野地デンタルクリニック

野地 一成 院長への独自インタビュー

子供の頃に出会った歯医者さんの仕事に対する姿勢に尊敬を覚え、歯科医師に

子供のころは歯医者さんが怖くて、大の苦手だったので、泣きながら治療をさせられた覚えがあります。正直に申し上げて歯医者に対して良いイメージはありませんでした。
ところが小学校４年生の時に、今までとは違う歯医者にかかることで運命が決まりました。
それは普通の先生でしたが、今までの先生と違ってとても丁寧でした。
その先生は永久歯にできた虫歯（右上の再奥の外側）に気がついて来院した私の、口の中も見ていないのに、左側の同じ場所にも虫歯があることを教えてくださいました。
今の私ならそれが単純なことだと解るのですが、利き腕側の奥歯が磨けないのに、さらに歯ブラシを回り込ませて左側の奥歯を磨くことができている可能性は低いのです。
小さなことでしたが、とても感動的でした。
そして両サイド２か所の治療を終えた先生は「もう虫歯にしないようにね」と言ってくれたのです。乳歯を再三にわたって治療してきた私にとって「永久歯は二度と生えてこない」ということを印象付けられる強烈な一言でした。
この先生の仕事に対する姿勢、患者に対する心遣いと情熱に肌で触れたことによって、私の中の歯医者に対する抵抗感は消え去って、尊敬の念を抱くようになったのです。

「歯を残すこと、長持ちさせること」のために拘る

月並みですが、患者様の「歯を残すこと、長持ちさせること」のために拘っています。
一本でも多くの歯を残すためには歯医者の適切な治療があった上で、それは勿論なことなのですが、患者様の年齢や生活環境、そしてニーズに応じて適切な処置をする、これに尽きます。ニーズとは、患者様のお気持ちもありますし、治療上の器質的なニーズも含みます。
その為には、一人の患者様に１時間程度の時間を用意し、カウンセリングや細かな処置にも必要な時間を十分に割いた上で、丁寧に細やかに治療にあたっています。
そして歯を残すためには、何よりも患者様自身の適切な日常の歯磨きと、食生活などを含む生活習慣が必要になってきます。歯医者は患者様のお口の中を拝見することで、日頃のブラッシングがいかに行われているか、その患者様がどの様な性格なのか、どの様な生活を送っていらっしゃるのかもある程度解るものです。そして、それぞれの個性に合った歯ブラシのトレーニングを歯科衛生士と歯医者である私の二人三脚で行っています。歯を残したいと真剣に考える患者さんを全力でお守りし、そして将来的には、患者様の「生涯のかかりつけ医」になることを目指しています。

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