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医師による病気の解説一覧

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オハナ動物病院の先生が解説

犬の外耳炎・中耳炎について

犬種により対処や予防法が異なる。異常が見られる場合はすぐ受診を

犬の外耳炎・中耳炎は、耳のかゆみ、痛み、悪臭などが出る症状です。この原因は様々で、犬種により耳道の環境が違うことも関与しますし、アレルギー性によるものもあります。中耳炎に発展すると、触るだけでも噛みつくほどの激痛を伴います。そうなると診察もなかなか難しくなるので、ケースによっては暫定診断をして薬である程度症状を緩和させ、落ち着かせてから診療することもあります。治療法としては耳道を洗浄してから薬剤を入れる処置が一般的で、進行によっては内視鏡やレーザーを用いた治療が必要になります。できるだけ早期に発見することが望ましいものですが、犬種ごとに出てくる症状も変わりますので、日頃から犬の様子を見て正常な状態を把握しておうことが大切です。また犬種によって原因や予防策、対処法も違いますので、まずは耳が臭う、痛がったり痒がったりするような行動が見られる場合はすぐに獣医師にご相談ください。獣医師が原因をはっきりさせ、日頃のケアについてお伝えしますので、飼い主さんが日々実践することが予防になります。

塚越 篤 院長

オハナ動物病院

塚越 篤 院長

  • 鎌倉市
  • 材木座
  • 和田塚駅
  • 犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ

ふなき矯正歯科経堂クリニックの先生が解説

舌の癖について

舌の癖が歯並びを悪くし、矯正治療にも妨げになってしまう

舌癖とは、文字通り舌の癖のこと。舌は本来、上あごにくっついているのですが、様々な要因で下がってしまうことがあります。そのため、下の前歯を押してしまったり、噛んでしまったりということが起こるのです。「開咬(オープンバイト)」を例にしましょう。指しゃぶりが長かったりすると、舌を上に上げられませんから、それで舌が前に出てしまい、お口が開いてしまうのです。舌癖は、矯正治療では大きな問題となります。なぜなら、治療を終えてもその癖が残っていると、歯並びが元に戻ってしまう可能性があるからなのです。治療としては、矯正治療の1つである口腔筋機能療法、いわゆる「舌の筋トレ」があります。筋力がなければ、正しい位置に舌を上げることはできませんから、その筋力をつけ、正しいポジションに舌を置けるようにするものです。口腔筋機能療法を続けていくと発音も良くなりますし、むせてしまうといったことも改善されていきます。小さい頃にこれをおこなえば、機能が整っていくことで形態も整っていきますから、歯並びが良くなることも期待できるのです。

船木 誠子 院長

ふなき矯正歯科経堂クリニック

船木 誠子 院長

  • 世田谷区
  • 経堂
  • 経堂駅
  • 矯正歯科

かわぐち胃腸と内視鏡クリニックの先生が解説

大腸がん[直腸がん・結腸がん]について

がんができた部位によっては「人工肛門」を避けられる可能性も

大腸がんはポリープががん化するほか、家族性大腸腺腫症などが原因で発症することが分かっています。中には、喫煙や過度な飲酒が原因で発症するケースもあります。主な症状は便秘・下痢など便通の変化のほか、便が細くなる、便に血の筋が混じる、お腹の張りを感じるなどの自覚症状がみられる場合もあります。早期に発見できれば内視鏡による治療が可能ですが、病理検査の結果によっては早期発見であっても外科手術が必要になる場合もあります。 大腸がんの手術というと「人工肛門になる」と考える方も少なくないと思いますが、結腸癌で永久人工肛門になるケースはそれほどありません。直腸癌では「人工肛門」を念頭におかないといけないケースが多くなりますが、肛門を残せる可能性もあります(肛門温存手術)。大腸がんを早期に見つけるためにも定期的な内視鏡検査を心がけると同時に、日頃からご自分の便通や便の状態を把握し、気になることがあれば消化器の専門家に相談なさるとよいでしょう。

