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医師による病気の解説一覧

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伊藤動物病院の先生が解説

犬の子宮蓄膿症について

子宮蓄膿症は避妊手術によって確実に予防できる

子宮蓄膿症とは文字どおり子宮の内部に膿(うみ)がたまる病気のことで、高齢犬に多くみられるのが特徴です。一般に免疫機能が正常にはたらいていれば、細菌などに感染してもダメージを受けることはほとんどありません。しかし、加齢に伴う免疫低下やホルモン異常、基礎疾患などのリスク因子を持っている場合は子宮蓄膿症を発症する恐れがあります。 子宮蓄膿症になると食欲減退から身体機能が低下したり、下痢や吐き気などの症状が現れたり、陰部から膿が出てくることもあります。治療の第一選択としては手術ということになりますが、高齢犬の場合は体力面や再発リスクなどに照らし合わせて内科的な治療を選択する場合もあります。 最近はペットに避妊手術を受けさせる飼い主さんが多くいらっしゃいますので、子宮蓄膿症の子を診ることはずいぶん少なくなりました。これに対して、避妊手術をしていない高齢犬では発症リスクが高まりますので注意が必要です。いずれにしてもほかの病気と同じように子宮蓄膿症も早期発見・早期治療が大事になります。将来的なリスクを回避するという意味では、子宮蓄膿症を確実に予防できる避妊手術をご検討いただくとよいでしょう。

伊藤 浩一 獣医師&伊藤 洋一 院長

伊藤動物病院

伊藤 浩一 獣医師&伊藤 洋一 院長

  • 南埼玉郡宮代町
  • 学園台
  • 東武動物公園駅
  • 犬 ●猫 ●ウサギ

ラベンダーメンタルクリニック 浜松町の先生が解説

うつ病について

ストレスに対するセルフケアが病気の予防につながる

うつ病の原因ははっきりと分かっていないものの、生まれ持った性質・環境・ストレスなどが重なり合って発症すると考えられます。主な症状としては、気分の落ち込み、興味・関心の低下、睡眠障害、食欲低下/増進、イライラ・不安などが挙げられ、これらの症状が2週間以上続いた場合に「うつ病」との診断がつきます。 うつ病と似た症状が現れる病気として適応障害があります。適応障害はストレスから遠ざかっている間は症状が現れないのに対し、うつ病は適切な治療を受けないかぎり症状の改善がみられないことが特徴です。 うつ病の薬物療法では、抗うつ薬が使用されます(根本療法)。また、うつ病に伴うさまざまな症状に対しては、抗うつ薬の効果が発現するまでに最低でも1から2週間の時間を要するため、その間は、抗不安薬や睡眠薬の使用が検討されます(対症療法)。うつ病は急に発症するわけではなく、心身の不調が積み重なって生じるものです。身体(頭痛や下痢など)、情緒(気分の落ち込みなど)、行動(酒量増大など)に何らかのストレスサインがみられたら、ストレスを上手に発散することが大事です。

中野 和歌子 院長

ラベンダーメンタルクリニック 浜松町

中野 和歌子 院長

  • 港区
  • 浜松町
  • 浜松町駅
  • 精神科 ●心療内科

東新宿じん歯科の先生が解説

ガミースマイルについて

原因を追求した上で、審美性と健康のバランスをとることが求められる

ガミースマイルとは、軽く笑っただけでも歯ぐきが大きく見える状態を指します。子どものころは多く見られますが、成長とともに歯ぐきが退縮する「受動的萌出」が起こることで自然に目立たなくなります。しかし、特に女性ではこの受動的萌出が起きにくいことがあり、そのまま大人になっても歯ぐきが見えやすい笑顔のまま残ることがあります。このタイプのガミースマイルは、歯ぐきを少し切開し、骨を整える簡単な処置で改善できます。 一方、上顎骨が長いなど、骨格的な原因の場合は、矯正治療や外科手術が必要となりますが、矯正での改善範囲は限られ、費用や時間の面でも負担が大きいのが実情です。さらに重度のケースでは、顎変形症として骨を切る外科手術が行われることもあります。また、唇の動きが強すぎるタイプでは、ボツリヌス菌注射や唇裏側の手術で可動域を抑える方法もあります。 ガミースマイルの治療は審美的な要素が強く、明確なガイドラインは存在しません。健康を損なわない範囲で、患者さんの希望と適応を慎重に見極めることが大切です。

