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松岡 英美 院長

EMI MATSUOKA

できる限り歯を削らず抜かず、天然の歯を長持ちさせる治療を提供

昭和大学歯学部卒業。同大学歯内療法学教室に14年間勤務。開業医勤務を経て、2012年7月に『ライラック通り歯科』を開院(東急池上線「久が原駅」より徒歩3分)。

松岡 英美 院長

松岡 英美 院長

ライラック通り歯科

大田区/久が原/久我原駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科

ゆったりとした時間の流れの中で、落ち着いて診療を

松岡 英美 院長

私は幼い頃、歯ではずいぶんと苦労しました。家族に医療系の仕事をしている人が多かったことから、「私も同じ道を」と考えた時、ピンと来たのが歯科の道だったのです。本当に痛い思いをしましたから(苦笑)、じゃあ、その反対の歯医者さんになろうと考えたんですね。
大学卒業後は歯内療法学の教室に籍を置きました。歯内療法とは、いわゆる根の治療のこと。私自身、根の治療を経験し、やり直しになったことが一度ならずありました。歯内療法は全てのベースで、ここがダメだと、いくら良いものを上に持ってきても、いずれやり直すことになってしまいます。歯科医師として、そこがまずできるようになることが大切だと考えたんですね。
2012年に『ライラック通り歯科』を開院いたしました。私はそれまでずっと大田区で暮らしていたものですから、この辺りにも馴染みがありました。こちらは商店街の中にありますが、かといって騒がしいわけではなく、落ち着いて診療ができると思ったのです。勤務医時代、何分という単位で仕事をこなしていくのを心苦しく思っていました。臨機応変に患者さんと向き合っていきたいと考えていた私にとって、ここは本当にぴったりな場所だったんですね。

虫歯・歯周病の予防が第一

松岡 英美 院長

虫歯にしない、歯周病にならない、予防歯科を第一に考えて診療をおこなっています。歯ブラシ等の清掃器具は、その人その人によって使い所が違ってきます。こちらでは染め出し液などでみがけていないところを確認してもらいながら、どのブラシをどう使えばよりよくお掃除ができるのか、しっかりと説明をおこなっています。

当院のスタッフはすべて女性ということもあり、“怖がり”の患者さんも多く来院されています。それから、「男の先生だと泣いちゃうから」ということで、お子さんも多いですね。
お子さんの場合、初診の段階でいきなり治療に入るのではなく、まず、よく話すことから始めていきます。着ているお洋服や靴の話から始まり、歯ブラシの練習などの段階を挟んで治療に移っていくという形ですね。
お子さんの段階で歯医者さんを嫌いになってしまうと、それがトラウマになってしまうことがあります。実際、「もう何十年も歯医者さんに行けてないんです……」という方が、こちらでは少なくありません。虫歯にせず、歯周病にもしない。その目標を達成するためにも、その人その人に合ったアプローチを心がけていきます。

残せる歯をなんとか保たせていけるように

松岡 英美 院長

残せる歯はギリギリまで使っていけるように対処しています。1本の歯がなくなると、前後の歯への負担が大きくなってしまいますから、それを避けるためにも抜歯はなるべくおこなわないというのが当院の方針です。
私が専門とする歯内療法は、歯を残すための手段になりますが、最初に神経を取った時の処置が予後に大きく影響してきます。歯の根は、まっすぐではありません。それを闇雲にまっすぐに削ってしまうと、感染が残っている神経が取り残され、本来のカーブとは違った形になってしまいます。そこに後から器具を入れても、そもそもストレートに行きやすいわけですから、処置は非常に困難なものになってしまうのです。
神経のメインのラインを損なわないよう処置をするには、相応の知識と経験が必要になります。その処置は、最善の注意を払っておこなうよう心がけています。

削ること自体が、歯へのダメージに

神経を取ってしまえば、歯の寿命は格段に短くなります。ですから、1年でも長く神経を抜かないよう配慮する必要があるのです。自費診療の扱いとなりますが、ドックベストセメントは、神経を抜かないための有効な手段の1つです。
そもそも、削るという行為自体、歯へのダメージになります。削ることで小さなクラック(ひび)が入ることになり、歯質に大きな影響を与えてしまうんですね。ドックベストセメントは、そのダメージを避けるためにタービンのような高速回転の器具は用いず、専用のお薬で取れる範囲の虫歯を除き、そこに殺菌効果のあるセメントを封入することで虫歯を治してしまうものです。
治療の選択肢は、患者さんのご希望によって変わってきます。「削りたくない」ということであれば、ドックベストセメントも選択肢の1つとしてご提案しますし、審美性を求める方にはまた違った選択があるでしょう。全ての情報を提供し、その上で納得して治療に臨んでいただけるようにしていきたいですね。

これから受診される患者さんへ

当院にいらっしゃっている患者さんは、どなたも半年に1度程度の割合でメンテナンスにお見えになります。その際、ホワイトニングも一緒に希望される方が多いのです。こちらでは、従来のものとは異なり、殆ど痛みが生じないホワイトニングを扱っています。せっかく時間をかけて治したものだから、きれいなまま、状態をキープしていきたいと考える方が多いということだと思うんですね。
多くの方は、失ってしまってから歯の大事さに気づく傾向があります。症状が出てしまってからでは、後追いの治療にならざるを得ないことが多々あるのです。後悔を残さないよう、歯医者さんに通う習慣を身につけていただければと思いますし、何もなくても、半年に1度はチェックに訪れていただければと思います。

※上記記事は2018年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

松岡 英美 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:映画鑑賞、フラワーアレンジメント
  • 好きな作家:村上春樹
  • 好きな映画:ハリー・ポッター
  • 好きな言葉:「感謝」
  • 好きな音楽:ハワイアン
  • 好きな観光地:ハワイ

グラフで見る『松岡 英美 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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