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石持 東吾 院長

TOGO ISHIMOCH

いつまでも美味しく食事を。全身の健康を考えた治療を提供

日本大学歯学部卒業。1993年に『石持デンタルオフィス』を開業(東急東横線/大井町線「自由が丘駅」より徒歩7分)。

石持 東吾 院長

石持 東吾 院長

石持デンタルオフィス

目黒区/自由が丘/自由が丘駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科

終わりのない学びを続けれることの幸せ

石持 東吾 院長

この道を選んだのは、歯科医師だった父の影響が大きいと思います。ですが実は、高校の頃まではデザイナーのようなものにすごく憧れていました。小さな頃からイラストを描くのが好きだったものですから。しかし、当時のことです。じゃあ具体的にどうすればいいか、皆目わからず、そもそも「デザイナー」という言葉もわかっていなかったように思います。それでもう1つの目標であった歯科医師という道を選んだということなんですね。
今となっては、この歯科医師という職業は天職なのだろうと思います。なにしろ、今だに先に先に進むことを考えられるわけですから。どの仕事もそうだと思いますが、年々、歯科という分野の奥の深さが身にしみるようになっています。若い頃は、だいたいのことがわかって仕事を終えられるのかなと思っていたのですが、おそらく無理でしょうね(笑)。でも、終わりがないからこそ学びの意欲が尽きることはありませんし、得たものを患者さんに還元していければと思っています。

いつまでも美味しく食事をしていただく

石持 東吾 院長

一に「いつまでも美味しく食事をしていただくこと」。そして、「全身の健康を考えた治療を提供すること」。この2つを診療の柱としています。
1つ目の柱について、よく言われますのが、栄養学的にも充分な量を食事で満たすということです。ただ、私的にはその先と申しましょうか、「食べる」ということ自体が、生きる根源ではないかと思っています。開業当初、上下に入れ歯をされたご高齢の患者さんの治療を担当しました。それまで、食べるたびに入れ歯の痛みと闘っておられたのですが、治療の結果、再び美味しく食事を召し上がれるようになったのです。そこで私は初めて、その方の真意を伺うことになりました。女性は今回の入れ歯に出会うまで「死にたい」と思っていたのだと。以来、美味しく食べること、それを続けることが生きることとイコールになっていると考えるようになったのです。
私たちの仕事は、それを満たすために力を尽くすことです。う蝕(虫歯)、歯周病の治療とその予防、併せて噛み合わせをしっかりしたものに構築していく。患者さんの同意の元、その3点をしっかりと押さえていきます。

全身の健康を考えた治療を提供

石持 東吾 院長

歯周炎は大きく2つに分かれます。1つは根の先が膿む根尖性歯周炎。その診断にはCTが不可欠となります。そして、歯槽膿漏とも言われる歯の周囲に起こる炎症です。この疾患は名称からしてそう連想させますが、歯の周り、お口の中だけの病気とこれまで考えられてきました。しかし、炎症は血管を通しての免疫反応ですので、お口の中の菌が全身の臓器に回り、悪影響をもたらしているであろうということが、最近、徐々にわかってきたのです。ですから、歯とその周辺の治療は、全身の健康のためでもあるということを患者さんにも認識していただくことが、2つ目の柱ということになります。
その指標としていただくための数値として、「BOP」と「PD4」を当院では重要視しています。「BOP」とは、歯周ポケットの検査をする際の出血の有無であり、「PD4」はその“深さ”です。歯周病の進行度を測る上では欠かせない指標ですから、これを患者さんに理解いただくことが大切になってきます。
また歯周病に対応する上で、実際にその方がどのような細菌を持っているかということを把握することが特に大切です。歯周病を進行させる大きなリスクをはらむ細菌は、「レッドコンプレックス」(Pg菌・Tf菌・Td菌)と呼ばれます。このうち、Pg菌は歯周病にとっても最も病原性の強い細菌であり、この菌を保有している方は、今は良くとも将来に備えておく必要があります。ターゲットを明確にし、検査によってそのリスク判定をきちんとおこなうことで、お口を、そして全身を守っていくことが可能になるのです。

歯科の未来を見据えて

医科の分野において、難治性になっている患者さんを調べたところ、お口の中に問題があるという認識が広まっていると聞いています。その認識が医科と歯科のさらなる連携が求められる拠りどころとなっていくでしょうし、その先には、既存の医療の枠組みをも変えてしまう可能性があるのではないでしょうか。
当院においても基礎疾患をお持ちの患者さんについては、すべて、かかりつけの医科の先生方と連絡をとるようにしています。そうしますと、服用されているお薬の注意点だけではなく、あらゆる合併症について懇切丁寧に教えてくださる先生方が実に多いのです。これはすでに、医科と歯科の連携が双方にとって必要になっているという兆しと言えるかもしれません。患者さんがいつまでも健康に暮らしていくため、我々にできることをしっかりとやっていきたいですね。

これから受診される患者さんへ

お口のことで何か気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。懇切丁寧に説明をさせていただきます。『石持デンタルオフィス』は、今後も「いつまでも美味しく食事を召し上がっていただくこと」「全身の健康を考えた治療を提供すること」の二つの柱を軸とし、みなさんが豊かな人生を送っていただくためのサポートを誠心誠意続けてまいります。

※上記記事は2022年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

石持 東吾 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:テニス、読書
  • 好きな本:歴史学、微生物(腸内細菌等)について書かれた学術書
  • 好きな音楽:以前はジャズや洋楽が好みだったんですが、最近は日本の歌が好きですね
  • 住んでみたい場所・行ってみたい場所:淡路島、ポルトガル
  • 座右の銘:「生かされ 生きている」

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