櫻田 尽 院長

東新宿じん歯科

櫻田 尽 院長

  • 新宿区
  • 新宿
  • 東新宿駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科

上條歯科医院の先生が解説

咬合性外傷について

力のコントロール——それが、歯を守るための重要なカギに

咬合性外傷とは、かみ合わせに生じる過剰な力によって、自分自身の歯や歯ぐきを傷つけてしまう状態を指します。本来、上下の歯はバランスよく接触し、噛む力も分散されているのが理想です。しかし、かみ合わせの高さや形が不適切だったり、経年変化により歯がすり減って来ると、一部の歯に過剰な力が集中し、歯の根や周囲の組織にダメージを与えてしまいます。 ダメージを受けるのは歯だけではありません。歯ぐきやその下にある骨に強い力がかかると、骨の吸収が進み、歯周病の原因にもつながります。咬合性外傷は、歯の破折や知覚過敏を引き起こすだけでなく、歯周病の進行を早める、顎関節症を引き起こすリスクもある、見逃せない問題です。 治療の基本は、「形を整える」こと。上下の歯のうち、どちらか片方の形を調整するだけで済む場合もあれば、両方を見直す必要があるケースもあります。症状が出ている歯が、必ずしも原因とは限らず、反対側の歯の形や位置が原因になっている場合もあるため、正確な診断には知識と経験が求められます。 咬合性外傷は、誰にでも起こりうる身近な問題ですが、専門的に扱う歯科医が少ない分野でもあります。「かみ合わせが気になる」「一部の歯だけ痛む」「歯ぎしりがある」などの症状がある場合は、早めに歯科医に相談し、必要に応じた調整を受けることが大切です。

上條 達央 院長

上條歯科医院

上條 達央 院長

  • 千代田区
  • 岩本町
  • 秋葉原駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科 ●小児歯科

のなか内科の先生が解説

胃がんについて

ピロリ菌感染や生活習慣の悪化により起きる胃がん

胃がんの発症は、慢性胃炎が要因です。そして慢性胃炎は、ピロリ菌感染が原因となります。慢性的にピロリ菌感染による胃炎が続き、発がんにつながります。ピロリ菌感染は主に幼少期の5歳頃までに感染し、胃酸の分泌や防御機能が備わってくる年齢になると感染しないという特徴があります。ピロリ菌感染の主な原因は、親子感染であり、咀嚼した食べ物を子供に食べさせたり、同じ箸を使うなどが原因で感染します。 胃がんは、早期発見が第一であり、予防はピロリ菌いるかどうか診断を受けることが大切です。ピロリ菌がいれば除菌することが予防となります。また30歳までにピロリ菌の除菌をすれば、ピロリ菌感染による胃がんの発症をほぼ予防できると考えられております。ピロリ菌感染の他にも胃の慢性炎症には、塩分の高い食べ物やアルコールの連用、たばこなどの生活習慣が関係してきます。 早期の胃がんは症状がないことが多いため、定期的な健康診断でバリウム、胃カメラを受けることが大切です。ピロリ菌がいる方や除菌歴のある方は、必ず検査を受けましょう。ご家族にピロリ菌がいる方は、一度はご自身のピロリ菌感染を調べることをお勧めいたします。またお腹が痛い、便が黒いなどの症状があれば、早期ではなくなることが多いため外科的な手術が必要になります。このように、胃がんは早期発見すれば、治療や入院が短期間で済むため、定期的に検査を受けましょう。