山田 正樹 院長

かわぐち胃腸と内視鏡クリニック

山田 正樹 院長

  • 川口市
  • 栄町
  • 川口駅
  • 消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●内科 ●外科 ●肛門外科

阿部産婦人科の先生が解説

切迫早産について

無理は禁物だが、それ以前に環境を整えることが大切

ひと昔前は「動き過ぎ」や「歩き過ぎ」が切迫早産の原因だと言われていました。もちろんその側面はあるのですが、最も大きな要因は子宮の出口である子宮頸管の炎症と考えられています。妊娠中は免疫力が一時的に低下し、感染しやすくなるため、頸管炎を引き起こすことがあります。この炎症が進行すると、羊膜まで広がり、最悪の場合、破水や早産に至るリスクが高まります。膣炎を予防するには、規則正しい生活が大切とされており、膣内の環境を整えることが必要です。 さらに歯周病も切迫早産と関連があることがわかっています。妊娠中はホルモンの変動により歯周病のリスクが高まり、歯周病による炎症が体内に広がることで、子宮収縮や羊膜に影響を与え、早産のリスクを高める可能性があります。また、口腔内には多くの細菌が存在しており、口腔衛生が全身の健康に影響を与えることが知られています。そのため、妊娠中は口腔ケアや定期的な歯科検診が特に重要です。産婦人科医も歯科医と連携して管理することが大切と考えています。無理をせずに安心して過ごせる環境を整えることが、母子ともに健康な妊娠生活を送るための第一歩です。

阿部 俊之 院長

阿部産婦人科

阿部 俊之 院長

  • 東大和市
  • 中央
  • 東大和市駅
  • 産婦人科 ●婦人科

千里リハビリテーションクリニック東京の先生が解説

脳卒中について

脳卒中における「FAST」とは?

脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで脳に障害が起こる病気で、「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」に分けられます。日本人の死因の上位に入り、命が助かっても手足の麻痺や言葉の障害など、後遺症が残ることが少なくありません。 脳卒中で最も大切なのは「早期発見と早期治療」です。治療が遅れるほど脳のダメージは広がってしまいます。そこで覚えておきたいのが「FAST」という合言葉です。 ・F(Face)顔:顔の片側がゆがんでいないか ・A(Arm)腕:片方の腕に力が入らない、上げられない
・S(Speech)言葉:ろれつが回らない、言葉が出にくい
・T(Time)時間:症状が出たらすぐに救急車を呼ぶ
 この中でひとつでも当てはまれば脳卒中を疑い、迷わず119番に連絡しましょう。 脳卒中の治療は急性期で終わりではなく、その後のリハビリテーションが極めて重要です。脳はダメージを受けても「可塑性」と呼ばれる回復力があり、早期から訓練を始めることで失われた機能を別の神経が補うようになります。寝たきりを防ぎ、自分で食事・着替え・歩行ができるようになるためには、発症直後からの積極的なリハビリが欠かせません。 さらに、退院後もリハビリを継続することが生活の質を大きく左右します。外来やデイケア、自宅での自主練習を積み重ねることで、少しずつできることが増えていきます。リハビリは「一時的な治療」ではなく、「生活を取り戻すための継続的なプロセス」なのです。 脳卒中は突然起こりますが、早期発見と治療、そして継続的なリハビリによって後遺症を最小限に抑え、自立した生活に近づくことが可能です。もしもの時のためにFASTを覚えておき、周囲の人と自分自身を守れるようにしましょう。

