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添野 郁夫 院長

IKUO SOENO

<一般歯科診療>補綴治療、親知らず外来、レーザーメンテナンス…
得意分野とニーズを合致させた独自のクリニック

日本歯科大学卒業後、同大学口腔外科研修医、第二解剖学教室勤務等を経て、関東各地の開業医で勤務。2004年〜2013年まで東芝京浜事業所内健康センターおよび東芝西工場歯科診療部院長。2013年「南青山添野歯科医院」開院。

添野 郁夫 院長

添野 郁夫 院長

南青山添野歯科医院

港区/南青山/表参道駅

  • ●歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●小児歯科

今までの研究、勤務、そして人柄。医師のすべてが自然と凝縮された

添野 郁夫 院長

祖父、父、親戚一同みな歯科医師という家系に育ちました。たびたび診察室に遊びに行って父の働く姿を見て“ふーん。歯科医師ってこんなんなんだ”と思ったり、衛生士さんたちに可愛がられて育ちました。誰からも“医師になれ”と言われたことはなく、自分にも気負いもなく、ごく自然にこの道を選んだ感じです。
大学卒業後は大学院で口腔外科を専門に勉強し口腔外科の基礎を。ほかに口腔組織学も研究して、ちいさなラットの、さらに小さい唾液腺をマイクロスコープで外科処置の基本手技を練習してました。これについての論文も書いており、このときの研究が基になって自律神経や自然治癒力を活性化させる口腔内マッサージという新しい治療項目を開発しました。
開業する前に10年間、東芝の事業所内診療所に勤務して5000人規模の患者さんを常時診ていたことは、一般歯科から口腔外科、インプラント、審美と診療範囲をオールラウンドに設定したことに影響しています。毎日あらゆる口のなかの悩みを抱えた所員の方たちがやってきてそれに必死で対応していたら、いざ開業するとなったとき、“誰でも、どんな悩みでも受け入れたい”と思ったんですよね。誰が来ても断りたくなかったし、もっと言うと“もう、誰でも来い!”みたいな(笑)。自信もついていたのだろうし、もとからの人好きも関係してると思います。そうやって考えるとやはりこのクリニックは、いままでの自分の全ての投影させた形になっていますね。

「もう終わったんですか?」と驚かれる親知らず抜歯は、“抜かない”選択肢も

添野 郁夫 院長

実は、開業当初はコンセプトはあまり明確でなかったんです。東芝の事業所内診療所の方針が震災後にいろいろ変わって、仲良くしていた所員の方たちなんかに「次の道に行くタイミングかもね」などと話してて、「ああ、そうかもな」と妙に納得して。場所も、タイミング良くこの場所にめぐりあった形で、まあ縁ですよね。なので最初はほぼ手探りだったのですが、だんだん患者さんが増えてその方たちのニーズに合わせていきながら、自分の得意なことと重ねていって今のような形になりました。「親知らず外来」や「筋リラクゼーション」というちょっと珍しい科目があり、審美歯科にも力を入れてることなど、みな自然とできていった感じです。
 例えば「親知らず外来」。口腔外科出身なので親知らずの抜歯は得意科目でありつつも、とくにアピールしていなかったんです。外科的処置というのは患者さんが怖がって引いてしまいがちなので…。ですが、だんだん「親知らずが痛む」という患者さんが増えてきて。若い人は疲れが歯に現れることが多いんですね。それなら、と専門外来を作りました。
当院では抜歯前にデジタルレントゲンで詳細に撮影し、まず現在の状態をよく把握していただいています。その上で抜歯するのか、しないのか、術後は…等、必要なことを相談し、その後、必要なら抜歯します。「抜かない」という選択肢もありです。どうしても抜歯は怖いという患者さんがいらっしゃるので、そういう場合はなんとか温存できる方法を考えます。顎の痛みがあるのであれば抜歯するのが一番なのですが、でも恐怖心が強い方には無理に勧めませんね。抜かなくてもいい方法がある、と選択肢を用意することが大事だと思いますね。実は無痛の親知らず抜歯はかなり得意で、その技を披露したい気持ちもなくはないのですが(笑)。抜歯したあと「え?もう終わったんですか?」と患者さんに驚かれるとかなりうれしいです。もし抜くことになったら、ぜひ安心して任せてもらいたいと思います。