野中 雅也 院長

のなか内科

野中 雅也 院長

  • さいたま市大宮区
  • 下町
  • 大宮駅
  • 内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●乳腺外科

しもたか皮フ科の先生が解説

にきびについて

お肌に跡を残さない為にも、早めの正しい対処が大切

ニキビとは、正式には尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)と言い、毛穴に皮脂や角質、細菌などが詰まって炎症を起こしたものです。わが国では90%以上の方が経験すると言われており、症状の進行具合や色によって、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビの4種類に分けられます。白ニキビは、毛穴に皮脂が詰まって白く見える、ニキビの最初の段階で、炎症はほとんどありません。黒ニキビは、毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒く変化したもので、白ニキビよりも進行しています。赤ニキビは、毛穴の内部でアクネ菌が繁殖して炎症を起こしたもので、痛みや腫れがあります。黄ニキビは、赤ニキビの中に膿が溜まったもので、ニキビの最も重症な状態です。その原因は、食生活や生活習慣、ストレス、ホルモンバランスなどに影響されますが、ニキビは皮膚の病気であり、放置すると跡が残る可能性があります。お近くの薬局などでもお薬を売っていますが、早く治し跡を残さない為には、正しい知識と対策が必要です。

木下 綾子 院長

しもたか皮フ科

木下 綾子 院長

  • 世田谷区
  • 赤堤
  • 下高井戸駅
  • 皮膚科 ●アレルギー科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科

錦糸町皮膚科内科クリニックの先生が解説

帯状疱疹について

免疫力を低下させない生活習慣で帯状疱疹の発症を予防

帯状疱疹は、人がもともと持っている水痘ウイルスが原因で発症します。小さい頃は、水疱瘡として発症する方が多いでしょう。この水痘ウイルスは、身体のどこに潜んでいるか分かりません。帯状疱疹は、ご高齢の方が罹る病気だと思われがちですが、若い方でもよく発症します。発症のきっかけとなるのは、疲労やストレスにより免疫力が低下することです。 症状としては、痛みや赤い発疹、水ぶくれの順で経過しますが、その逆の流れで症状が出現することもあります。湿疹がない場合もあり、診断が難しい病気でもあります。できるかぎり痛みの段階で気付いて治療を開始することが大切ですが、ただの頭痛だと間違えることもあるでしょう。発症部位は、神経の走行に沿っており、目も胸も足も帯状疱疹になります。 現在はワクチンが開発されており、50歳以上には「シングリックス」というワクチンが接種できるようになりました。これは接種することで、80~90%の予防効果が期待できます。ご高齢な方ほどこのワクチンを接種していただき、帯状疱疹後神経痛への移行を防ぐことが大切です。この帯状疱疹後神経痛に移行した場合でも、治療が可能です。 まずは、免疫力を低下させない生活として、十分な睡眠と食事、適度な運動を意識することが大切です。そして、十分な休息をとり、ストレスを溜めこまない生活とストレス発散方法を持って生活しましょう。もし、帯状疱疹が発症したと感じた場合は、すぐに病院に行き治療を受けることが重要となります。

田尻 友恵 院長

錦糸町皮膚科内科クリニック

田尻 友恵 院長

  • 墨田区
  • 江東橋
  • 錦糸町駅
  • 皮膚科 ●内科 ●美容皮膚科 ●ペインクリニック ●アレルギー科

自由が丘松原医院内科皮ふ科の先生が解説

過敏性腸症候群について

不眠やストレスによって引き起こされる「過敏性腸症候群」とは?

