• TOP
  • 教えてドクター

医師による病気の解説一覧

1149件中 136 ~150 件を表示

稲城平尾よりそうファミリー内科クリニックの先生が解説

低ナトリウム血症について

見落とされやすい低ナトリウム血症は、採血で発見することが重要

低ナトリウム血症とは、血液中のイオンのバランスが乱れている病気で、特にナトリウムの濃度がとても低い状態になっています。ナトリウムは、体にとって主要な電解質であり、バランスが崩れると多種多様な症状をきたします。その症状には、頭痛やふらつき、筋肉のひきつり、痙攣発作が見られます。 低ナトリウム血症の原因は、排泄過多による影響が多いと考えられています。高血圧の薬や心不全の薬、利尿剤などの薬剤製によるもの、腎臓の機能障害によるもの、1日10L以上の大量飲水などが挙げられます。 採血によって発見はできますが、診察をしただけでは低ナトリウム血症の発見は難しく、見落とされることが多い病気の一つになっています。また、ゆっくりと進行している場合は、無症状で気付きにくいことが特徴的です。ただし、定期的に採血をしていることで、早期に発見できます。一方、急に発症した低ナトリウム血症では、すぐに診断がつきにくいでしょう。体のだるさや不調を訴えても採血をしなければ、低ナトリウム血症と気付きにくいものです。原因の特定は複雑であり、患者さんの服薬状況や採血した結果から判断していきます。よって、低ナトリウム血症を見落とすことなく発見するためには、この病気を疑って採血をすることが大切です。

後藤 泰二郎 院長

稲城平尾よりそうファミリー内科クリニック

後藤 泰二郎 院長

  • 稲城市
  • 平尾
  • 栗平駅
  • 内科 ●小児科 ●皮膚科

鶴見駅前デンタルオフィスの先生が解説

むし歯[う蝕・カリエス]について

副鼻腔炎につながる恐れも。早い治療と適切なブラッシングを

私たちがよく耳にする虫歯という症状ですが、これは菌が出す酸によって歯が溶かされていく病気です。この虫歯の原因はたくさんあり、歯がうまく磨けていない、日常生活の乱れ、生活リズムや環境などが挙げられます。虫歯は進行すると、歯そのものに穴が空いてしまいます。さらにひどい場合は、副鼻腔炎といって副鼻腔にも菌の感染を及ぼしてしまうこともあります。炎症が大きくなると顎の皮膚の表皮に膿が出てくることもありますね。虫歯の対処法としては、まずはできるだけ早く治療をすること。虫歯にならないために患者さんご自身でのケアというと、やはり歯のブラッシングをしっかりすることですね。あとはリンス剤で口をゆすぐなども有効です。歯は人によって歯並びも生え方も本数も違いますので、歯の磨き方にも決まった正解というものがないんです。人それぞれに合わせたブラッシングをすべきです。なかなか歯磨きについて教わる機会がないと思いますが、かかりつけの歯科や予防歯科などで歯磨きの指導をしてもらうのが望ましいですね。

山地 茉莉子 院長

鶴見駅前デンタルオフィス

山地 茉莉子 院長

  • 横浜市鶴見区
  • 豊岡町
  • 鶴見駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科

厚木ひまわり動物病院の先生が解説

AGY(メガバクテリア症)について

胃がんに発展する可能性も。異常があればすぐに受診を

●胃がんに発展する可能性も。異常があればすぐに受診を メガバクテリアと呼ばれる真菌が鳥の胃に感染する感染症です。小鳥に広く蔓延しており、繁殖されてペットショップで販売されるまでの流通ルートのどこかで感染することが多いです。飼い始めたあとに症状が出てくるので、販売前の対策は困難です。メガバクテリアに感染すると、何年かは無症状ですが、2~3年してくると吐き気が出る、食欲が落ちる、痩せるなどの症状が見られます。胃から出血すると血便が出る、さらに進行すると胃がんを発症し死に至ります。感染しているかどうかは外観からではわからないので、動物病院で検査を受け、診断を受ける必要があります。実は鳥を動物病院につれていくという発想を持たない飼い主さんはまだまだたくさんいらっしゃいますが、それによって本来の寿命を全うできていない鳥はとても多いと感じています。予防が難しい病気なので、可能であれば小鳥を購入したらできるだけ早く病院を受診し、このような病気にかかっていないかどうかを確かめるようにしてください

貝原 剛規 院長

厚木ひまわり動物病院

貝原 剛規 院長

  • 厚木市
  • 長谷
  • 愛甲石田駅
  • 鳥 ●ウサギ ●ハムスター ●フェレット ●犬 ●猫

よこはま すみれ皮ふ科の先生が解説

アトピー性皮膚炎について

保湿剤、ステロイド軟膏の外用に加え、注射薬も新たな治療選択肢に

アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う皮疹が全身に現れ、皮膚症状は良くなったり悪くなったりを繰り返すことが特徴の皮膚疾患です。アトピー性皮膚炎では、皮膚の"バリア機能"(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることや皮膚に炎症があることが分かっています。外からアレルゲンなどの刺激が入りやすくなっており、これらが免疫細胞と結びつき、炎症を引き起こします。また、かゆみを感じる神経が皮膚の表面まで伸びてきて、かゆみを感じやすい状態となっており、掻くことによりさらにバリア機能が低下するという悪循環に陥ってしまいます。 アトピー性皮膚炎の治療は、 ①スキンケア(皮膚の清潔を保ち、うるおいのある状態を保つこと) ②薬物治療(皮膚の炎症を抑える治療) ③環境整備(環境中の悪化因子をみつけ、可能な限り取り除くこと)の三本柱を中心にした治療により、寛解導入(症状を改善させ湿疹のないすべすべのお肌にすること)を行います。 これまでアトピー性皮膚炎の治療は、保湿剤、ステロイド軟膏の外用が主でしたが、中等症以上の方に使用できる生物学的製剤という抗体を利用した注射薬も使われるようになってきました。

