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蛯名 勝之 院長

EBINA KATSUYUKI

「自ら歯を治そう」というモチベーションを上げ
豊富な知識や経験を駆使し、治療に当たる

蛯名 勝之 院長

蛯名 勝之 院長

エビナ歯科医院

新宿区/西早稲田/西早稲田駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科

大学で学ぶうちに、あっという間に歯学の魅力に引き込まれました

蛯名 勝之 院長

実は、歯科を学ぶ動機はあまり前向きな姿勢ではなかったんですよ(笑)。父が内科医院を開業していて、私も当初、大学は医学部を志望していたのですが、浪人中に「歯学という道もあるよ」と知人にアドバイスされ、多少医学部への未練を残しつつ歯学部へと進学しました。しかし、あっという間に歯学の魅力に引き込まれました。大学での講義は、歯学概論や生理学など、歯学に関連する科目に加え、小児科や皮膚科、婦人科など多岐にわたり、人間の全身の各器官の働きや関連性を学んでいるうちに、「歯学は医学の重要な一部を担っている」と考えられるようになりました。これが自信となり、「歯科医師になろう」と思うようになりました。その後、東京医科大学大学院医学研究科へ。口腔外科について研究を積み、博士号を取得。1998年まで同大学の大学病院の口腔外科医として勤務し、同じ年の5月、エビナ歯科医院を開設しました。

人間味のある温かな雰囲気を大切に、安心・納得して治療にのぞんでいただきたい

蛯名 勝之 院長

当院は、東京メトロ副都心線「西早稲田駅」から歩いて7分ほど。周りは昔ながらの趣のある閑静な住宅地です。時々、「なぜ、表通りに出さなかったのか」と聞かれます。ここは祖父が大正時代に産婦人科を開設した地。その後、父が内科医院として継いでいます。なじみのあるこの場所を大切にしたかったのでしょうね。院名の「エビナ」というカタカナ表記も祖父の時代から変わりません。名字の「蛯名」は読みづらいと考えて、分かりやすくしたのだと思います。祖父の時代には、ここに住み込みで働きながら、学校に通った看護師さんもいたようです。私もそんな人間味のある温かな雰囲気は大切にしていきたいと思っています。スタッフの誕生日などをみんなで一緒に祝ったり、勉強熱心なスタッフは希望があれば私の講習会に同行させたりしています。アットホームさは院内の連帯感を作り出します。それは患者さんにも伝わるもので、相談しやすい雰囲気が生まれ、安心・納得して治療にのぞんでいただけると思います。

“オーラルドクター”とし、豊富な知識や経験を駆使し、治療に当たる

蛯名 勝之 院長

大学での勤務医を長くしていましたが、今はイチ町医者です。壁を作らずに、この街に溶け込み、地域の人たちの生活に合わせた治療をしたいと思っています。患者さんのニーズはさまざまです。保険診療・自由診療のメリット・リスクから、内科的な部分、例えば口内環境が体の健康に与える影響など、患者さん一人ひとりにしっかりと時間を取ってわかりやすく説明します。15分の診療時間があれば、10分は説明・カウンセリング、5分が治療時間といった感じですかね。カウンセリングするうえでの私の必殺技(笑)が、“ほめ殺し”です。特に中高年の患者さんには効きますね。もし歯が欠けた患者さんがいたら、「あなたはあごが丈夫だ。ちょっと噛む力が強すぎたんだね」と、決して注意口調にはしないようにしています。誰でも歯医者は嫌なものです。そんな中、ほめることで「自ら歯を治そう」というモチベーションを上げてほしいのです。痛くない治療も、心がけていることの一つです。レントゲンを見ながら、できるだけ削らずに機器を使い分けながら治療していきます。また、口の中を触る時は、どの様な動作、処置の場合でも事前に何をするか、どんな感じが口の中で起こるか話してから行います。極力麻酔は使いません。歯質がもろくなってしまうので神経を抜くことも避けます。デンティストというより“オーラルドクター”と思って豊富な知識や経験を駆使して治療にあたっています。

在宅療養者の訪問治療、この分野は今後、より重要になると考えています

歯科医師会は開業医の集まりです。会員それぞれ、自身の診療をしながらで大変ですが、協力的で助かっています。最近の取り組みとして、新宿区では在宅療養者の訪問治療に力を入れています。2016年現在、私の立場は新宿区歯科医師会の在宅療養患者さんのコーディネーターです。区や地域のケアマネージャーから歯科治療の依頼を受け付け、患者さんの症状を聞き、それに対応できる近くの歯科医師を紹介し、訪問してもらっています。近年の高齢化社会を反映してか、この3年間でコーディネートした患者さんは約4倍に増えています。今までは、医師対患者のFace to Faceの治療でしたが、この在宅療養者の訪問治療の場合は「多職種連携の治療」。つまり、医師と患者の間に、ヘルパーやケアマネージャー、管理栄養士、理学療法士などが加わってくるのです。そのため、この人たちに歯、口内環境の大切さを知ってもらわなくてはなりません。特に、虫歯や歯周病などで口内環境が悪化してくると、食べ物をうまくかみ砕いて飲み込むことが難しくなり、これが誤嚥性肺炎の原因になりやすいのです。こうした病気を未然に防ぐためにもヘルパーさんらとの勉強会を頻繁に開き、密接な連携づくりを進めています。歯科医師会としてこの分野は今後、より重要になると考えています。

これから受診される患者さんへ

歯科医師会では、80歳までに20本以上の歯を残す「8020運動」というものを行っています。私自身、最小の治療を丁寧に施すことで健康に歯を残すようにしています。ただ「8020運動」には、患者さんの自己管理も不可欠です。毎日のきめ細かな歯磨き。虫歯や歯周病を未然に防ぐための定期検診などは、ぜひ行っていただきたいと思います。時折、講演を頼まれますが、「お口のケアは千病を防ぐ」と題して、予防の大切さを訴えています。お口は生きていくために必要な栄養を取り入れる入口です。お口のケアが、健康でいるための第一歩だと思っています。とかく、怖がられる事の多い歯医者ですが、みなさんが定期的に通っている床屋さんのような気軽な存在でありたいですね。

※上記記事は2016.4に取材掲載したものです。
個人の主観的な評価や情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

蛯名 勝之 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:釣り、スキー
  • 好きな本・作家:「永遠の零」百田尚樹
  • 好きな映画:サウンドオブミュージック、アラビアのロレンス、カサブランカ
  • 好きな言葉・座右の銘:「義を見てなさざるは勇なきなり」「人間万事塞翁が馬」
  • 好きな音楽・アーティスト:ビートルズ、カーペンターズ、竹内まりや、来生たかお
  • 好きな場所・観光地:北海道石狩オロロンライン、蔵王の樹氷、里山の川

グラフで見る『蛯名 勝之 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION