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川上 健太郎 院長

KENTARO KAWAKAMI

地域の皆さんが長く健康でいられるお手伝いを歯医者さんの立場から

北海道医療大学歯学部卒業。同大学での研修を経て、北海道内の歯科医院に勤務。医療法人社団厚誠会歯科勤務。2017年2月に『川上歯科クリニック祖師ヶ谷大蔵』を開院(小田急「祖師ヶ谷大蔵駅」南口より徒歩8分)。

川上 健太郎 院長

川上 健太郎 院長

川上歯科クリニック祖師ヶ谷大蔵

世田谷区/砧/祖師ヶ谷大蔵駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

小さな頃から成長を見守っていくために、住宅街の中に歯科医院を開院

川上 健太郎 院長

父は歯医者でしたが、高校生の時は部活ばかりでしたので、正直なところ進路のことはあまり考えてなかったのです。「どうしようかな?」。そう考えていた矢先、「歯科の大学はどうだ?」と父から声を掛けられました。それまで父は、そういうことを一切私に言ってくる人ではなかったのです。だから余計に、その言葉が胸に響いた部分はあったのでしょうね。もともと生き物が好きで、人の身体の構造を勉強することにもすごく興味を持てました。絵を描いたり、手先を動かすのも好きで、削ったり、何かを作ることも面白かったのです。今も子どもの矯正装置などは自ら製作することがあります。実際、歯科技工士さんに何かを伝えるためには、自分でやってないと難しいところがありますよ。そういう意味で手を動かすことは大事だと思いますが、ちょっとだけ趣味的な面も仕事に見出してるのかもしれません(笑)。
大学卒業後は北海道の歯科医院に勤務し、その後、より勉強しやすい環境を求め、東京へと出てきました。そちらの法人が以前の勤務先で、むし歯や歯周病はもちろん、インプラントや矯正治療など、幅広い治療の研鑽を深めることができました。法人では常に1つテーマを決めて研究をしていたのですが、特に私が興味を惹かれたのが「病因論」でした。なぜむし歯に、歯周病になってしまうのか。噛み合わせはなぜ悪くなってしまうのか。むし歯や歯周病については原因から対策までおおよそのことがわかってきていますが、噛み合わせは非常に難問でした。勉強を重ね、突き詰めていくと、やはり子どもの頃から、もっと言えばお母さんのお腹の中にいる時から何かしらの歪みがあり、それが噛み合わせの不具合につながっていくという結論に達しました。開業を決断したのは、それゆえのことです。小さい頃から成長を見守っていくことが大切で、そのためには地域に根ざした歯科医院が必要と考えたのです。

商店街のみなさんと共に歩んでいく歯科医院

川上 健太郎 院長

患者さんはお子さんが多く、家族ぐるみで来院されるケースも目立ちます。クリニックの前の通りは、ウルトラマン商店街と呼ばれていて、歯医者さんでありながら、私は商店会に入会しています。商店会に入って、街のために何かをする機会ってそうそうないんですよね。商店会には、様々な職種の方が集っています。私見ですが、歯医者さんはそこが弱いんじゃないかと思うのです。別のお仕事の話をお聞きするのは楽しくて勉強になりますし、様々な価値観に触れられることは今後の財産になっていくと感じています。商店会の活動に積極的に参加し、ゆくゆくは街に向けて歯医者の立場から情報を発信していければと思っています。

いかにして病気になりにくい環境を作っていくか

川上 健太郎 院長

歯医者さんには何かしら問題があって訪れる方が多いものですから、まずは治療から入ることが多いんですね。その治療がひと段落したら、メンテナンスで継続的に診させていただき、再び病気にならないようにしていくことが大切になります。
予防を突き詰めていくと、お子さんに行き着きます。病気になる前に、いかにして病気になりにくい環境を作っていくかがお子さんの治療では重要になってくるのです。その大元となるのが、噛み合わせです。今は、お口の中が小さい子が非常に多いのです。結果、本来のお口の機能を発揮できてない子が増えています。噛み合わせが良い状態になるよう成長を助けてあげることで、むし歯や歯周病も含めた子どもの頃からの予防歯科を進めていければと考えています。

