庄司 力 院長
TSUTOMU SHOJI
高齢化社会を見据え、8020運動に尽力。
しっかり「咬める」歯を守り抜く。
大学卒業後、補綴学教室クラウンブリッジ学講座に入局。1992年に落合駅や下落合駅に近い場所に開業。
庄司 力 院長
庄司歯科医院
新宿区/高田馬場/下落合駅
- ●歯科
- ●矯正歯科
- ●小児歯科
補綴学教室で得た幅広い知識を治療に生かす。
私の祖父母は2人とも歯で苦労した人でした。総入れ歯で、歯医者さんを転々としていたものです。祖父は器用なほうで、痛みがあるからといって自分で紙ヤスリで削って直していましたけどね(笑)。おじいさん、おばあさん孝行ではないですけども、医学的な興味も合わせ、この世界を目指すようになったのです。それかもう1つ私は出身が東京の下町、葛飾の金町なのですが、小学生の頃の友達は虫歯で“歯欠け”や黒い歯をした子がいっぱいでしてね。中高生になって進路を考えるようになった時に、その時の「歯」の印象がどこかに残っていたように思います。
大学卒業後は、補綴学教室クラウンブリッジ学講座に入局しました。クラウンブリッジ学講座は、教授が非常に優秀な方であったのはもちろん、助教授も講師陣も、また先輩方も、どの方も素晴らしい先生達でした。みなさん勉強家で、クラウンブリッジはもちろん、義歯にインプラント、歯周治療、矯正等、多方面に関心を持って取り組まれていたので、その医局に籍を置いていたおかげでいろいろな知識と技量を培えたと思っています。
『庄司歯科医院 』は1992年に開院いたしました。家内の父がこの辺りで歯科医院を営んでいたことがあり、開業前はそちらを私も手伝っていました。その意味で、私にとっても非常になじみ深い土地なのです(JR山の手線/東京メトロ東西線/西武新宿線・高田馬場駅より徒歩12分、JR中央線・大久保駅より徒歩9分、JR中央線・東中野駅より徒歩12分、西武新宿線・下落合駅より徒歩7分、東京メトロ東西線・落合駅より徒歩7分)。
患者さんの持病を踏まえた丁寧な診療を実践。
痛みを訴えて来院された方の痛みをとって差し上げたいし、入れ歯の調子が悪ければ改善してあげたい。せっかく来ていただいたわけですから、「来た甲斐があった」と言っていただけるような治療を提供していきたいと思っています。
それから、患者さんは1人ひとり感じ方が違います。これは、虫歯であっても入れ歯であっても同じこと。歯科医師になって間もない頃、祖父の入れ歯を作りなおしてあげたことがありました。ところが、祖父は何十年も自分で改造した入れ歯に慣れてしまっているものですから、私の作った義歯より古いほうが噛みやすいと言います。そこを、「しっかり作ったんだから、咬めないわけがない」と無理強いしては、元も子もありませんよね。
患者さんの中には、虫歯も何も見当たらないのに、「原因不明な痛みが…」と訴える方がいらっしゃいます。それを、「どこも悪いところはありません。様子を見ましょう。」と済ませてしまうのも考えものです。まず痛みをとってあげて、その時ははっきりわからなくても、試行錯誤して原因を突き止めていく。医療にたずさわるものにとって、その姿勢は必要不可欠ではないでしょうか。
もう1つ、当院には、ご高齢の患者さんが多く来院されます。そういった患者さんは、何かしらの薬を服用しています。そのため、初診時にどんなお薬を服用しておられるかを必ず確認しています。お薬の中には、歯科の治療に差し障りのあるものがあるからです。たとえば最近ですと、骨粗しょう症のお薬がそうです。骨粗しょう症のお薬を服用している方の歯を抜いてしまうと、そこから骨壊死が起こることが報告されています。治療に万全を期すために、飲んでいるお薬を把握するということも、非常に大切なことになってきます。
得意とする歯根治療に尽力。
補綴が得意分野ということになるかと思いますが、その上物をのせるための土台である、いわゆる歯根(根っこ)の治療を重要視しています。歯根というのは、非常に虫歯になりやすい部分で、歯周病で歯肉が退縮したり、また、健康な歯肉も少しづつではありますが退縮します。そうすると歯根が露出し、虫歯の危険にさらされます。よく患者さんに、「入れたものは何年保ちますか?」とたずねられるのですが、上物は半永久的に保つものです。しかし、土台である根管治療、根面カリエスの予防等が充分でなければ、いくら良いものを入れたとしても長持ちすることはありません。だからこそ、土台を支える治療は非常に重要な意味を持ってきますし、その先のメンテナンスもまた大切になります。
8020運動を推進。患者さんの生活の質を守る。
80歳になっても20本以上の自分の歯を保とうという8020運動をご存知かと思いますが、新宿区歯科医師会では、6月4日の虫歯の日にちなみ、8020を達成された方を表彰しています。当院からもこれまで10数人の患者さんが表彰を受けられました。
しっかり「咬める」ことは、生活の質を保つことにつながっていきます。咀嚼筋(そしゃくきん)という咬む動作をつかさどる筋肉があり、これが脳に刺激を伝えることで、脳が活性化するということが言われています。実際に、認知症の方のお口をマッサージすることで、無表情だった方のお顔に表情が表れるようになり、食事もできるようになったケースを過去に経験しました。
この辺りも今後高齢化が進んでいくことが予想されますし、ずっと診てきた患者さんに対して、私ができることをして差し上げたいと思っています。
これから受診される患者さんへ。
お口の疾患が全身に影響することが広く知られてきていますが、まだまだ、お口の健康に関心を持っている方は少ないのではないでしょうか。
最近は、「美味しいものを食べたいから治してくれ」という患者さんが増えてきました。私自身実感していますが、人にとって食べるという行為は、最も幸せな瞬間であるように思います。その幸せをいつまでも享受するためには、やはり、自分の歯を大切にしていただかなくてはなりません。日々のケアを心掛け、歯医者さんを上手に使っていただくことで、いつまでも健康に楽しく人生を送っていただければと思います。
※上記記事は2016年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
庄司 力 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:スポーツ全般
- 好きな本・作家:ハードボイルド、ミステリー/大藪春彦、馳星周、横溝正史
- 好きな映画:『007』、『スター・ウォーズ』、『ミッション:インポッシブル』
- 好きな言葉・座右の銘:努力
- 好きな音楽:ソウルミュージック
- 好きな場所:海(波の音を聞くと落ち着きます。)
グラフで見る『庄司 力 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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