銀座コア歯科矯正クリニック東大赤門前
文京区/本郷/本郷三丁目駅
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岸本 雅吉 院長 への独自インタビュー
祖父や父の影響から歯科医師に
祖父、父ともに歯科医師でしたから、私が同じ道に進んだことも自然なことでした。ただし、父から厳しく教育されていた2人の兄と違い、末っ子だった私はそれ程うるさく言われずに育ちました。それどころか、私は小さなころ、どちらかと言うと「歯医者嫌い」な子供だったんですよね(笑)。
今のように医療機器や技術が進歩していない当時、歯医者さんと言えば「歯を抜かれる」「痛いことをされる」といったイメージの場所でした。ところが、あるとき父に歯科医師の仕事について尋ねたとき、「患者さんの歯を守ってあげる仕事だよ」と言う答えが返ってきたんですね。この言葉は私の心にずっと残ることになり、今も私の信念になっていると言って過言ではありません。
歯科の原理・原則を追求し、歯を抜かない矯正治療法を確立
2人の兄と同じく愛知学院大学歯学部に進み、広く歯科全般について学んだのですが、矯正歯科の分野については、どうにも「難しさ」を感じたんですね。歯科医師として、不得意な分野をクリアにしておきたいという気持ち、また、当時はまだマイナーだった矯正治療の将来性を直感して、矯正歯科を専門にしようと決めました。ところが、です。辞書をひいてみますと、矯正とは「生体を正常な状態に正すこと」だとあり、本来であれば抜歯などの外科的な処置しないというのが大前提のはず。それなのに、当時の矯正治療では、第一小臼歯を4本(または8本)抜いて治療をするのが常識になっていて、私はこの点に大きな違和感を覚えたのです。
私は元来、「なぜ」と疑問に感じたことを解決しないことには、前に進めない性格です(笑)。「患者さんの歯を守る」はずの歯科医師が、なぜ健康な歯を抜歯しなくてはいけないのか、歯にまつわる病気全体の原理・原則を基礎から学ぶため、大学院で4年間学んで博士号を取得。愛知県刈谷市に最初のクリニックを開設するとともに、松本歯科大学の非常勤講師となって、「歯を抜かない矯正治療」の確立に尽力しました。