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医師による病気の解説一覧

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サルスクリニック武蔵境の先生が解説

心房細動について

早期発見が何よりも大切

不整脈の一種である心房細動は、年齢に従って増えてくる疾患です。心房細動は具体的な症状に乏しく、実に5割の方は気がついていないと言われています。心房細動にも様々なタイプがあり、普段は正常な脈で時々症状の出るタイプ、何日間が続いて症状が消えてしまうタイプなど、いくつかに分かれます。症状が続いているようであれば心電図で見つかりますが、そうでない方の場合、自覚症状がなければ気が付かないことが多いのです。心房細動で危惧されるのは、心臓の中に血栓が生じ、血液の流れに乗り、脳血栓に代表される重大な疾患を引き起こしてしまうことです。かつては、心房細動がたまに起こる場合には危険性はさほどでもないと言われていた時代がありました。ですが、心房細動による脳血栓は、脳の大きな領域の血栓に繋がりやすいと言われており、甘く考えることは禁物です。 発症する要因は複合的なものがほとんどであり、動脈硬化を起こす高血圧や糖尿病等の疾患がベースになると考えられています。年齢とともに頻度が上がっていくことから見て、1番の原因は年齢と考えることができ、動脈硬化が進んでいくと考えることも出来ます。 治療としては、アブレーションが代表的です。アブレーションとは、カテーテルを用い、心臓の中に管を入れ、電気の力で原因となる箇所を焼灼(しょうしゃく)する治療のことで、若い方の場合、脳血栓を予防するためのお薬を長期的に服用することは避けたいですから、アブレーションが積極的に採用されます。逆に高齢者の場合、血管そのものがもろくなってしまっていることもあり、リスクが生じます。また、心房細動が起こってから時間が経過していると、治療そのものが難しくなり、再発が起こりやすくなる傾向があります。 いずれにしても、早期発見が何よりも大切であり、そのためには健康診断を定期的に受けることが重要になります。

谷 正人 院長

サルスクリニック武蔵境

谷 正人 院長

  • 武蔵野市
  • 武蔵境駅
  • 内科 ●循環器内科 ●腎臓内科 ●糖尿病内科

せじま動物病院の先生が解説

犬・猫の椎間板ヘルニアについて

鍼灸・漢方で切らない治療を。摘出の手術よりも効果が高く再発時の治りも早い

椎間板ヘルニアは、椎間板が変形して脊髄を圧迫することで傷みや麻痺が出る症状です。犬はもともと狼の先天性異常みたいなところがあり、骨の関節部分は遺伝的にちょっと弱く、ミニチュアダックスなどは特に椎間板ヘルニアになりやすいんです。東洋医学的には椎間板が飛び出したとか、骨がずれているということだけではなく、気の巡りが滞ったり血流が悪くなるところに痛みが出るという考え方です。ワンちゃんは飼い主さんと密着していると、飼い主さんの影響を受けやすく、飼い主さんのストレスがワンちゃんの痛みにも繋がってくる。そこを針で気の流れを良くし、漢方などで補いながら治療するのが椎間板ヘルニアの鍼灸・漢方治療になります。椎間板を摘出する手術をすると、気血が流れる経絡も切れてしまうので、なるべく切らずに治すのが望ましいです。完全麻痺で手術しても回復が難しいと言われているような症状でも、鍼灸でかなり治るんです。私も自分でやり始めてびっくりしたくらい成果があり、針の場合は再発した際も治りが早いですよ。

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長

せじま動物病院

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長

  • さいたま市浦和区
  • 高砂
  • 浦和駅
  • 犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他

人形町駅前こころのクリニックの先生が解説

ADHDについて

集中力が続かない「ADHD」は脳の病気?

