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畑中 理 院長

OSAMU HATANAKA

笑顔でお帰りいただける歯科医院を目指して

鶴見大学歯学部を総代で卒業。東京医科歯科大歯学部 研修医となる。医療法人創心会勤務。辰巳歯科医院 院長、新木場歯科医院 院長を経て、2004年に江東区大島にて『桂歯科医院』を開業(都営新宿線/東京メトロ半蔵門線「住吉駅」B1出口より徒歩8分)。

畑中 理 院長

畑中 理 院長

桂歯科医院

江東区/大島/住吉駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科

歯科技工士から歯科医師へ──人とのつながりが導いた新たな道

畑中 理 院長

父は産婦人科医でした。その影響で医療系の仕事を志し、手先が器用だったこともあって、当初は歯科技工士の道に進んだのです。技工士としては、一般的な技工所ではなく、院内技工や大学病院の中央技工室で勤務しました。そこでは患者さんや先生方と直接関わる機会が多く、自分の作った技工物が患者さんの笑顔につながる瞬間を何度も目にしました。その喜びは大きく、「人と接する仕事をしたい」と強く思うようになったのです。4年間自費専門の技工士として働いた後、思い切って歯科医師を目指しました。仕事を終えた深夜から朝方まで独学を続け、受験に臨んだ結果、幸いにも合格することができたのです。

大学卒業後は東京医科歯科大学での研修を経て、医療法人創心会に勤務。辰巳歯科や新木場歯科を立ち上げて院長として経験を積み、2004年に『桂歯科医院』を開院しました。開業のきっかけはご縁のひとことに尽きます。以前からつながりのあったメディカルモールを運営する会社の社長さんが「歯科は先生としかやる気がない」と言ってくださり、この住吉の地でスタートすることになりました。振り返ると、その出会いが今日までの歩みを支えてくれたように思います。

「歯医者は怖くない場所」──笑顔で帰っていただける医院を目指して

畑中 理 院長

歯科というのは、どうしても「痛い」「怖い」というイメージがつきまといます。けれど、口の中は命にも関わる大切な場所です。だからこそ、気軽に来られて、安心して通え、笑って帰っていただける場所にしたいと考えています。
そのために、まず大切にしているのは“痛くない治療”であり、そしてもう一つは「何をされたかわからない」という不安をなくすことです。当院では必ず口腔内カメラで治療前後を撮影し、患者さんと一緒に確認します。歯科衛生士も含めて全員が、説明と理解を共有する姿勢を徹底しています。
また、完全予約制を導入し、待ち時間の少ない診療を実現しました。歯科医院で長く待たされると、それだけで気持ちが沈んでしまいます。当院は開業から22年が経ちますが、待合室で5分以上お待たせすることはほとんどありません。その一方で、診療の質は妥協せず、スタッフ全員でその日の流れを共有し、予定通りにしっかりと治療を終えるよう努めています。

歯科技工士出身の経験を生かし、補綴と予防に情熱を注ぐ

畑中 理 院長

私の原点が技工士にあるため、補綴治療──つまり入れ歯や被せ物などの分野には特にこだわりがあります。保険診療の範囲内でも、できる限り審美性と機能性を高め、患者さんもご満足いただける仕上がりを目指しています。自分や家族が入れられて嫌なものは決して作らない──その信念のもと、信頼できる技工士と協力し、品質を確認しながら、納得のいくものを提供しています。
入れ歯治療は、実はとても奥が深く難しい分野です。大学では基礎しか学びませんが、私は技工士時代に数多くの症例を手がけてきており、その経験も今の診療に活きています。調整を丁寧に重ね、痛みのない入れ歯を仕上げたときに患者さんから「先生のところの入れ歯は痛くない」と言われる瞬間は、本当に嬉しいものです。

また、どんなに良い治療を行っても、お口の中が清潔でなければ長持ちはしません。ですから当院では、治療の前に徹底したクリーニングと予防指導を行い、全体の健康状態を整えることを重視しています。
海外では歯科医院は“治療する場所”ではなく、“メンテナンスに通う場所”として定着しています。日本でもその意識を少しずつ広げていけたらと願っています。

