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山田 清 院長

KIYOSHI YAMADA

患者様が望むあらゆる治療に対応できるような、懐の広い歯科医院でありたい。

大学卒業後、大学の歯周病科を経て、アルバイト先の歯科医院に就職し経験を積む。その後、九段下駅そばに開業。

山田 清 院長

山田 清 院長

山田清歯科医院

千代田区/九段北/九段下駅

  • ●歯科
  • ●歯科口腔外科

歯科医の細かい作業が自分に合っていた。

山田 清 院長

美容師や板前など、手に職を付けて自分の腕一本で食べていくことのできる仕事に昔から興味を持っていました。高校生のときに父から「家族に医者(兄)はいるので、歯医者はどうか」と勧められて歯学部に進学。私自身、元々手先が器用だったこともあるのですが、実際にこの道に進んでみると、細かい作業の多い歯科医の仕事は自分に向いていると感じましたね。
大学卒業後は、歯の寿命を左右する大きな要因である「歯周病」に強い関心を持ち、歯周病科に残りました。実はむし歯で歯を失うことは意外と少なく、多くの方が歯周病で歯を失ってしまうことになります。そこに歯科医療の本質的な課題があると感じたのです。大学では患者様の診療だけでなく、学生の教育にも携わっていました。当時の「助手」という役職は非常に薄給でしたので、秋葉原にある歯科医院でアルバイトをして食いつないでいました(笑)。
助手として3年ほど働いたのち、そのアルバイト先の歯科医院に就職。そして29歳のときに『山田清歯科医院』を開業しました。開業の地として、ここ九段を選んだのは、大学や前の勤務先から近く土地勘があったことに加えて、周辺に歯科医院が多いところが良いと思ったから。競争のある場所の方が、モチベーションを高く保って仕事ができますからね。

「具合が良い・悪い」の差が歴然とする入れ歯治療に尽力。

山田 清 院長

開業から40年以上が経ちました。当時、20〜40代だった患者様が退職後も変わらずに通ってくださっており、本当にありがたく思います。
治療の中でも特に入れ歯は、患者様の反応がわかりやすい分野です。詰め物や被せ物と違い、「具合が良い」「悪い」の差がはっきり表れる。だからこそ時間をかけて丁寧に仕上げることが大切です。
自身の入れ歯が合わずにお困りの方も多く、当院にはそうした患者様も大勢ご相談に来られます。入れ歯治療というのは、他の診療で忙しいときにはどうしても疎かにされてしまいがちなのですが、そこを当院では必要な時間をかけて、しっかりと丁寧に行うように心がけています。

大学病院と同レベルの質の高いインプラント治療を実践。

山田 清 院長

当院では、現在のインプラント術式が確立される以前の「ブレードタイプ」の時代からインプラントを導入してきました。もう40年以上、この治療に携わっていることになります。当初はまだ不確実な面も多く、限られた条件のもとでのみ行っていましたが、技術と機器の進歩によって、今ではほとんどの症例に対応できる時代になりました。
近年では、当院でインプラントを受けられた患者様のメンテナンスだけでなく、他院で治療を受けた方が「具合が悪い」「思うように噛めない」と相談に来られるケースも増えています。調整や一部の再治療で改善する方もいますが、時には全てをやり直す必要がある場合もあります。
こうした再治療を通じて改めて感じるのは、「治療して終わり」ではなく、「その後のメンテナンスこそが重要」ということです。当院では、大学病院と同等レベルの質の高い治療を目指し、常に精度の高い仕事を心がけています。技術や経験に慢心せず、治療の基本を徹底する――それが結果的に、患者様の信頼につながっているのだと思います。

