のある物質がたくさんあります。 人間には無害でも、ペットにとって有害なものはたくさんあり、それらはペットにとっては中毒物質と呼ばれます。多くはオーナーによる管理上の不注意ですが、知識不足からくるものや、予想外の出来事によってもこれらを摂取してしまうことがあります。   食べてから数時間以内であれば、吐かせる処置をすることによって、中毒を最小限に抑えることができる可能性があります。 もちろん、必ず吐くわけではないですし、吐かせることのリスクもあります。メリットとリスクのバランスを考えて処置をご提案します。また、時間が経過していても、中毒を緩和したりすることができることもありますので、治療は推奨されます。   摂取した直後は、中毒症状が出ていないことが多く、「元気そうだから様子を見てた」という事例が多くありますが、中毒は、多くの場合、数時間から数日ってから症状が出ます。しかし、上述の通り、吐かせる処置は摂取してからのタイムリミットもありますし、治療は早いに越したことはありません。 様子を見るまでもなく、まずはご連絡いただければと思います。   また、中毒量に満たない場合でも、楽観視するには危険です。  感受性の違いによる個体差があります。一般的な中毒量に満たない量でも、中毒になってしまう子も多くいます。たとえ少量でも、すみやかな処置をお勧めします。   夜間救急における症例の半数は誤飲・誤食によるトラブルとなっております。少しでも摂取した可能性があるならば、気付いた時点で夜間動物病院の受診をお勧めします。最大限のリスクを想定して行動することで、ペットの安全を守れるかもしれません。

三浦 弘路 執行役員

港区夜間動物病院-麻布PETクリニック

三浦 弘路 執行役員

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