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山村 加奈子 院長

KANAKO YAMAMURA

お口は健康への入り口。患者様に噛める喜びをいつまでも享受していただくために

明海大学歯学部卒業。同大学歯学部口腔生物再生医工学講座歯周病学分野に在籍。埼玉、東京都内の歯科医院に勤務し、2006年に『やまむら歯科医院』を開業(西武新宿線「下井草駅」より徒歩1分)。

山村 加奈子 院長

山村 加奈子 院長

やまむら歯科医院

杉並区/下井草/下井草駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
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  • ●小児歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●歯科口腔外科

1人ひとりの方と長く付き合える、地域に根ざした歯科医療を提供

山村 加奈子 院長

父が建築業に携わっていたものですから、大学の建築学科に進み、「建築家になろう」と考えていました。その願書をおおよそ提出し終わった頃、ご近所のかかりつけのお医者さんから「歯医者さんはどうだ?」と声をかけられました。そうか、そういう道もあるんだと素直に考えられましたね。子供の頃から手先が器用という自覚もありましたし、女性として長く続けられる仕事でもあるということから進路を変更したという形になったのです。
今思えばですが、建築と歯科の仕事には共通点があるように感じます。建築が土台づくりから始まって柱を立てていくように、歯科も歯周組織を治療するとという土台づくりから始まり、お口の環境を整備していきます。街中に大きな建物を建てていくような壮大なものではありませんが、1人ひとりの方のお口を再構築していくのは非常に意義深い仕事と感じています。
大学卒業後は、母校の歯周病学講座に在籍しました。今の時代、虫歯についてはその数も減ってきていますが、歯周病については認識が行き渡っていないように感じられます。外科的な処置に興味があったことも併せ、今後必要になってくる分野という思いから、この科を選択することにしたのです。
『やまむら歯科医院』は2006年に開院を迎えました。大学を辞したのち、銀座で勤務医を勤めていたことがあったのですが、そちらはお勤めの方ばかりで、地元の方はほぼいらっしゃらないという状況でした。歯科医師として、1人の方を長くフォローしていきたいと考えていたものですから、周辺にお住いの方が入りやすい1階に位置し、地域に密着した医療を提供できる場所を求めたのです。

どなたにとっても利用しやすい歯科医院へ

山村 加奈子 院長

患者さんは、小さなお子さんを連れたママ世代が多いかもしれませんね。夜の時間はお勤め帰りの方もいらっしゃいますが、昼間の時間はお子さん連れのママさん、おじいちゃん、おばあちゃんが多く、その中でも比較的女性の方が多いように感じます。私が女医であることが、そこには関係しているかもしれません。
当院ではキッズルームで保育士が小さなお子さんを見守る体制をとっています(要予約)。実はこれを始めたのは、スタッフの要望からでした。歯科医院は女性のスタッフが大半なのですが、女性は家庭の事情に左右されやすく、長く続けたいと思っていてもままならないという状況があるんですね。私としても慣れた方に仕事を続けてもらいたいと考えたことから、キッズルームを設置し、専門の方をお呼びするような体制をとったのです。いまではスタッフはもちろん、多くの患者さんからご好評を得ています。

患者さんのニーズに合わせ、より良い治療を提供できるように

山村 加奈子 院長

きちんと食べられることが健康の始まりになると考えていますので、お口の中を1つの消化器官として捉え、最初から最後までまとまった治療を提供したいと思っています。
もちろん、人それぞれニーズは異なりますし、価値観も違います。ですから、理想的な治療計画に加え、喫緊のニーズを踏まえたもの、その2つの中間に位置するようなもの、3パターンほどの計画をご用意し、患者さんに選んでいただくようにしています。最初は「ここだけ治してくれればいいから」と仰っていた方であっても、治療を進めていくうちに、すべてを希望される方もいらっしゃいます。方針を押し付けるのではなく、少しずつ信頼関係を構築していくことで、最終的に患者さんにご満足いただける治療を提供していきたいと考えています。

