LIFE CARE DENTAL OFFICE
江戸川区/東小松川/船堀駅
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中山 俊太郎 院長への独自インタビュー
1人の先生との出会いが、今の私につながっていった
正直なところ、私は大学を卒業するまで、歯科医師という仕事について深く考えたことはありませんでした。歯科医師である父の勧めに従ってレールに乗ってさえいれば、間違いはないだろうと考えていたのです。
その意識が変わったのは、研修医時代に出会った恩師の一言でした。臨床実習の場において、先生は、「歯科医療の目的は?」私たちに問いかけられたのです。歯を削ってきれいな詰め物を入れたり被せ物を入れたりと我々は技術の面に目を向けがちなのですけども、先生曰く「それだけでは長期間に患者さんの口に中の健康を維持することは出来ない」と断言されました。目に見える病気をただ治すだけでは足りないんですね。歯科医師はその人をより良い方向に導いていく義務があります。それを可能にするには、決してブレない歯科医療に必要な哲学を会得しなければならないと諭されました。
疑問に感じていながら、あやふやなまま見過ごしていたことが、先生の教えによって白日の下に晒された、という感覚だったのかもしれません。以来、私は、「いかに患者さんを健康に導いていくか」ということを考え、私が理想とする歯科医院の形を模索し、今日に至っています。
予防歯科をこの国に広げるためにできること
日本の予防歯科は、欧米諸国に比べると50年程遅れていると言われています。総じて日本人のお口の中は虫歯の治療跡だらけですからね。「予防歯科」という言葉が流通するようになり、すでに20年近くが経とうとしています。にもかかわらず、結果に結びついてないというのが、この国の現状です。
予防歯科がなぜうまくいかないのか。それは患者さん自身の問題を解決するのが難しいからです。お口の中の手入れや生活習慣に気を配っていただいて初めて予防ができるわけで、いくら私たちが治療をがんばろうとも、それだけでは不足だということなのです。1つの側面として、国民皆保険制度が予防の普及を阻害している面もあるかもしれません。ですが、患者さんをいい方向に導くための心理学や行動科学を応用したアプローチの普及がその鍵になると考えています。