弘前 充嗣 院長

千里リハビリテーションクリニック東京

弘前 充嗣 院長

  • 目黒区
  • 大橋
  • 池尻大橋駅
  • リハビリテーション科

LeMon おとなとこどものクリニックの先生が解説

かぜ[かぜ症候群]について

医療機関を受診する目安は38℃以上の発熱が12時間以上続く場合

風邪をひくと咳や鼻水が出たり、喉の痛みを感じたり、上気道を中心にさまざまな症状が現れ、腹痛が生じることもあります。風邪はウイルス性疾患の一種であり、細菌を殺す作用のある抗生剤(抗菌薬)は有効ではありませんが、風邪をこじらせて気管支炎などが生じた場合にはこの限りではありません。 お子さんが咳をしたり鼻水が止まらなかったりすると、親御さんとしては「早く治して楽にさせてあげたい」と思われることでしょう。しかし、たとえ風邪の症状があったとしても、早期受診することが、必ずしも早いタイミングで治療できるわけではありません。まず風邪の場合は大半がウイルス性であり、特効薬もないため、症状緩和をしながら自力での回復を待つことが基本になるからです。また熱が出たからとすぐに受診しても、検査のタイミングの問題で正確な診断に結びつかないケースもありますし、発熱後数時間などですと、発熱とのどの痛みなどのごくわずかの初期症状しかない場合も多く、そのほかの感染症の可能性を考えつつも、ひとまず風邪としか言えません。医療機関を受診する目安は38℃以上の発熱が12時間以上続く場合ですが、例えば一度発熱しても翌日解熱していて、状態も元気そうだという場合には基本的に大きな問題はないと考えられます。発熱が髄膜炎や尿路感染などの重大な感染症によるものであったり、感染症とは別の疾患を想起するのは38度以上の発熱が3~4日続く場合が多いです。 そうはいっても心配だという方やひとまず熱を下げたり楽にする薬がほしいという方もいらっしゃるでしょう。そういった方はもちろんいつでも受診いただけます。そのような方のために我々はおります。

佐々木 小百合 院長

LeMon おとなとこどものクリニック

佐々木 小百合 院長

  • 戸田市
  • 新曽
  • 戸田駅
  • 内科 ●小児科

かたぎ犬猫病院・川越どうぶつ医療センターの先生が解説

犬の僧帽弁閉鎖不全症について

『心臓の弁』のトラブルにより起こる病気

心臓の左心房と左心室の間に位置する僧帽弁(血液を送り出すために開いたり閉じたりする機能を持つ弁)が、高齢など何かしらの原因で変性し、閉鎖不全が生じて血液の循環不全が起こる病気です。先天性は稀であり、後天性が主なケースになります。 症状は心臓の病気ですから「疲れやすい」「咳き込む」といった症状が出ます。「倒れる」となるとかなり症状が進んでいるケースですね。重症になると肺水腫、呼吸困難、チアノーゼといった症状を起こし、死に至ることも……。 治療法は症状や重症度によって異なりますが、血圧を下げる薬を飲んだり、倒れるような症状がある場合は、利尿剤や強心剤を飲んだりといった治療になります。僧帽弁閉鎖不全のステージ分けについては「エコー検査」と「レントゲン検査」を行い、その結果によって「内科治療」が必要かどうかの判断をします。程度によってさまざまな治療薬がありますが、内科治療では治るような病気ではないので、近年は「外科治療」が行われるようになりました。

堅木 道夫 院長

かたぎ犬猫病院・川越どうぶつ医療センター

堅木 道夫 院長

  • 川越市
  • 的場
  • 的場駅
  • 犬 ●猫

ファミリークリニック新小岩の先生が解説

骨粗鬆症について

骨粗鬆症薬は大きくわけて2種類ある

女性は50歳前後で閉経を迎えます。閉経後に女性ホルモンのバランスを崩し、更年期の症状が出ます。またそれに加え、骨の代謝(骨を作ったり壊したりすること)が低下して骨粗鬆症になります。  骨粗鬆症の薬は大きくわけて2つあり、1つ目は「骨形成促進剤」(骨をつくる薬)、2つ目は「骨吸収抑制剤」(骨を溶かさない薬)です。たとえば、骨折しているケースや高齢で骨密度が低い方に対しては、骨を溶かさない役割よりも、骨を作る役割の方が重要です。しかし2022年現在、骨をつくる薬に内服薬はないので、注射で投与する必要があります。 骨粗鬆症の薬は数多くありますが、どのような治療をするのか、年齢や骨折頻度などを考慮して整形外科医が判断します。検診をきっかけに骨粗鬆症であることを知るケースが一般的です。そういった場合、骨を強くするために、骨形成促進剤(骨をつくる薬)を1年、ないしは2年続けて使用します。しかし、骨密度が正常な数値となっても、その後、何もしないとまた溶けてしまいます。そのため、骨吸収抑制剤(骨を溶かさない薬)の内服を勧めております。骨粗鬆症の予防法としては、50歳前後で骨密度検査を受けることです。そこで問題がなければ次は55歳、60歳で検査することを推奨します。

