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保科 岳史 院長

ホシナ タカシ

健口寿命を延ばすために。一本の歯を診て顎口腔全体を診る。顎口腔全体を診て一本の歯を診る。

日本歯科大学新潟生命歯学部卒業。同大学附属病院にて臨床研修修了後、医療法人社団あすなろ会藤見歯科医院に勤務。2023年1月に『保科歯科医院』を開院(都営浅草線「高輪台駅」から徒歩3分、JR「品川駅」から徒歩11分、東京メトロ南北線「白金台駅」から徒歩13分)。

保科 岳史 院長

保科 岳史 院長

保科歯科医院

港区/高輪/高輪台駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

多角的視野に則った治療を提供

保科 岳史 院長

私は高校卒業後、飲食店で働いていました。接客業自体は楽しく毎日を過ごしていたのですが徐々に将来に漠とした不安を感じるようになっていった時、考えたのが「学をつける」「手に職」ということでした。叔父が歯科技工士で、いとこが歯科医師。近いところに「手に職」を持つ2人の存在があったことから、この道を志すようになったのです。
歯科医師は、手技的な技術と科学的な知識、そしてコミュニケーション能力、この3つが備わっていなければなりません。勤務医時代に、その能力を先輩や同僚、患者さんに育てていただいたという思いも持っていますし、同時に、患者さんへの治療そのものが大きなやりがいとなっています。

大学病院での臨床研修修了後は中央区銀座1丁目にある医療法人社団あすなろ会藤見歯科医院に長く勤務してきました。歯科医師の数も多い、比較的規模の大きな歯科医院で、今につながる多角的視野に則った治療を学ぶことができました。『保科歯科医院』は2023年に開院いたしました。いざ開院してみますと、この辺りの方はご自分の口の中の治療に対するモチベーションが非常に高いという印象を抱いています。私たちが提案する治療計画をご理解いただけるのは、私個人としても非常にうれしいことです。

「木を見て森を見る。森を見て木を見る」

保科 岳史 院長

「一本の歯を診て顎口腔全体を診る。顎口腔全体を診て一本の歯を診る」が当院のコンセプトです。研修医時代からお世話になっているスタディグループの講師の先生のお言葉をそのままコンセプトとして(断りなく)頂戴した形です。
患者さんが訴えてこられるのは、悪い歯1本のことかもしれません。ですが、その周囲に歯が悪くなった原因があったり、虫歯や歯周病の引き金になっている要素があるかもしれないのです。それを見ることなく、1本の歯の治療のみに終始するのはいかがなものでしょう。一時的には治ってもいずれ再治療になってしまいます。噛み合わせや顎の位置、お口の中の粘膜の状態。チェックすべきところは多数あります。そこから問題点を見出して、根本的かつ永続的な治癒が望める治療を当院では心がけています。

マイクロスコープを用い、歯の神経を生かしたまま治療する

保科 岳史 院長

『保科歯科医院』ではマイクロスコープを用いた歯内療法をおこなっています。従来の歯内療法は、歯科医師の勘や手の感覚に頼ったものでした。勘や手指感覚も大事ですが、マイクロスコープを使用することにより拡大した視野でさらに明るく照らすことで、より予知性の高い治療が実現できるのです。
歯内療法をおこなう際、重視しているのが神経の生死の判定です。虫歯で歯が痛くなり、神経に到達していれば抜髄と言う、神経を取ってしまう治療が一般的な方法です。しかし、神経を取ってしまえば、歯は確実に脆くなり、残存寿命が短くなってしまいます。ですから当院では、神経をできるだけ温存するようにしているのです。その判断として、歯髄電気診と冷反応試験の2つの診査をおこない、神経が生きている場合は必ず神経を生かして治療をおこなっています。
また、根管内を消毒する際には、一般によく使用されている次亜塩素酸ナトリウムやEDTAという薬剤は用いず、イオン導入法という方法を採用しています。次亜塩素酸ナトリウムは殺菌力は強いものの、強すぎる殺菌力が体にも害を与えかねない、いわば諸刃の剣とも言える薬液なのです。私たちは体に対して安全・安心な材料を使うべく、危険薬剤を一切使用しないイオン導入法を採用しています。

噛み合わせにこだわった治療を心がけて

口腔内で起こる多くの疾患は、噛み合わせが原因で起こるものが多いと考えています。つまりは、物理的な力が常に一箇所に集中してしまっているがために虫歯や歯周病の増悪因子になってしまっていることが多いのです。そのため治療の際には精密な噛み合わせの診査が必要になってくるのです。具体的には、まず術者が患者さんの顎に手を添え、私たちが中心位と呼んでいる位置へと顎を誘導していきます。この際、ほとんどの方はどこか一箇所、必ず先に当たる歯があるのです。それを早期接触と言いますがこの早期接触が悪さをするのです。天然歯の場合、左右両方の全ての臼歯が同時に当たるように噛み合わせを調節していきます。クラウンやブリッジをセットする際には、並行して診断用の模型を作り、その模型上で噛み合わせを再現してから実際にセットします。
就寝時の歯ぎしりや食いしばりにも注目しています。ひどい場合には歯がすり減って知覚過敏がおきますし歯そのものを割ってしまうこともあります。それを抑制するためのナイトガード(マウスピース)を作る際にも、当院の場合、前後左右の歯がバランスよく同時に当たるよう、ナイトガードに樹脂(レジン)を盛り足して、調節を施した上で患者さんに使用していただきます。顎関節症状のある方にも、非常に有用な治療となってくると考えています。

これから受診される患者さんへ

精密な治療を望まれる方、あるいは歯をなんとしても残したいという方は一度ご相談ください。当院では噛み合わせまでをトータルで診断し、マイクロスコープによる歯内療法で、極力歯が残せるよう尽力してまいります。セカンドオピニオンも歓迎しています。お口のお悩みを抱えている方は、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2023年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

保科 岳史 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:ジョギング、筋トレ
  • 好きな本・映画:歯科関連書籍、『バック・トゥー・ザ、フューチャー』
  • 好きな音楽・アーティスト:ザ・ブルーハーツ
  • 好きな言葉・座右の銘:「質実剛健」
  • 好きな場所・観光地:海・山・川などの自然なところ

保科 岳史 院長から聞いた
『根尖性歯周炎』

時に眠れないほどの痛みを伴うことが

根尖性歯周炎とは、文字通り、歯の根の先に起こる歯周炎です。多くは虫歯から始まり、表層のエナメル質、次に象牙質、さらに歯髄まで虫歯菌や歯周病菌などの感染が侵攻し、感染が根の先の歯周組織まで到達したものをいいます。
根尖性歯周炎は慢性と急性とに分かれます。慢性の場合、違和感や歯肉にニキビ様の腫れ(サイナストラクト)が認められます。急性の場合、慢性と共通する症状に加えて痛みが加わり、時に眠れないほどの痛みを伴うことがあります。
治療方法としては、歯内療法が第一選択になります。虫歯菌や歯周病菌がまだ残存しているのであれば徹底的にこれを除去していくのですが、実際には取り除けない場所も存在しますので、これを当院ではイオン導入法をおこなって無菌化を試みます。根の中がきれいになれば、根の先の病変は自然と減少していくのです。

グラフで見る『保科 岳史 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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