ADHDは注意欠如・多動症ともいわれ、集中力が続かなかったり、じっとしていられなかったりする状態を指します。症状が現れる原因ははっきり分かっていないものの、認知・実行機能を担う前頭前野の神経回路に問題があると考えられています。ひと昔前までADHDは「個性」として捉えられ、成長するにつれて遅刻癖などが顕在化して「大人の発達障害」などと診断されるケースが少なくありません。 ADHDの治療には(1)精神療法(認知行動療法)と(2)薬物療法の大きく2つの方法があります。(1)については、約束を忘れないようにメモを取ったり、スマホのボイスレコーダーに記録を残したり、集中力を切らさないように壁に向かって座ったりヘッドフォンをしたりといった方法で対処します。(2)では、前頭前野の神経回路にはたらきかけるお薬を使うことが一般的です。 ADHDは過度なストレスによって症状が増大するとされますので、バランスのよい食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけることにより、一定の予防効果が期待できるでしょう。

山内 孝夫 院長

人形町駅前こころのクリニック

山内 孝夫 院長

  • 中央区
  • 日本橋人形町
  • 人形町駅
  • 精神科 ●心療内科

せんげん台はせがわ歯科の先生が解説

インプラントについて

処置をして終わりではなく、予防とメンテナンスが大切

インプラントは歯を失ったところに人工の歯根を入れる治療法で、白い歯を復活させるようなイメージに近いです。しかし天然歯とは構造が違いますので、予防は必要になってきます。健康な歯は生理的動揺といって少し動くのですが、インプラントは人工のものなので動きません。上の歯が人工なのか天然なのかなどによっても予防法も変わってきますので、メンテナンスは肝要です。インプラントは縦の力に強い特性があるのですが、横の力には弱いので、歯ぎしりをする癖がある方は持ちが悪くなってしまいます。そういった際は就寝時にマウスピースをつけるなどの対策が望ましいです。インプラントと対合する歯が天然歯の場合は、天然歯が伸びてくることもありますので、定期的な咬み合わせの調整も必要になってきます。隣り合った歯が歯石だらけだと、インプラントの周りも歯周病菌が入りやすくなりますので、歯磨きをきちんとして口内を清潔な状態に保つことも大切です。インプラント治療が怖いというイメージを持たれる方も多いですが、昔よりもずっと簡便で数十分でできる処置です。インプラント治療の歯科医院を選ぶ際は、CTスキャンやエールガイドなどで安全・確実な処置ができる医院で相談すれば、患者さんの負担も少なくすみますよ。

長谷川 賢 院長

せんげん台はせがわ歯科

長谷川 賢 院長

  • 越谷市
  • 千間台東
  • せんげん台駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

mimiレディースクリニック 三越前の先生が解説

カンジダ膣炎について

生活の質を大きく下げてしまう可能性。他の婦人科疾患が隠れている可能性も

カンジダ膣炎は、女性に比較的よくみられる膣の感染症のひとつです。 原因となるのは「カンジダ・アルビカンス」という真菌(カビの一種)で、普段から私たちの体内や皮膚に存在する常在菌です。普段は問題を起こしませんが、疲労やストレス、抗生物質の使用、ホルモンバランスの変化(妊娠・月経前など)によって膣内の環境が乱れると、カンジダが異常に増殖して炎症を引き起こします。 主な症状は、強いかゆみ、白くポロポロとしたおりもの(カッテージチーズ状と表現されることもあります)、外陰部の赤みや腫れ、排尿時のしみる感じや性交痛などがあります。かゆみが夜間に強くなり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。症状は性感染症と似ていることもありますが、カンジダ膣炎は性交渉を介さずに起こることも多いため、不安になる必要はありません。 治療は主に抗真菌薬を用います。膣錠や軟膏を数日間使用するのが一般的で、症状が強い場合や繰り返す場合には内服薬を併用することもあります。治療によって多くは数日~1週間程度で改善しますが、自己判断で中断すると再発の原因となるため、医師の指示通りに使い切ることが大切です。また、再発を防ぐためには、疲れをためない生活、通気性の良い下着を選ぶことなどが効果的です。抗生物質を使用する際は、膣内環境が乱れやすい点にも注意が必要です。 カンジダ膣炎は命にかかわる病気ではありませんが、強い不快症状で生活の質を大きく下げてしまうことがあります。別の感染症や他の婦人科疾患が隠れている可能性もあるため、早めに婦人科を受診して正確な診断を受けることをおすすめします。

 ワンポイント:性交渉を機に感染を繰り返す場合、パートナーも治療をすることで再発率を下げらる可能性があります。心当たりのある方はパートナーさんの泌尿器科受診も検討してみてください。

干場 みなみ 院長

mimiレディースクリニック 三越前

干場 みなみ 院長

  • 中央区
  • 日本橋小舟町
  • 三越前駅
  • 婦人科 ●美容皮膚科

かわい動物病院の先生が解説

犬の外耳炎について

なぜ外耳炎がなかなか治らないのか?慢性化する共通点とは

犬の外耳炎は人でいう中耳炎のことです。外耳炎のサインは耳を拭いたら汚れていた、頭を振る、後ろ足で耳の周囲をよく搔く、寝ている時に急にガバッと起きて頭を振ったり後ろ足で搔いたりすることです。「外耳炎のうちの70%が皮膚病だ」と皮膚病の専門医は言います。皮膚病の一つとして捉える病気であることからも、からだを痒がるような皮膚炎では耳も悪いことが多いのです。もちろんダニや細菌感染といった感染症が原因であれば、それに対応した薬を使うことで治ることも多いのですが、慢性外耳炎、いつも治療をしているけれど治らないケース、病院を変えて様子を見てみようかという人たちに見られる共通点は、「おやつをいっぱい与えている」「果物を食べさせている」ことが非常に多いのです。「糖分の摂りすぎ」は外耳炎や皮膚炎にはよくないことです。特に「単糖類」(お砂糖や果物、果糖)を日常的におやつとして与えているといつまで経っても治療と縁が切れません。食べ物がからだに合わなくて、からだが要りませんというサインを外耳炎として出す、肝臓が悪くなって出すなど、からだのサインにはいろいろなパターンがあります。今の薬は優秀なので使うと良くなるのですが、またぶり返します。できるだけ良質なフードを与えること、極力おやつを減らすこと、もし与えるのであればサツマイモやかぼちゃなどの多糖類などを単糖類を選ぶことで改善が見込めるのではないでしょうか。もうひとつの注意点として、耳の掃除をあまり一生懸命にやらないことですね。他の動物にも同じことが言えますが、こすり過ぎると悪くなるのでお家での耳掃除をほどほどにしましょう。

河合 俊光 院長

かわい動物病院

河合 俊光 院長

  • 川口市
  • 戸塚鋏町
  • 戸塚安行駅
  • 犬 ●猫 ●フェレット ●ウサギ ●ハムスター ●は虫類

青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニックの先生が解説

大腸ポリープについて

大腸ポリープの早期発見・切除により、大腸がんの予防が可能

大腸ポリープは、大きく分けて「がんになる可能性のあるポリープ」と、「がん化の可能性が低い、またはほとんどないポリープ」の2種類があります。前者の代表的なものが「腺腫」と呼ばれるタイプで、一般的に内視鏡で切除される対象となるのはこの腺腫です。腺腫は将来的に数%の確率でがんに進行するとされており、早期に発見し、適切に取り除くことが大腸がんの予防につながります。 当院では、拡大内視鏡を用いて、ポリープの性状を慎重に見極めています。これは、そのポリープが「腺腫」なのか、それとも治療の必要がない「非腫瘍性」のポリープなのかを判断するためです。必要な場合には、その場で切除を行い、がん化のリスクを未然に防ぎます。 特に重要なのが、ポリープの大きさです。一般的に、ポリープはサイズが大きくなるほど、がんを含んでいる可能性が高まることが知られています。5mm以下のポリープではがん化のリスクは0.2%ほどですが、6〜10mmになると約5%、10mm(1cm)を超えると37%にまで上昇します。このように、ポリープの大きさとがん化の可能性には密接な関係があります。 アメリカで行われた大規模な研究では、内視鏡検査で発見されたすべてのポリープを切除した場合、大腸がんにかかる確率は76~90%低下したという結果が報告されています。これは、ポリープの切除がいかに有効な予防手段であるかを示す非常に重要なデータです。 現時点で医療界における完全な統一見解があるわけではありませんが、こうした研究結果をふまえ、多くの専門医が「見つけたポリープは原則すべて切除する」方針で診療を行っています。当院でも、患者さんの年齢やリスクに応じた判断を行いながら、必要なポリープは確実に切除することを基本としています。 大腸がんは、早期の段階であれば高い確率で治癒が可能な疾患です。だからこそ、内視鏡検査を受けること、そしてポリープを早期に発見・切除することが、将来の健康を守るうえで極めて重要だと考えています。

金沢 憲由 院長

青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニック

金沢 憲由 院長

  • 横浜市青葉区
  • 青葉台
  • 青葉台駅
  • 内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●肝臓内科

