谷在家歯科医院
足立区/谷在家/谷在家駅
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飯島 慈貴 院長への独自インタビュー
憧れの父の技術を継承する為に
実は、私の父はこの世界ではちょっとした有名人なんです。一開業医でありながら大学の先生方にも一目置かれているような存在で、小さな頃の私にとっては憧れの存在でした。
ただ、私には2つ上の兄がいまして、「歯医者は兄が継ぐ」と思っていたのです。兄は本当に勉強もよく出来て、それに比べて私は次男だったこともあり、父から、「期待されていないな…」という風に思い込んでいたようなところがあったんですね。ところが、その兄が歯医者にならず医者の道に進んだことで、急転直下、「父の技術を継承しないのはもったいない」と、この道を志すことを決めたのです。
当時の父はそれはもう厳しくて、たとえれば海原雄山みたいな人で(苦笑)。「歯医者になれ」と1度も言われたことがないですし、私に期待しているそぶりなんて、露ほども見せたことがなかった。ところが、歯科大に合格した時のことだったでしょうか、その父が涙を流して握手をしてきたんです。いっぺんに、それまでのわだかまりが溶けた思いがしました。父は仕事に対する愚痴を家に持ち込まない人でした。考えればそれも、「歯科医師は良い仕事なんだよ」ということだけを息子に見せたい、ということだったんでしょう。少しばかり不器用ですが、そういう愛情の表現もあるんだなと、今にして思います。
鶴見大学を卒業後、北海道大学の補綴科に籍を置き、勤務医を経て2010年に『谷在家歯科医院』を開院致しました。夫婦二人ではじめたアットホームな歯医者の雰囲気そのままに、歯医者さんが苦手な人でも笑顔でお帰りいただけるように努めていきたいと思っています。
「次も行こう」と思ってもらえる様に、皆で協力する
出来るなら、歯医者や医者には掛かりたくないというのが、誰しも思うことでしょう。しかしそれでも、やはり来ていただかないことには治療は進みませんし、痛みが治まることもありません。だからこそ、歯医者が苦手な方に1回でも足を運んでいただけるように力を傾けていきたいと思うのです。
歯医者を訪れる方は、大なり小なり緊張されています。私がおしゃべり好きということもありますが、冗談をはさみつつ診療をおこなうことで、少しでも緊張が解ければと思いますし、お帰りになる時に「今日はちょっと楽しかった」と思っていただけるように治療を進めていきたいものです。
ありがたいのは、スタッフも私の方針を理解して協力してくれてることです。私のいないところでも患者さんにお声掛けをしてくれているようですし、みんなで協力して、患者さんに「次も行こう」と思ってもらえるように持っていきたいですね。
また、ユニットとユニットの間に柱を挟んだレイアウトや、暖色系を用いた色使いは、歯科衛生士である私の妻が設計してくれたものです。歯科医院っぽくない、どこか家のような温かみを感じれる雰囲気も、患者さんの心をやわらげることに一役買っているようです。内輪の話で恐縮ですが(笑)。