河原 紗穂 院長

よこはま すみれ皮ふ科

河原 紗穂 院長

  • 横浜市保土ケ谷区
  • 宮田町
  • 天王町駅
  • 皮膚科 ●小児皮膚科

みなきたデンタルクリニックの先生が解説

歯周病について

負のループが起こる前にできることを

読んで字の如く、歯周病とは歯の周りの疾患です。つまり、歯そのものに起こるものではなく、歯を支える歯茎や骨に起こる炎症です。原因は非常にシンプルで、細菌による感染です。歯と歯茎の境目には歯肉溝(しにくこう)と言われる溝があります。この溝に歯垢(プラーク)が慢性的に溜まることにより、歯茎に炎症が起こります(歯肉炎)。この段階では歯茎が腫れたり、出血がしやすくなるなどの症状が起こります。この段階までは汚れをきっちり落とすことで改善が期待できますが、放置しておくと炎症反応によって次第に歯と歯茎が剥がれ、いわゆる歯周ポケットが深くなっていきます。こうなると、もう歯ブラシでは届かなくなりますし、やがてポケットの深くに入ったプラークが歯の表面に歯石となってこびりつくようになり、そこに菌がまた付着するといった負のループが起きていきます。この段階までいくと治療は困難なもになりますし、適切な治療を受けることができないと、やがて歯を支える骨が溶けていき、抜歯を余儀なくされるのです。 歯周病は根治が非常に難しい疾患です。またその進行は比較的ゆっくりですが、まれに急激に進行してしまうケースも存在します。ですから、歯が生えたら歯医者さんに行っていただきたいですし、セルフケアを心がけていただくとともに、しかるべき施設で、定期的に診てもらいましょう。

武内 崇博 院長

みなきたデンタルクリニック

武内 崇博 院長

  • 横浜市都筑区
  • 中川中央
  • センター北駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

アニマルメディカルセンターの先生が解説

犬の僧帽弁閉鎖不全症について

高齢の小型犬に多い『僧帽弁閉鎖不全症』はどんな病気?

犬の僧帽(そうぼう)弁閉鎖不全症は、心臓で血液の逆流を防止する僧帽弁(そうぼうべん)が加齢とともに弱って、変形してしまうことで心臓が大きくなり、いろいろな病気を引き起こしてしまう病気です。なりやすい犬種はトイプードルなどの小型犬で、大型犬はまれです。症状について初期では咳をしたり運動嫌いになったりしますが、進行して重症化すると肺に水が溜まって呼吸ができなくて「肺水腫」(はいすいしゅ)になったり、失神したりして大きな病気や命の危険にも発展します。病院に行くべきサインは、高齢になって咳が増えてくる様子がみえたら、一度病院へ相談するのがいいかなと思います。もし肩で呼吸している様子があれば緊急事態ですので、すぐに病院へ行ってください。 治療法はいろいろな種類の薬があるので、それを組み合わせて適切な状態に保っていくのが主になります。最近では大学病院で外科手術をすることもあるのですが、基本的には薬で治していく内科的な処置をします。予防法については特にありません。しかし僧帽弁閉鎖不全は小型犬に非常に多い病気ですので、ある程度の年齢になったらなっても仕方ないものだと頭に入れておいてください。もし早期発見、早期治療ができれば大きな悪い状態を防ぐことができるので、不調に気づいた時点で早めに獣医さんへ相談してください。

菊地 歩 副院長

アニマルメディカルセンター

菊地 歩 副院長

  • 吉川市
  • 吉川
  • 吉川駅
  • 犬 ●猫

ウェルネストクリニックの先生が解説

感染性心内膜炎について

お口の中を清潔に保つことが感染性心内膜炎の予防につながる

心臓には「弁」と呼ばれる扉のようなものがあり、全身に送り出される血液が逆流するのを防いでいます。弁やその周辺の心臓の壁に、血流に乗って運ばれて来た細菌などが付着して、心臓の中にばい菌が巣食う「感染性心内膜炎」を引き起こすことがあります。弁がうまくはたらかない(弁膜症)と、心臓内部の組織が傷つきやすくなり、感染性心内膜炎のリスクも上がります。 この病気によって起こる発熱に抗生物質が使用されることが多いですが、原因菌を正しく特定して治療を行わないと改善は期待できません。症状が進行して弁が破壊されてしまった場合には、手術を行うこともあります。 お口の中の細菌が感染性心内膜炎の主な原因の一つですので、お口の中を清潔に保つことが予防につながります。また、年に一度の健康診断で心臓の聴診をしてもらって、異常があれば心臓のエコー検査を行ってもらいましょう。

藥師寺 忠幸 院長

ウェルネストクリニック

藥師寺 忠幸 院長

  • 渋谷区
  • 道玄坂
  • 渋谷駅
  • 内科 ●循環器内科 ●糖尿病内科 ●代謝内科 ●内分泌内科 ●呼吸器内科 ●消化器内科 ●神経内科 ●産婦人科 ●皮膚科 ●心療内科
1 PAGE  1077 77