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藤井 宏 院長

KO FUJII

「咀嚼」を重視した歯科治療を通して
患者さん1人1人の健康を見守る

日本大学歯学部を卒業後、大学院に進んで補綴歯科を専攻。勤務医として幅広い診療を経験した後、「早稲田駅」そばに開業。

藤井 宏 院長

藤井 宏 院長

藤井歯科医院

新宿区／早稲田町／早稲田駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●訪問歯科診療
  • ●訪問歯科診療

代々続く歯科医師の家系の4代目、早稲田に開業して25年あまり

藤井 宏 院長

私の家は代々続く歯科医師の家系で、曽祖父から数えて私は4代目ということになります。実家のある岐阜県内の歯科医院は兄が引き継いでいますし、私もごく自然な流れで歯科医師になったという感じがします。大学院を修了した後、そのまま大学に残るか、開業するか、という2つの選択肢がありましたが、私は勤務医を経て開業する道を選びました。
学生時代に神楽坂に住んでいたこともあり、私にとってここ早稲田は馴染み深い町でした。新宿区でありながらも、どこか下町らしい雰囲気が漂っていて、岐阜県出身の私がすんなり溶け込めるような心地よさがあるんですよね（笑）。そんな「早稲田駅」そばのビル2階に『藤井歯科医院』を開設したのは、私がまだ30歳だった1992年でした。それからもう25年という年月が経ちますけれど、近隣にお住いの方々、また当院で治療された患者さんのご紹介や口コミなど、たくさんの患者さんにご支持いただいていることは、歯科医師として本当に嬉しく思います。

歯科の枠を超えた幅広い知識を備えて、患者さんの健康を見守る

藤井 宏 院長

祖父や父、兄など、自分のまわりは歯科医師ばかりでしたので、当初は私もあまり深く考えずに歯科医師になったところがありました。ただし、実際に患者さんの診療に携わり、見聞を広めていくにつれ、歯科と医科が分かれているが故の弊害のようなものを感じるようになったんです。歯科の領域である「口」は、人間の体の一部であるはずなのに、大学では1本の歯からはじまって歯列に至るまで、顎から上の口腔内をメインに学びます。一方で患者さんのお口の中、たとえば噛み合わせなどについては、その方のメンタルや体調などによって、少しずつ変化していくものなんですよね。そのため私は、患者さんの健康をサポートしていくためには歯科の知識だけでは足りないと感じて、さまざまな勉強会に参加して学ぶほか、医療以外のことについても知識を得ようと本を読むのです。
東京大学の松井孝典先生が、こんなことをおっしゃっています。「環境問題について語るならば、地球の誕生からその歴史、そこに暮らす生物、さらには宇宙まで、地球をとりまくシステムすべてを理解する必要がある」と。私は、本当にその通りだと思います。患者さんのお口の中を、責任をもって診ていくためには、人間の全身にわたる知識が必要ですし、食生活や生活スタイルなどについてもアドバイスができなくてはなりません。私自身、常に学び続ける姿勢をもって、患者さんの健康に貢献できるような歯科医療を実践していきたいと思います。

きちんと噛んで食事ができる、「咀嚼」を重視した歯科治療を実践

藤井 宏 院長

歯科だけでなく医科の知識を深めていくにつれ、歯科治療における私のスタンスにも変化があらわれるようになりました。最先端と言われるような治療を積極的におこなっていた時期もありましたけれど、本当の意味で患者さんの健康を考えますと、おすすめできる治療法は限られてくるものです。患者さんがそれぞれに年齢を重ねていき、それとともにお口の状態もだんだんと変化していって。それでも、その時々にあわせて一番よい状態が保てるようにと考え、お口の健康をサポートしていきたいと思います。
歯科治療をする上で、すべてのベースとなるのは、きちんと噛んで食事ができること。見た目の美しさ以上に、正しく咀嚼（そしゃく）できる機能が整っているか、その点に重点を置いて診療を進めていきます。私は、当院での診療のほか学校医や園医として子供たちを診察することがあるのですが、今の子たちは外遊びのチャンスが少ないようで、顎の発育が十分でないケースが少なくありません。毎日の食習慣や栄養バランス、運動など、さまざまな環境が整ってこそ健やかな成長があるもの。顎の成長は咀嚼にも大きく影響するものですから、保護者の方々にはぜひ、お子さんが20歳になったときに健康的な口元となるよう見守ってあげてほしいですね。

患者さんの幸せを自分のものとして、本当に喜んでいただける治療をおこなう

開業から25年あまり診療を続け、患者さんの全身状態にも考えを巡らせていると、いろいろな気付きがあるものです。以前と比べて体重が増えた、噛み合わせが乱れてきた、そんな小さなサインから受診をおすすめして、思いがけず心疾患や動脈瘤、糖尿病などの早期発見をお手伝いしたこともありました。さすがに、お口の中を診ればすべてが分かる、という訳ではありませんけれど（笑）。患者さんの幸せを自分のものとして、また自分の人生を充実したものとするためにも、日々診療を続けているような気がしています。
たとえば今は、医療「サービス」というように、患者さんのご意向に沿うような治療をすることがスタンダードになっているように思います。患者さんが「歯を抜きたくない」とおっしゃるならば、なるべく歯を残すように、と。でも私は、もしも歯を残すことに何らかの弊害があるのならば、それはきちんとお伝えするべきだと思います。もちろん、十分な説明によって患者さんのご理解をいただくことが大前提ではありますが、私は本当の意味で患者さんの利益につながる歯科治療をおこないたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

『藤井歯科医院』は東京メトロ「早稲田駅」から徒歩2分のビル2階で診療しています。人は、毎日健康に気を配っているつもりでも、いつの間にか風邪をひいたりするものですよね。虫歯をはじめ、お口のトラブルも同じこと。病気は「悪」ですけれど、人が悪いわけではありません。私は決して患者さんを責めるようなことはいたしませんし（笑）、どんな方法で治療をして、どのようにしてお口の良い状態をキープしていくのか、ご一緒に考えていきたいと思います。お口まわりのことで何かお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2017年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

藤井 宏 院長　MEMO

  • 出身地：岐阜県
  • 趣味：釣り
  • 好きな作家：池田清彦、石原千秋
  • 好きな映画：グラン・トリノ
  • 座右の銘：出来ることは精一杯
  • 好きなアーティスト：ビートルズ
  • 好きな場所：川（清流）

グラフで見る『藤井 宏 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい		 エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい		 エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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