過敏性腸症候群は急な腹痛、下痢、便秘、お腹の張りなどの症状が現れる病気です。原因としてはストレスや不眠などが考えられますが、はっきりとした原因が分からないこともあります。胃カメラ検査を実施しても何も異常がみられないこともあり、適切な治療に結びついていないケースも少なくないようです。 治療では症状が現れる原因を正しく特定して問題を取り除く必要がありますが、不眠の中にはうつ病が隠れていることもあり、診断をつけることは簡単ではありません。一方で、過敏性腸症候群の原因が不眠やストレスだと判明すれば、それらにフォーカスした治療を行ったり、腸の動きを整えるお薬を飲んだりすることで症状の改善が期待できます。 このように過敏性腸症候群は不眠やストレスがリスク因子になりますから、日頃から生活リズムを整えるのはもちろん、過労を避け、ストレスへの対処法を身につけていただくとよいでしょう。

小柳 敏彦 院長

自由が丘松原医院内科皮ふ科

小柳 敏彦 院長

  • 目黒区
  • 自由が丘
  • 自由が丘駅
  • 内科 ●消化器内科 ●循環器内科 ●呼吸器内科 ●アレルギー科 ●小児科

金沢さくら医院 歯科の先生が解説

インプラントについて

インプラントは第二の永久歯

歯がない状態は全身の疾患の原因にも繋がります。歯が抜けたまま放置をしてしまうと、虫歯ができやすくなったり、食事が楽しめなくなるだけでなく、歯が20本以上残っている人に比べると糖尿病になるリスクが1.5倍、アルツハイマー認知症だと1.7倍にも増加してしまうと言われています。 そこでインプラントは元の自分の歯の時の嚙む力を100%とした時に90%の再現率があり、残っている歯の負担もかからず、見た目も目立ちにくく、耐久性も入れ歯やブリッジに比べて高い為、「第二の永久歯」とも呼ばれています。 当院のインプラントは大型病院レベルの歯科用CTによる3D診断で、骨格を正確に把握した上でインプラント施術を安全に行うために事前のシミュレーションを行った上で行います。インプラントの素材にもこだわり、インプラント周囲炎の防止力が高く、しっかりした定着によって耐久力を向上させ、菌の侵入や増殖を防げる厳選素材のインプラントを使用します。もちろん施術後のケアもしっかりとできるようなアフターフォロー・メンテナンスも充実させています。 しかし本来人間の体にない素材を埋め込むことになるインプラント治療は怖いし不安…。という方も多いと思います。なので気になる方は相談だけでも大丈夫ですので、お気軽に声をかけてください。

井上 薫 院長

金沢さくら医院 歯科

井上 薫 院長

  • 横浜市金沢区
  • 谷津町
  • 金沢文庫駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

新井動物病院の先生が解説

犬猫の歯周病について

歯周病になる大きな要因は“歯質”。気になることがあれば早めの受診を

まずお伝えしたいのは、犬や猫が歯のトラブルに見舞われても決して飼い主さんの責任ではないということです。私たち人間がきちんと歯磨きしていながらも歯医者さんのお世話になるように、動物たちが歯周病になるかどうかはその子の“歯の質”にかかっていると言えるからです。 人間と同じように、動物たちにも歯周病になりやすい子/なりにくい子がいます。2歳くらいでも歯石が付いてしまう子がいれば、6歳頃になって初めて治療を受ける子もいるなど、歯周病になる年齢はさまざまです。お口の中はよく見えませんから、予防注射や健康診断の際に偶然見つかることも少なくありません。 飼い主さんの中には、ペットの口臭の変化に気づいて受診なさる方もいらっしゃいますが、症状がだいぶ進んでいても明らかな症状を示さないこともあるため、気付きにくい病気です。歯周病の治療としては、歯石除去や抜歯が考えられますが、麻酔をして行われることが一般的です。まずは定期的な検診をお勧めします。

新井 曉 院長

新井動物病院

新井 曉 院長

  • 横浜市青葉区
  • あざみ野
  • 江田駅
  • 犬 ●猫 ●ウサギ ●ハムスター ●鳥 ●フェレット ●その他

横浜りゅう動物病院の先生が解説

犬猫のアレルギー性皮膚炎について

治らない病気だからこそ、常に向き合っていく姿勢が大切

アレルギー性皮膚炎は、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎とに大別されます。とにかく身体中が痒くなってしまうのが特徴で、あまりの痒さにかじったり、舐めたりして皮膚がボロボロになってしまう子もいます。 アレルギー性皮膚炎が何によって引き起こされるかは、現在のところ、確定的な診断方法がありません。年齢、性別、飼育環境等々、あらゆる情報を飼い主さんから引き出し、統合して判断していきます。治療としては、痒みへの対症療法が中心となります。お薬も一長一短がありますから、具合を見ながら、そして飼い主さんのご希望を伺った上で判断していくことになります。また皮膚の状態が悪いために二次的な感染症の恐れもありますので、抗生物質やシャンプーなどのケアも必要です。 アレルギー性皮膚炎は、治らない病気です。特にアトピー性皮膚炎は治らないことが多いんですね。ですから、飼い主さんやその子にとって最も負担が少ないような方法を検討し、続けていくことが大切になります。

中林 竜太 院長

横浜りゅう動物病院

中林 竜太 院長

  • 横浜市磯子区
  • 磯子
  • 上大岡駅
  • 犬 ●猫

井土ヶ谷整形外科リハビリクリニックの先生が解説

メノポハンドについて

手のこわばりや腫れなどは、更年期の症状である可能性が

メノポハンドとは、更年期が関係する手の症状を指します。閉経を迎えると体のホルモンバランスは大きく変化します。その影響で、手にこわばりや痛み、腫れなどの症状が見られるのがメノポハンドです。 症状を軽減する方法はいくつか挙げられます。「ホルモンの変動によるもの」と申しましたが、具体的には閉経によってエストロゲンの分泌量が減少することが大きな要因と見られています。このエストロゲンを補充することでホルモンバランスを整え、症状の改善を期待する方法がまず1つです。当院では女性ホルモンと似た働きをするエクリオールを推奨しております。また、手の筋肉や関節を柔軟に保つため、軽い運動やストレッチは効果的ですし、お風呂や湿布を使って手を温めたり、逆に冷やしたりすることでも痛みや腫れを和らげることができます。同時に骨粗しょう症を合併している場合などは、骨を強化するために、カルシウムやビタミンDが豊富な食事を心がけるのもいいでしょう。 手の不快感を感じたら、無理せず早めに対策を取ることが大切です。気になる症状が続くようでしたら、早めに医師に相談することをお勧めします。

原 正道 院長

井土ヶ谷整形外科リハビリクリニック

原 正道 院長

  • 横浜市南区
  • 井土ケ谷中町
  • 井土ヶ谷駅
  • 整形外科 ●リハビリテーション科

ジェイズ胃腸内視鏡・肛門クリニックの先生が解説

ピロリ菌感染について

ピロリ菌を「除菌」すれば胃がんリスクを低減できる

ヒトの胃の内部にのみ生息するピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃炎や胃潰瘍の原因になるだけでなく、胃がんの発症にも深く関わっています。かつては井戸水や川の水を介して感染することがほとんどでしたが、上下水道が整備された現在は、家庭内における親から子への垂直感染が中心になっています。 日本で行われた調査によると、胃がん患者さんの9割以上がピロリ菌に感染していたと報告されています。こうした背景から、2013年より胃カメラによるチェックで「慢性胃炎」と診断された患者さんへのピロリ菌検査および除菌治療にも保険が適用されるようになりました。 除菌治療を行うことにより、将来的な胃がん発症のリスクを下げる効果が期待できます。治療は内服薬を服用するだけですから、胃の不調を感じた際は、慢性胃炎やピロリ菌の有無を確認するために胃カメラを受けてみることをおすすめします。除菌治療は早期に行うほど効果が高いため、若い世代の方にこそ積極的に受診していただきたいです。

柴田 淳一 院長

ジェイズ胃腸内視鏡・肛門クリニック

柴田 淳一 院長

  • さいたま市南区
  • 別所
  • 武蔵浦和駅
  • 胃腸内科 ●肛門内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●肛門外科 ●内視鏡外科
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