原田 直明 院長
NAOAKI HARADA
一人ひとりの患者さんとゆっくり向き合い
歯科医療を通して皆さまの暮らしを支える
大学卒業後、口腔外科を専門に研鑽を積む。むし歯治療や歯内療法、義歯など幅広く経験を重ねた後に開業。現在は、訪問診療や摂食嚥下リハビリテーションを中心に、まごころを込めて診療をおこなっている。
原田 直明 院長
千川まごころ歯科
豊島区/千早/千川駅
- ●歯科
- ●歯科口腔外科
- ●訪問歯科診療
「食べること」をサポートし、患者さんの暮らしを支える
歯科医師としての私のスタートは、母校の大学病院の口腔外科からでした。そのため、専門分野を問われれば口腔外科になるのですが、私としては歯科全般について幅広く研鑽を積み、歯内療法も義歯も「何でも得意です」とお答えすることができます。
2020年1月に『千川まごころ歯科』を開設する前は、「はらだ歯科」というクリニック名で20年以上にわたって診療を続けていました。その後一旦立ち止まり、歯科医師としての自分の道のりを振り返ったとき、まだ足を踏み入れていない分野があることに気づいたんですね。今後ますます高齢化社会が進む日本において一層ニーズが高まり、国としても力を入れることを表明している「訪問診療」です。歯科医療を必要とされている方に適切な医療をお届けするとともに、私の後に続く後輩たちに正しい医療とは何かを学んでもらいたいと考え、訪問診療の中でも特に「食べること」をサポートする摂食嚥下リハビリテーションを専門にし、皆さまの暮らしを支えていきたいと考えています。
豊富な知識と経験をいかし、後進の指導にも力を注ぐ
最近は、診療科目の一つに「訪問診療」を掲げる歯科医院が増えてきました。当院でも、患者さんのご自宅や入居なさっている施設に医療機器を持ち込んで、むし歯の治療や入れ歯の製作・調整などをおこなっています。通院が難しい方のため、訪問先でも歯科医院でするのと同じような診療をご提供するのが訪問診療ですが、当院ではこれに加えて摂食嚥下リハビリテーションにも対応できることが特長です。
摂食嚥下リハビリテーションとは、簡単に言うと「食べられない人を上手に食べられるようにする」訓練のこと。しっかりと噛んで食事ができるように、水分や食べ物を飲み込めるように、お口まわりの機能改善・向上をサポートするのです。これらはあくまでもリハビリテーションであり、治療ではありませんから、大学で学んだことは役に立ちません。実際に現場に出て、自分の経験を1つ1つ積み重ねていくしかないんですね。そのため、社会のニーズに対して、摂食嚥下リハビリテーションに対応できる歯科医院はまだまだ少ないのが現状であり、私としても後進の指導に力を尽くしたいと思っています。
一人ひとりの患者さんとゆっくり時間をかけて向き合っていく
摂食嚥下リハビリテーションは、誰に対しても同じ指導をすれば良いわけではありません。例えば、きちんと噛めない患者さんがいらしたとして、その原因が歯の痛みによるものか、入れ歯の不具合によるものかによって、アプローチの仕方が違ってくるんですね。そのため、患者さんが食事を召し上がる様子を細かくチェックするとともに、医科のドクターや言語聴覚士などさまざまな立場の方と連携して、適切な解決策につなげる必要があるのです。
こうしてじっくりと時間をかけて診療しているものですから、1日に診られる患者さんは2~3人ほどといったところです。かつては、1日に100人もの患者さんを診療していた時期もありましたけれど。今はもう、利益を追い求めるのではなく、まごころを持って一人ひとりの患者さんに接していきたいと思っています。もともと人と触れ合うことが好きで、患者さんの笑顔が見られることを喜びに感じて歯科医師を目指しましたので(笑)。これからは歯科医療への恩返しのような気持ちで、患者さんが正しい知識を持ち、後輩たちが正しい医療を学ぶためのお手伝いができればと思っています。
「勘」に頼ることなく、医学的根拠に基づいた治療を心がける
私が力を注ぐ摂食嚥下リハビリテーションは、誤嚥性肺炎を予防することが大きな目的です。食べ物や唾液が誤って肺に入り、肺炎を発症するのを防ごうというわけですね。しかし本来、唾液が肺に入っただけで肺炎につながることはありません。唾液中に存在する「細菌」が原因となり、肺炎を引き起こすのです。歯周病菌として知られる口腔内の細菌が、私たちの健康にどれだけ害を及ぼすか、お分かりいただけるでしょうか。
当院では、歯石を除去する前、むし歯の治療をはじめる前に、必ず口腔内細菌の検査をしています。位相差顕微鏡を使って口腔内細菌の種類や量を確認し、きちんとした根拠に基づいた治療をご提案しています。歯ぐきに炎症があるなら細菌をコントロールして腫れや出血を抑え、歯ぐきの状態がよくなったことを確認した上で次のステップに進みます。また、もしも舌がんが疑われるなら、病変をはっきり確認できる「イルミスキャン」を使用し、適切な診断・治療につなげています。長く診療を続けてきたとはいえ「勘」に頼らず、きちんとした科学的根拠に基づいて診断をつけたいと思っています。
これから受診される患者さんへ
『千川まごころ歯科』は、「千川駅」から歩いて6分ほどの場所にあります。
クリニックの名前に「まごころ」とあるように、私は患者さん一人ひとりにまごころを持って対応したいと考えています。何か症状があるときにはいつでもご相談いただき、安心感を与えられるような歯科クリニックでありたいと思っています。お口まわりで不安に感じていること、お困りのことがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
※上記記事は2020年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
原田 直明 院長 MEMO
- 出身地:新潟県
- 趣味:ゴルフ、カメラ
- 好きな本・作家:司馬遼太郎、歴史小説
- 好きな言葉:この道より我を生かす道なしこの道を歩く
- 好きな場所:軽井沢
グラフで見る『原田 直明 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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千川まごころ歯科
原田 直明 院長
豊島区/千早/千川駅
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