常に向上心を持って仕事に取り組む。

歯科医の仕事を何十年も続けていると「経験」が蓄積される一方で、どうしても「慣れ」が生じてきてしまいます。どんな仕事でもそうだと思いますが、この「慣れ」というのが一番怖い。そこで、プロフィールの「好きな言葉」としても挙げましたが、歯科医になってから40年あまり経つ今も「初心忘るべからず」をモットーにして日々の仕事に臨むようにしています。
そして、「初心」と同じく大切にしているのが「向上心」です。開業医をしていると、時に「井の中の蛙」になってしまいがちなのですが、たとえば学会などに参加してみますと素晴らしい先生がたくさんいらして、自分の足りない部分を痛感させられたりもします。しかしだからこそ、現状に満足することなく常に向上心を持って、この仕事を続けることができているのだと思います。
余計なお世話かもしれませんが、他の開業医の先生方にも積極的に学会や研修会などに参加されることをおすすめしたいですね。それが医療の質の向上、ひいては患者様の満足度の向上にもつながっていくものと考えています。

これから受診される患者さんへ。

歯科の治療方法が多種多様であるように、患者様のご希望も人それぞれ。そこで大事になってくるのが、患者様にとって相談のしやすい環境を整えることです。患者様の中には他院で、自分からはなかなか希望を言い出せなかったり、あるいは希望を聞かれる間もなく一方的に治療されてしまった経験をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。当院ではそのようなことがないよう、患者様のお話をしっかりとお伺いすることを私を含めてスタッフ全員が徹底しています。
そうしたご希望を踏まえた上で、患者様が望むあらゆる治療に対応できるような、懐の広い歯科医院でありたいと思っています。と同時にこれからも変わらずに、必要な時間をきちんとかけた丁寧な仕事を心がけていきたいと思っていますので、何かお困りのことがありましたら、お気軽にお越しください。

※上記記事は2025年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

山田 清 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:日本大学歯学部
  • 趣味・特技:クラシックカーレース、ゴルフ
  • 好きな本:椎名誠 著書
  • 好きな映画:アクション映画
  • 好きな音楽:洋楽(ボサノバ、R&B)
  • 好きな場所・観光地:夜景が綺麗な都心/タイ
  • 座右の銘:「初心忘るべからず」

山田 清 院長から聞いた
『予防歯科』

歯周病予防のための検診と歯ブラシの“選び方”

歯周病は、歯そのものではなく、歯を支える歯肉や骨の病気です。歯茎や骨が炎症によって少しずつ溶かされ、気づかないうちに進行していく――これが、歯周病の怖いところです。かつては高齢者の病気とされていましたが、近年では食生活の欧米化やストレスの増加により、若い世代にも広がっています。歯ぎしりや食いしばりといった生活習慣も、歯周組織に負担をかけ、症状を悪化させる要因になります。

歯周病を防ぐために最も大切なのは、「日々の清掃」と「定期的な検診」です。歯周病は痛みが少なく、自覚症状が乏しいため、気づいたときには進行していることが少なくありません。ですから、「何も症状がないとき」に歯科を受診することが、実は最も重要なのです。検診を通して歯茎や骨の状態を確認し、必要に応じて早期のケアを行うことが、歯を長く保つ第一歩になります。

そして、毎日の歯みがきも「ただ磨けばよい」わけではありません。口腔内の状態は人によって異なり、インプラントやブリッジがある方、歯並びや体質、年齢によっても最適なブラシは変わります。ところが、歯ブラシの選択はメーカー主導の情報に頼りがちで、歯科医師自身も十分に理解していないことがあります。本来は、患者さん一人ひとりの状態に合わせて、最適なブラシや清掃方法を提案するのが歯科の役割です。

歯ブラシは「予防の道具」であると同時に、「治療の一部」でもあります。軽度の歯周病なら、正しいブラッシングだけで改善することもあります。だからこそ、ご自身に合ったブラシ選びを、かかりつけの歯科医師や歯科衛生士と相談していただきたいのです。言われたことをそのまま行うのではなく、「自分にとって最適なケアとは何か」を一緒に考えていく姿勢が、健康な口腔環境を守るうえで欠かせないのです。

グラフで見る『山田 清 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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