「シニア歯科」への取り組み「いつまでも美味しく召し上がっていただくために」

開業から22年を超え、長く通われている方も多くなりました。年齢層も幅広いですが、特にシニアの方々の割合が増えています。そのため最近では、「シニア歯科」としての体制づくりを進めています。
年齢を重ねると、嚥下機能の低下や歯周病に代表されるように、口腔の健康が全身に大きく影響するケースが増えます。当院では嚥下機能を測定する機器を導入し、衛生士と協力して評価・指導を行っています。単に治療するのではなく、「最後まで自分の口で食べる」ことを目標に、トレーニングやリハビリにも力を入れています。また、施設への訪問診療にも取り組んでおり、現在は近隣の介護施設で定期的に口腔ケアを実施しています。
訪問診療は「とりあえず診る」だけのものではなく、外来と同じレベルの診療を行うべきだと考えています。高齢者の方々にとって、お口の健康は「生きる喜び」そのもの。そこに歯科医師として関われることに、大きな責任とやりがいを感じています。

これから受診される患者さんへ

歯科医院を選ぶことは、患者さんにとって本当に難しいことだと思います。外から見えるのは設備や雰囲気など限られた部分ですが、実際には治療の姿勢や価値観に大きな違いがあります。私は「患者さん本位の治療を貫くこと」を一番に考えてきました。診療においては時間をしっかり取り、一人ひとりと丁寧に向き合うことを心がけています。また、お待たせしないよう時間を厳守し、落ち着いた環境で治療を受けていただけるよう努めています。
お口のことなら、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。正しい判断と誠実な治療で、長く安心して通っていただける存在でありたいと考えています。

※上記記事は2025年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

畑中 理 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:鶴見大学歯学部
  • 趣味:映画、テニス、海外旅行
  • 好きなもの・こと:飛行機/英語でコミュニケーションをとること
  • 好きな観光地:スイス
  • 好きな言葉・座右の銘:Dreams come true.

畑中 理 院長から聞いた
『口腔機能低下症』

「なんとなく食べにくい」「話しにくい」といった日常の小さな違和感がサインに

最近、「食べこぼしが増えた」「飲みこみにくい」「噛む力が弱くなった」などの変化を感じることはありませんか。これらは、加齢とともにお口の筋力や動きが弱くなり、食べる・話す・飲み込むといった機能が低下する口腔機能低下症のサインかもしれません。この状態をそのままにしておくと、食事量の減少による栄養不足や誤嚥性肺炎のリスクが高まるほか、生活の質の低下にもつながるため、早めの気づきと対策がとても重要です。

口腔機能低下症は、単に年齢の問題だけではなく、歯の欠損や入れ歯の不具合、口の乾燥、舌や唇の筋力低下、さらには食習慣や生活リズムの変化など、さまざまな要因が積み重なって起こります。ご自身では気付きにくく、少しずつ進行するため、「なんとなく食べにくい」「話しにくい」といった日常の小さな違和感が最初の兆候となることが多いのです。
当院では、国の基準に基づいた検査によって、噛む力や舌の動き、飲み込み機能、唾液量などを丁寧に測定し、現在のお口の状態を客観的に評価します。そのうえで、結果に応じて舌や口まわりの筋力を改善するトレーニングや、飲み込みやすさを高めるリハビリ、義歯の調整、口腔乾燥への対応、食事内容の工夫など、一人ひとりに合わせたケアをご提案します。こうした取り組みによって、「食べられるものが増えた」「むせにくくなった」「話しやすくなった」と実感される患者さんは多く、日常生活の快適さが大きく向上します。

お口の機能は、健康に長く生活するための大切な基盤です。少しでも気になる症状があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。早期の検査と適切な治療が、いつまでも食事や会話を楽しめるお口づくりにつながります。

グラフで見る『畑中 理 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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