島田 秀人 院長

ファミリークリニック新小岩

島田 秀人 院長

  • 葛飾区
  • 西新小岩
  • 新小岩駅

青山スキンクリニックの先生が解説

アルコール依存症について

日常や社会生活に支障をきたす前に、早めに医療機関に相談を

「アルコール依存症」とは、その名の通りアルコールを手放せなくなり、心身がコントロールを失ってしまう状態を指します。最初から依存症になるわけではなく、多くの場合は「お酒が好きだから」「仕事の付き合いで」などの理由で飲み始めます。やがてストレスや不眠などをきっかけに飲酒が繰り返され、習慣となり、やめたくてもやめられない段階に進んでいきます。 依存かどうかを判断するうえで重要なのは、飲酒が日常や社会生活に支障をきたしているかどうかです。例えば「飲みすぎて記憶をなくすことがあっても、仕事や生活に大きな影響はない」という段階では、依存症とは言い切れません。しかし、朝から飲まずにいられず仕事に行けない、あるいは飲酒したまま出勤してしまうなど、生活や社会的責任に問題が生じる場合には、病気としての治療が必要になります。 アルコール依存症の診断は専門医によって行われますが、本人の自覚が乏しいことが多いため、家族や周囲の人の気づきが重要です。ただし「ダメだ」「やめろ」と一方的に指摘すると強い反発を招きやすくなります。本人が「困っている」という気持ちを抱えていることを尊重し、「一緒に解決していこう」という姿勢で寄り添うことが、受診や治療につながる第一歩になります。 放置すれば健康への悪影響はもちろん、家庭や仕事など生活全体に深刻な影響を及ぼします。アルコール依存症は意志の弱さではなく病気であり、専門的な治療によって改善が可能です。日常生活に支障を感じた時や、家族が困っている様子を見た時は、早めに医療機関へ相談することが大切です。

冨田 理紗子 院長

青山スキンクリニック

冨田 理紗子 院長

  • 渋谷区
  • 神宮前
  • 原宿駅
  • 美容皮膚科

西武入間病院の先生が解説

心房細動について

胸のあたりに何らかの症状がみられたら医療機関の受診を検討してほしい

心房細動は不整脈の一つで、年齢を重ねるにしたがって発症する人が増える傾向のある病気です。加齢によって心臓の中にある左心房と肺とをつなぐ血管の継ぎ目の部分が不安定になることが心房細動の原因だと考えられています。 心臓が健康な状態であれば規則正しい電気信号のもとで心臓が動き、心臓から全身に血液が送られます。これに対して心房細動では異常な電気信号が消えないために心房が小刻みに震え続け、全身に送られるはずの血液が心臓の中に留まることになります。この血液はやがて血栓(血の塊)となり、何らかのきっかけで動脈に乗ると脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす恐れがあります。こうした血栓を作らないように“血液をサラサラする薬”を服用すれば脳梗塞や心筋梗塞の予防につながります。しかし、この薬を服用すると出血が止まりにくくなりますので、処方には慎重な判断が求められます。 心房細動では、症状や患者さんの全身状態によって適切な治療法が選択されることが一般的です。早期に発見できれば薬物療法による治療効果が期待できますが、放っておいて慢性化してしまうと症状の改善が見込めなくなる恐れがあります。そのため、胸のあたりに不快感があったり「ドキドキする」といった自覚症状があったりする場合は、早めに医療機関を受診していただくとよいでしょう。

野中 晴彦 院長

西武入間病院

野中 晴彦 院長

  • 入間市
  • 野田
  • 仏子駅
  • 内科 ●外科 ●循環器内科 ●小児科 ●泌尿器科
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