基礎の部分に目を向けることが大切

歯周病治療に代表される基礎の部分がいかに大切かということも啓発していければと思っています。基礎というのは歯周病の原因を理解していただくことであり、その基礎がないといくら良いものを入れたとしても、やがて、うまく噛めなかったり、下手をすると壊れてしまうということが出てくるのです。
また、日本人は西洋に比べ、歯並び(噛み合わせ)への意識が低いようにも感じられます。咬合性外傷と言いますが、噛み合わせの不具合から生じるトラブルも昨今は多く見かけられるようになりました。バランスが取れず、一部分だけ強く噛んでいるような場所があると、歯周病も進行していきます。土台である歯周病治療の重要性と併せ、噛み合わせについても意識を向けていただけるようにしたいものですね。
噛み合わせを改善するには矯正治療が最も有効な方法となりますが、費用や期間の問題もあり、誰もが選択できるというわけにはいきません。そのため、当院ではマウスピースによるお口の状況の改善を提案しています。マウスピースは、正しい噛み合わせに誘導するというよりも、歯を保護するという側面が強いものです。歯ぎしりや食いしばりは、寝ている間に起きます。食事の時の咬合力よりも、寝ている間に無意識に起こる歯ぎしりや食いしばりの方がはるかに力が強いものですから、それによって様々な症状が引き起こされてしまうのです。「安静位」と呼びますが、マウスピースで正常な位置に歯を持っていくことで、症状の緩和や進行を防ぐことが可能になります。
根本的な解決を図るのがベストですけれど、次善の策を含め、少しでもお口の状況を良いものにできるよう働きかけていきたいですね。
また当院は女性スタッフが多いということもあり、アンチエイジングにも力を入れています。「歯科でアンチエイジング!?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、口元の診察に慣れている歯科は、口元の専門家です。ゆえにほうれい線改善等の口元の治療は歯科での方が安心という方が多いようです。そして美容外科に行くのにはちょっと抵抗がある…という方でも、歯科であれば比較的通いやすさがあるようです。上記の様な理由で、歯科でのヒアルロン酸注入の需要が高まってきていますが、歯科でのヒアルロン酸注入療法の中で最も得意としているものは【歯が原因でできてしまったしわの改善】です。例えば、歯周病によって歯の喪失や、歯槽骨(顎の骨)・歯肉の退縮が進行すると口元にしわが寄ってしまいます。他にも、抜歯によってできたしわ、年齢を重ねることで入れ歯が合わなくなったことによりできたしわ、インプラント治療によってできたしわ、等も歯やお口の中が原因でできたしわに当てはまり、口元のしわは実際の年齢より老けた印象を与えてしまいます。 この様なお口の中の治療のついでに、しわの改善としてヒアルロン酸注入を行う事で、より一層綺麗な口元に変える事ができます。

これから受診される患者さんへ

「歯が悪いことくらいで、死ぬわけじゃあるまいし」といった意見もあります。確かに歯の不具合が生死に直結するわけではありませんけれど、満足に噛めないことによって生活の質が下がることは確かです。人にとって「食」は最後まで残る楽しみであり、それを損なうことは人生の甲斐を失うことでもあるんですね。今よりほんの少しでもいいので、ご自分のお口の中のことについて関心を持っていただければと思います。それをサポートできるのが私たちであり、お口から全身の健康につなげていくことの大切さを皆さんにご理解いただけるよう励んでまいります。
お口と全身の健康を考えて、最近バクテリアセラピーというものを導入いたしました。予防医学の先進国であるスウェーデンで生まれたもので、優れた善玉菌(L.ロイテリ菌)を摂取することにより、体の中にいる菌のバランスを変え、体質を変えていく細菌療法です。世界63カ国と地域の医療機関に導入されています。もともとヒトの体に住んでいる善玉菌を摂取していただきますので、副作用などの体に害を与えることのない、体に優しい治療法です。虫歯の原因菌を減らす、歯周病の原因菌を減らす、口臭を抑える、整腸、アレルギー症状の軽減などなど…たくさんの効果が証明されていますので是非当院でお試しください。

※上記記事は2019年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

山村 加奈子 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:旅行/水泳、料理
  • 好きな本:自伝
  • 好きな映画:アクション、ノンフィクション
  • 好きな言葉:「誠実」
  • 好きなアーティスト:マドンナ、ヴァネッサ・ウィリアムス、エンヤ
  • 好きな場所・観光地:「島」/沖縄、ハワイ、グアム

グラフで見る『山村 加奈子 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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