口腔内からのアプローチに加えて自律神経の流れを良くする経絡などの知識を 指導

添野 郁夫 院長

私たちの身体には300以上のツボ、12本の経絡があります。
これからの日本人はこの東洋学的見地をより重きにおき、ただ外科的に歯を削る、抜く、インプラントを入れる、ではなくできる限りの歯牙1本1本を大切にしてご自身の自然治癒力を高めて可能な限り保存的治療も進める必要があります。
“筋リラクゼーション”という科目名の口腔内マッサージもニーズがあって始めたことです。歯肉とその周囲の筋肉をマッサージしてゆるめる療法です。長時間のデスクワークをする患者さんが当院には多くて、みなさん目、首、肩そして口のなかががちがちなんです。これはなんとかしないといけないな、と思って自分で一からシステムを作りました。口〜首〜肩はみんなつながっています。口腔内マッサージでまず口腔内からゆるめていってやわらかくして凝りをとるんです。すると唾液もちゃんと出るようになって悪い細菌をやっつけて歯周病の予防はもちろん、免疫力があがって自律神経も整います。つまり口から全身をよくするよう、働きかけているということなんですね。

“この歯はずっときれいなままで保てるのか?”5~10年先を見据えた審美治療

審美歯科に力を入れているのも、場所柄“きれいな歯並び”が職業上必要な方が多いからです。モデルさんや接客業の方ですね。一番気をつけているのは、できるだけ自分の歯で、そして削らずに行うこと。実は審美も歯を削りがちなんです。効率的にきれいにしようとすると、じゃあ削っちゃおう、ということになる。当院ではなるべくをそれをしないようにしています。削って整えると、今はよくても年数経ったあとにどうなる?という問題が出て来るからです。あとからの影響が少ないのは、とにかく自分の歯質を出来るだけ残す事。常に“5年後10年後はどうなっているか?”と考えながら治療すること。患者さんとは長いおつきあいをしたいので、“先の先まで見据えた審美歯科”を意識しています。

これから受診される患者さんへ

患者さんと会うこと、お話することが好きです。暇なときは診察室でおしゃべりして1時間など平気で経ってしまいます(笑)。この間もふらりと外国人の方がやってきて、話がなんだか盛り上がってきたら突然一緒にうたいだして、「あれえ、この人なんでこんな歌うまいんだろ?」なんて思ってたら、アーティストだった(笑)。しかもグラミー賞も獲ってた…。こんなふうに毎日いろんな人が来て、いろんな話をしてくれるのが楽しいんです。なので、どんなことでもいいですから、ぜひいらしてください。
検診やクリーニングはもちろん、ちょっとした不調でも。というかむしろ、そういうことで来てほしいです。たとえば、あまり知られていないのですが、人間はある年代になると今までの咀嚼の影響で歯が尖ってきます。で、それを舌で無意識にあてることが癖になって舌が傷だらけという人が結構いるんですよ。ほんの少し削って丸めればすむ話なんですが…。他にもストレスで胃を痛めていると、本当は歯の内側におさまっているはずの舌が歯の上に乗ってしまい、これも傷の原因になります。前ガン病変、ガン疾患へ移行することもあります。そんな、なかなか自分では意識できない不調も解消できるかもしれないので、ぜひ相談してください。口と全身はつながっているので、その人の全身を診たい、ということをいつも考えています。それで少しでもパワーを注入できたら…。病は気から、ですから。治療とともに元気も提供したいですね。

※上記記事は2017年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

添野 郁夫 院長 MEMO

  • 出身地:栃木県
  • 趣味:夏は山へ渓流釣り。最近行けてませんが…(泣)。
  • 音楽:ジャズなど流行りの音楽をランダムに。
  • 好きな場所:青山、横浜エリア、コーヒー店など

グラフで見る『添野 郁夫 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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