調布仙川駅前 きむら呼吸器内科クリニックの先生が解説

間質性肺炎について

原因不明が多く完治が困難。息切れや咳があればすぐ受診を

肺というのは小さな風船が集まっているような状態で、その小さな風船同士を繋いでいる部分を間質と言います。その間質に炎症が起きるのが間質性肺炎という症状です。関節の痛みなど体にダメージを与える膠原病やリウマチに起因することが多く、抗体が間質へ向けられることで炎症が起きます。しかし特発性で原因のわからないケースも多く、ウイルスによる感染症で間質性肺炎になる方もいます。症状としては、少し動いただけでもひどい息切れになる、乾いた咳が出るなどがあります。治療方法は、まず原因となっている病気があればしっかりと治療をすること。原因不明の場合は、炎症を抑えたり間質が硬くなりにくくなる薬を服用することですが、間質性肺炎は完治が難しい疾患で、薬はあくまでも進行を抑える役割となります。早期に診断して治療ができれば、病状が悪化するまでの時間を稼ぐことができますので、息切れや咳などの症状があればすぐに受診することが大切です。

木村 友之 院長

調布仙川駅前 きむら呼吸器内科クリニック

木村 友之 院長

  • 調布市
  • 仙川町
  • 仙川駅
  • 内科 ●呼吸器内科 ●アレルギー科

大宮こかい矯正歯科の先生が解説

顎変形症について

歯を痛める原因にもなり得る。矯正と外科手術を併用して治療を

顎変形症は骨格の異常で、上下のあごのどちらかが著しく前に出たり曲がったりして変形している状態を指します。下顎の前歯が上顎の前歯より著しく前に出てしまったり、またはその逆で下顎が小さく上顎の前歯が大きく前にでてしまったり、あとは上顎もしくは下顎が横に大きくずれて歪んだ状態になっていたりなど状態も様々です。顎変形症の原因は遺伝の要素も強く、生まれつきのものや、成長期の骨格形成により症状が顕著になってくるものもあります。顎変形症の対処としては、矯正治療だけでは治せないので、手術を併用して治療をする必要があります。矯正治療は歯に対して行うもので、骨の範囲を超えてまで動かすことはできません。顎変形症は不正咬合も伴い、放置していると食事や会話にも支障をきたすだけでなく、一部の歯に大きな負担がかかることで歯を痛めやすくなることがあります。顎変形症と診断された場合、健康保険が適用されるケースが多いので、症状が見られる場合は一度矯正歯科を受診し相談することをお勧めします。

小海 暁 院長

大宮こかい矯正歯科

小海 暁 院長

  • さいたま市大宮区
  • 仲町
  • 大宮駅
  • 矯正歯科

さくら皮フ科・形成外科の先生が解説

尋常性疣贅について

自然治癒することもあるが、感染の可能性があるため、早期治療がお勧め

尋常性疣贅はウイルス性のいぼの一種で、皮膚にできる小さな盛り上がり(角化性病変)です。原因はヒトパピローマウイルス(HPV)感染で、主に皮膚の小さなキズなどから感染します。好発部位として手足の指、膝、顔など外部刺激を受けやすい場所です。見た目の特徴としてはザラザラ硬く、カリフラワー状に盛り上がる事があります。また黒い点(点状出血)が見えることもあります。通常痛みはありませんが、足底の尋常性疣贅では圧迫で痛みを感じる事があります。 基本的には接触感染で広がります。他人のイボやウイルスに感染したものに触れる事でうつる場合があります。ウイルス感染で広がる可能性あるため、自然治癒することもありますが、基本的には早期治療をおすすめします。 1つ目の治療法は液体窒素(凍結療法)です。これはマイナス196度の液体窒素を当てることにより、ウイルスを壊死させるものです。1、2週間に1回のペースで通院していただき、おおよそ5-10回程度、3-6カ月程度を目安に治療します。液体窒素を当てる際に痛みを感じる場合があります。 2つ目の治療はレーザーによる焼灼です。これは1度で取れる事が多いですが、傷跡が残る可能性があります。また自費治療のことが多く、液体窒素での治療より費用がかかります。 3つ目の治療法は漢方薬であるヨクイニンの内服です。液体窒素療法などの他の治療と併用されることが多いです。

野村 知宏 院長

さくら皮フ科・形成外科

野村 知宏 院長

  • 品川区
  • 小山
  • 武蔵小山駅
  • 皮膚科 ●形成外科 ●美容皮膚科
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