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村上 明日香 院長

ASUKA MURAKAMI

「思いやり」を大切に。患者さんの心に寄り添った診療を提供

昭和大学歯学部 卒業。研修医を経て、同大学歯学部大学院歯科理工学教室を修了。歯学博士 取得。2014年に『オレンジ歯科』 院長に就任(東武伊勢崎線「梅島駅」より徒歩8分)。

村上 明日香 院長

村上 明日香 院長

オレンジ歯科

足立区/梅田/梅島駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●矯正歯科
  • ●訪問歯科診療

交通事故をきっかけに訪問診療に携わるようになり、『オレンジ歯科』の開設へ

村上 明日香 院長

人に感謝していただける職業に憧れを持っていました。子どもの頃は本を読むのが好きで、特に「伝記」に夢中になっていたんです。野口英世とか、ナイチンゲールですとか。伝記に残る人って、人を助けたり、人を助ける発明をした人が多いですよね。それで物心つく頃から、困っている人を助ける人、医療に携わりたいと思うようになっていたのです。その中に、「徳洲会グループ」を創設した徳田虎雄さんの物語もありました。徳田さんは「24時間患者さんを断らない」という理念を掲げておられ、子供心に、それを「かっこいい」と思ったのです。当院が現在、外来診療と訪問診療を展開してるのも、根底にはその信条に感銘を受けたからかもしれません。

訪問診療に出会ったのは、大学院1年生の時に遭った交通事故がきっかけでした。トラックに追突された私は、両手が動かなくなってしまったのです。歯科医師にとって、手が動かせないということは致命傷です。当時は、いきなり未来が断たれてしまったような絶望感を味わいました。それでも、部活で養われた体力と精神力でリハビリに励み、大学院での講師や家庭教師の仕事に希望を見出すようになっていきました。その頃のことです、後輩から「訪問診療をしませんか」と提案を受けたのは。当時の訪問診療は口腔ケアがメインで、細かい作業はそんなにないと聞き、「だったら」と訪問診療に携わるようになったのです。ほどなくして治療も始めると、不思議なことに徐々に徐々に手も動かせるようになっていきました。

施設を中心に訪問診療を手がけていく中で、患者さんによく伺ったのが「もっと歯を大事にしておけば」という告白でした。失った歯を取り戻すことはできませんが、歯は、自分自身でケアが可能な唯一の臓器です。それを啓蒙するためのプラットフォームが必要と考え、開設したのが『オレンジ歯科』でした。

「思いやり」という言葉を大切に、患者さんに寄り添った診療を

村上 明日香 院長

私が大切にしているのが、「思いやり」という言葉です。患者さんの背景は様々ですし、治療の希望もまた人それぞれです。例えば、良いものを使ってほしいという人もおられれば、保険内で収めたいという方もいらっしゃいます。1人ひとりの方としっかり向き合い、思いやりを持って接していくことが患者さんの信頼にもつながると考えています。
お口のお悩み、あるいはトラブルで何かお困りのことがあればお気軽にご相談ください。あなたのお気持ちを大切にし、寄り添った医療を提供してまいります。

お口全体の動きをトータルで考える歯医者

村上 明日香 院長

『オレンジ歯科』開業後は、施設以外の一般宅へ訪問に伺う機会が増えました。施設の患者さんの場合、お口を長く開けていられない方や、重度の認知症を患われている方も少なくなく、治療は限られていた部分があります。それが一般宅に伺いますと、脳の血管障害などで麻痺が残る比較的若い方や、ご高齢でも足が悪い以外は大丈夫、という方も多く、そうした方々に必要な治療を提供する体制を整えることが急務となりました。ポータブルユニットに始まり、ポータルブルのレントゲン、レーザー、摂食・嚥下の検査のための内視鏡などの導入はその一環であり、現在では外来診療と変わらないクォリティの治療を提供することができるようになりました。

ところで、訪問診療では入れ歯を扱うことが多くなります。入れ歯となると、「合わない」という問題がつきまといますが、そもそもの設計に加え、原因の1つにご本人の噛みグセが挙げられます。歯は左右で等しく抜けてしまうわけではありません。例えば、右のほうがずいぶん前に抜け、そのままの状態でしばらく左で噛み続けていると、右の方の顎の骨が細くなってしまうことがあります。細くなってしまうと、入れ歯の当たり具合も違ってきますから、それが「痛い」となり「合わない」となってしまうことも考えられるわけです。実際、噛みグセを見直してみると、せんべいも食べられるようになった方もいらっしゃいます。
歯だけを診るのではなく、お口全体の動きや舌の動きをトータルで診て治療を考える。それは、外来と訪問の両方に関わってきたらこそ得られた観点なのです。

歯医者さん嫌いにならないように。定期的に通ってもらう習慣を無理なく身につけてもらえるように

成人の方で「歯医者が怖い」という方の場合、小さな頃にトラウマを抱えてしまったケースがあります。例えば、拘束されて治療をされた、といった記憶です。小児治療の現場において、それは仕方のない処置であることは理解していますが、その時はケロっとしていても、後になってそれがトラウマになってしまっているケースがあるのもまた事実なのです。
当院では、お子さんとの直接のコミュニケーションを大事にしています。例えば、「お水を吸う機械だよ」と説明して触ってもらったり、いきなりお口に手を入れるのは怖いことですから、それもちょっとずつちょっとずつ慣れてもらうんですね。もちろん、親御さんがご希望されれば隣にいてもらって構いませんし、逆に「応援してあげてください」とお伝えすることもあります。小児の治療では、何より歯科医院に通うことが嫌いにならないようにしてあげることが大切なんですね。

当院ではプレオルソという矯正治療も処方しています。プレオルソとは、発育段階にあるお子さんの土台を作ってあげる治療です。お口の癖を直すことで歯並びが整うこともありますし、将来、本格的な矯正が必要なケースでも、期間を短縮することが期待できます。このプレオルソ、当院では費用を抑えた形で提供しています。これは、スタッフからの提案でした。自分だったらこのくらいの金額ならやりやすいかも、といった観点からです。当院の特徴は、歯科医師も歯科衛生士も、ママさんが多いということ。医療従事者としてだけでなく、普通のママさんの目線を医療に生かしていきたいとも考えています。

これから受診される患者さんへ

自分の歯以上のものはありません。その歯が残せるかどうか、決断する前に一度ご相談ください。抜くことはいつでもできます。入れ歯のお悩みそうですが、当院はセカンドオピニオンも歓迎しています。外来と訪問の両方に携わり、お口の行く末がわかるからこそ提案できることがあります。何かお困りのこと、お悩みのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2025年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

村上 明日香 院長 MEMO

  • 出身地:鹿児島県
  • 出身大学:昭和大学歯学部
  • 趣味・特技:短距離走
  • 好きなこと:「美味しいものを食べること」
  • 好きな観光地:エジプト
  • 好きな言葉・座右の銘:「百発百中」(に、なるように頑張るとを含めて)

グラフで見る『村上 明日香 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

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