お子さんの様々な問題を解決するRAMPAセラピー

お子さんの噛み合わせを改善する方法として、クリニックではRAMPAセラピーというものを提供しています。RAMPAセラピーは矯正治療のカテゴリーに入りますけども、一般の矯正治療とは“見ているもの”が異なります。当然のことながら歯並びも直していくのですが、歯並びが悪くなっている原因にアプローチする骨格的な矯正治療ということになります。歯を動かしても、土台の深いところが歪んでしまっていると、また元に戻ってしまいます。RAMPAセラピーは頭部にヘッドギアを装着し、内側からだけではなく、外からも力をかけることで顎の形まで直していくものです。大元の歪みを正すことができれば、あとは自然とその子が本来持っている歯並びになっていくのです。

昨今はいびきをかいたり、睡眠時無呼吸症候群のお子さんが増えてきています。これはお口の空間が狭すぎることが原因の1つと考えられており、副鼻腔炎など、鼻が詰まっているケースも少なからず影響しているものと考えられます。呼吸は生命活動に直結するものであり、これを改善することはその子の将来にとって大きな意味を持ちます。RAMPAセラピーによってお口を広げてあげることで多くの問題が改善できると考えており、歯科医師として全身の健康にも貢献できれば嬉しく思います。

これから受診される患者さんへ

お子さんはこれからの地域を、日本を支えていく存在であり、その子たちが健康で本来の力を発揮できるよう、歯医者さんの立場から手助けをさせていただければと思います。繰り返しになりますが、鼻づまりやいびきなど、最近の子は様々な問題を抱えています。お子さん自身にとっては、それが“普通”として育ってきていれば、異変を訴えることはないかもしれません。ですが、鼻づまりやいびきは、普通ではないことを身体が出している信号とも言えるのです。お口を診る歯医者さんだからこそ、できることがありますので、お口周辺のお悩みはなんでもご相談いただければと思います。

※上記記事は2024年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

川上 健太郎 院長 MEMO

  • 出身地:北海道
  • 趣味:絵を描くこと、料理
  • よく手にとる本:歯科関連書籍
  • 好きな映画:『インターステラー』
  • 好きなアーティスト:チャゲ&飛鳥
  • 好きな観光地:沖縄
  • 座右の銘:「初志貫徹」

川上 健太郎 院長から聞いた
『歯ぎしり(ブラキシズム)』

歯ぎしりは病気ではない!

歯ぎしりに関しては寝ている時にギリギリと歯がすり減ってしまい、うるさくて嫌なイメージを持たれている方が多いように思います。“私は歯ぎしりしていない!“とおっしゃる方もいます。そもそも歯ぎしりとは何のために行われているのでしょうか? 歯ぎしりにはカチカチ歯をぶつけるタッピング、ギューっと食いしばるクレンチング、皆さんがよくイメージするギリギリこすり合わせるグライディングがあります。この3つを組み合わせて行っているのが歯ぎしりです。これは日中のストレスをコントロールするために睡眠中に誰もが行っている生理的な現象です。動物は歯で噛むことによって情動をコントロールしますが、人間は理性があるため日中に噛んでストレス発散することはありません(例外もありますが…)。日中のストレスが増加すると夜間の歯ぎしりは増えます。日中に食事などで歯と歯が接触する平均合計時間は約17分ですが、歯ぎしりは一晩で40分を超えることもあります。ストレスマネージメントに必要な歯ぎしりですが、とても強い力が歯や顎関節に加わるため、歯並びやかみ合わせに問題があるとうまく歯ぎしりができず、知覚過敏、歯の破折、顎関節症など様々な問題を起こすことがあります。矯正治療をする際は見た目のためだけではなく、うまく歯ぎしりができる噛み合わせを考えることも大切です。

グラフで見る『川上 健太郎 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION