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磯野 員達 院長

KAZUSHIGE ISONO

よりストレスフリーな環境を提案し、メタルフリー等の治療を実施する歯科医師

松本歯科大学卒業後、松本歯科大学病院に勤務。麻酔薬である、亜酸化窒素(笑気ガス)の血圧調節機構に対する影響の研究に従事。その後、東京、神奈川、埼玉の歯科医院勤務を経て、2022年5月に『磯野歯科 石神井公園』を開業。日本障害者歯科学会(認定医)日本摂食嚥下リハビリテーション学会(認定士)

磯野 員達 院長

磯野 員達 院長

磯野歯科 石神井公園

練馬区/石神井町/石神井公園駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

歯科医師になって研究を経て、開院に至るまで

磯野 員達 院長

祖父や父親が歯科医師でしたが、歯科医師になることに興味や憧れはありませんでした。ところが高校で進路を決めるときに、父親から「歯学部へ行ってみないか?」と勧められたことをきっかけに歯科医師を目指すことに。松本歯科大学卒業後は、松本歯科大学および付属病院に勤務して、上司方々に恵まれたこともあり、「亜酸化窒素(笑気ガス)の血圧調節機構に対する影響の研究」をスタートしました。日本学術振興会(文部科学省管轄)の科学研究費助成事業での研究遂行や、北米の医科学会での研究発表などの貴重な経験ができました。
こうした経験を通して、真摯に物事に取り組む姿勢を学べた事は、自身にとってとても有益であったと思います。大学退職後は、東京、神奈川、埼玉にある歯科医院の勤務医として、メタルフリー治療や顕微鏡を用いた根管治療の経験を積み、2022年5月に『磯野歯科 石神井公園』開業に至ります。

最初の段階で『根っこの治療(根管治療)』を丁寧にする

磯野 員達 院長

当院では歯の根の治療である『根管治療』を大事にしています。歯の根が膿んでしまうと、歯肉が腫れて膿がでたり、咬むと痛いという様な症状が出現する可能性があります。その症状は、たとえ良い被せ物を被せても改善しません。逆を言えば、よい被せ物を被せるために、被せ物が入る歯の土台となる根の治療『根管治療』をしっかり行うことが重要と考えます。では、どんなときに根管治療が必要なのかというと、むし歯が歯の神経に至り、自然治癒が困難と予測されるときや、感染により、歯の根の先が膿んでいるときです。歯の根の先が膿んでいる状態を長期間放置することは抜歯に至るリスクにもなります。膿んでいる場合は時間をかけてしっかり治療し、その上で次の段階に進むのが理想だと考えます。どんな被せ物を選んでも一旦被せてしまうと、壊して取らない限りは根っこの治療ができなくなります。だからこそ、いちばん最初の段階で根管治療をしっかりすることを心がけています。また、被せる際にはなるべく金属を使わない『メタルフリー』をお勧めしています。理由としては、審美性の問題や、アレルギーの心配が少なく、身体との相性もいいからです。金属の特性上、錆びてしまったり、成分が溶け出すことにより、歯や歯肉などが黒くなってしまうこともあります。また、被せ物を被せるための土台を金属でつくると歯が割れてしまう可能性も高まります。今後かぶせ物を検討している患者さんがいらっしゃったら、メタルフリーも検討していただきたいです。

歯科恐怖症やえずいてしまう方には『鎮静法』も可能

磯野 員達 院長

小さなお子さんから多岐にわたる年代まで、歯医者へ行くことが怖い方(歯科恐怖症)や、口の中に器具や水が入ることで「オエッ」っとえずいてしまう方(異常絞扼反射・嘔吐反射)に対しては、『鎮静法』を提案できます。私自身は歯科医師医科麻酔科研修を履修し、麻酔薬などについて専門的に研究してきたことに加え、大学病院勤務時は多くの患者さんに治療中に併用してきた経験もあり、経験値が高い分野です。しかしながら、鎮静法については、患者さんの現在のお体の状態を把握して実施の可否を検討する必要があり、また、保険診療内での対応が困難な場合があるため、しっかりと問診・相談をしたうえでの実施になります。

さて、鎮静法には2つあります。1つ目は、血管(静脈)に直接薬を入れる方法(静脈内鎮静法)です。うとうとした状態(鎮静状態)で、なるべくストレスフリーの中での治療が可能です。また、鎮静薬の特性上、記憶がなくなる健忘効果というものがあり、恐怖心の強い方には効果的と考えます。しかし、回復するまで時間がかかるため、ある程度の予約時間を確保する必要があります。また、当日の飲食制限や、車の運転制限を設けさせていただきます。というのも、薬が完全に身体から抜けるのが、翌日の午前中くらいまでかかってしまうためです。また、小さなお子さんやご高齢の方、肥満の方は使用をなるべく避けた方がよく、同じ系統の精神薬、睡眠薬を常用されている方には効きにくい可能性があります。禁忌となるご病気、下顎の形態により使用を避けなければならない方もいらっしゃるので、先ほど述べたようにしっかりとした問診・相談を行い併用の可否を検討することが、重要と考えます。

鎮静法の2つ目は、私が長年研究してきた「笑気ガス」を使用した方法(吸入鎮静法)です。イメージするならば、少し酔っぱらったような感じになります。お酒と同じように人によっては気分が悪くなるケースがあります。また、お体のご病気による禁忌症も静脈内鎮静同様あるため、こちらもしっかりとした問診・相談を行い併用の可否を検討することが、重要と考えます。しかしながら、高濃度を長時間使用しない限り、寝てしまうことなく、意識は残っている状態で、すぐに通常の状態に回復します。また、吸入により行うものなので、静脈への針の穿刺がなく無痛で行えます。そういった点からみても『笑気ガス』の方が使用できるケースが広く、身体の負担もより小さいといったメリットがあります。

鎮静法はすべての方に禁忌症がなく誰でも使用できるものではありません。しかしながら、その安全性・有効性は確立されている方法です。吸入鎮静ではどうしても恐怖心やえずいてしまう感覚がなくならない方は静脈内鎮静の併用が有効な場合もあり、ライフスタイル・現在のお体の状態の把握・持病や常用薬をしっかり把握してその方にあった鎮静法を提案し、使用を決めていくのでご安心ください。使用可能な場合は歯科治療による不安・恐怖心・ストレスの軽減には極めて有効であると考えます。治療が怖くてなかなか通院ができない方や、えずいてしまって精密な治療が困難な方、ストレスによる偶発症の予防にも有効です。少しでもご不安のある方は、まず一度ご相談いただければと思います。

治療によるストレスを軽減する努力と丁寧な対応を心掛ける

私の見解ですが、患者さんの中には『怖い』となかなか言いだせない方もいらっしゃると感じています。「怖いと正直に言うことはいけないことだ」、「医者が言っているのだから痛くても我慢して治療するものだ」という感覚を持つ方がいらっしゃるのでしょう。しかし本来は、できるだけストレスのない状態で治療する方が安全だと考えます。特に高齢の方や、血圧変動が大きくなる持病をお持ちの方では、歯科治療によるストレスが原因で血圧上昇・それに伴う心血管系疾患発作リスクが上昇するため、ストレスのない状態で治療する必要性があります。えずいてしまう方は虫歯等を長期間放置してしまうことが多くあります。治療や、型取りをするのが難しいため、放置または抜歯することになってどんどん歯が減っていくという循環に陥りかねません。えずきによって型を取って入れ歯をつくることが困難という患者さんには、健康状態を確認した上で「笑気ガス」を吸って型をとってみましょうと、一人ひとりに合った治療法を提案していきたいですね。だからこそ、患者さんにはストレスをなるべく軽減していただける環境を提案をしていきたいです。そのためには、信頼を得られるよう日々対応することが重要と考えます。程度によっては鎮静法を併用せず、治療を受けていただけるようになる場合もあると思います。口で言うのは簡単ですので、今までの貴重な経験を糧に努力していきたいです。

これから受診される患者さんへ

『磯野歯科 石神井公園』は西武池袋線「石神井公園駅」にあります。診療科目は虫歯・歯周病治療、審美歯科、予防歯科、小児歯科、マウスピース矯正です。

根管治療が必要なところまで悪化させないためにも、日頃から予防して、早期発見、早期治療をすることを大事にしています。

まずはお話しをお伺いして、口の中を見せてください。『鎮静法』などの不安・恐怖心を緩和させる方法なども提案できます。その日すぐに治療ということはしないので、まずはご相談からだけでもお気軽にいらっしゃってください。

※上記記事は2022年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

磯野 員達 院長 MEMO

  • 出身地:大阪府
  • 出身大学:松本歯科大学
  • 好きな言葉:衣食足りて礼節を知る
  • 好きなアーティスト:Polaris
  • 好きな映画:この世界の片隅に
  • 行ってみたい場所:バードゥー島、ムフウェロッジ

グラフで見る『磯野 員達 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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