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中原 維浩 院長

MASAHIRO NAKAHARA

1口腔単位の治療とセルフケアを通して
お口の健康を全身の健康につなげるお手伝いを

東京歯科大学卒業。同大学千葉病院総合診療科で研修修了後、ニューヨーク大学に留学。2016年に『医療法人社団栄昂会 細田歯科医院』を継承し、院長に就任。

中原 維浩 院長

中原 維浩 院長

細田歯科医院

葛飾区/細田/京成小岩駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

今の自分があるのは、ある先生との出会いのおかげ

中原 維浩 院長

実は、私は予備校の先生になるのが夢で、高校を卒業した後に予備校の講師をしていた時期があるんです。ところが、私が20歳のときに父が倒れて、父の歯科医院を継ぐ人間がいなくなってしまったんですね。そのため、歯科大学に進学したいちばんの理由は、必要に迫られて、という感じでした。
そんなきっかけだったものですから、大学に入った当初は正直なところ、歯科の世界にまったく興味を持てずにいました。でも、ある先生との出会いが、私の意識を変えてくれたのです。その方は筒井照子先生とおっしゃるのですが、先生がお話しになる歯科の世界は、それまで私が学んで来たものと根本から違いました。先生は、お口の中だけにフォーカスするのではなく、「全身の中のお口」という考えのもと、お口と全身の関係について細分化し、明確にリンクしていることを体系づけられていたんですね。私は、先生との出会いを機に歯科医療に本気で向き合うようになり、その後も自分なりに努力を重ね、スキルを高めてきました。

地域に根ざして、あらゆる世代のお口の健康をサポートする

中原 維浩 院長

『細田歯科医院』は、この場所で診療を続けて30年あまりになるでしょうか。私が父から院長を引き継いだのが2016年の秋で、私が戻るのに合わせて医院のリニューアルをしました。大きなポイントとしては、院内のバリアフリー化や、待合室の壁一面にセルフケアグッズを置くようにしたことです。入り口横には、車いすに座ったままで治療を受けていただける診療室を設けたほか、診療台のすぐ横までベビーカーをご利用いただけるようにしました。
クリニックのロゴマークに「大きな歯」と「小さな歯」が並んでいるように、小さなお子さんからご高齢の患者さんまで、ご家族みなさんで足を運んでいただきたいと思っています。当院がマタニティ歯科に力を入れているのもこうした考えからで、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる頃からお付き合いがはじまります。この世に誕生する前のマイナス1歳から、最高齢の患者さんは100歳を超えていらっしゃるでしょうか(笑)。私が2代目院長なら、患者さんも2世代、3世代にわたって診させていただいている方も多いです。そうした地域のみなさまがここに集い、時には井戸端会議が始まる。そんな光景がみられるのは、当院ならではかもしれませんね(笑)。

しっかりと噛める入れ歯づくり、噛み合わせの治療に注力

中原 維浩 院長

私は歯科医師になってからこれまで、お口全体を1つの器官と捉え、診療してきました。ただ1本の歯を治療するのではなく、しっかりと噛んで食事ができるように。正しい噛み合わせなど機能面にも配慮しながら、お口の健康が全身の健康につながるような治療をおこなってきました。そうした経験をいかして、当院でもしっかりと噛める入れ歯づくり、顎関節症の方に向けた噛み合わせの治療などを大きな柱にしています。
現在、日本国民の4人に1人が入れ歯をお使いになっていますが、合わない入れ歯にお困りの方も多くいらっしゃるんですね。たしかに、これまでの入れ歯は、顎に密着する部分が硬いのが難点でしたが、今は生体用シリコンなどを使用した柔らかく・フィット感のある入れ歯が主流になってきました。自由診療となるために割高に感じられるかもしれませんが、お1人お1人のお口に合わせてつくるカスタムメイドの入れ歯には、それ相応の価値があることをご理解いただけるでしょう。私自身、噛み合わせの治療については研鑽を積んでまいりましたし、ぴったりとフィットする入れ歯づくり、顎関節症や知覚過敏に対する噛み合わせ治療については、安心してお任せいただきたいと思います。

お口の健康を全身の健康につなげるため、セルフケアの重要性を発信していく

入れ歯や噛み合わせの治療を中心に幅広い診療をおこなっているとは言え、私が本当にお伝えしたいのは「セルフケアの重要性」です。どれだけ高いスキルをもったスーパードクターが治療をしたとしても、治療後の一番よい状態をキープできるかどうかは、患者さん1人1人の毎日のケアにかかっているんですね。だからこそ、「治療」から「予防」へと患者さんの意識を変えていく、それが今の私の役割だと思っています。セルフケアの大切さを実感したのは、予防歯科先進国のスウェーデンを訪れたのがきっかけで、待合室のセルフケアグッズも私が衝撃を受けた(笑)歯ブラシ「TePe」をはじめ、自分自身で1つ1つ効果を見極めて選んだものです。
「熱が出た」「血圧が高い」と言ってクリニックを受診すると、たしかにお薬を処方してもらえますが、それはあくまでも対症療法です。病気を根本的に治すためには、毎日のセルフケアこそが大事なのです。一方で、私たちの口は体の「入り口」ですから、口から入るものは全身の健康にも影響します。たとえば、「歯医者のおかし屋さん」コーナーに並んでいるキャンディーは、舐めるだけで腸内の善玉菌を増やす効果があり、歯の健康を守るだけでなく、全身の健康にも貢献してくれるものなんですね。そのほかにも、歯磨き前にマウスウォッシュをすることが、誤嚥性肺炎の予防につながると聞いたら、みなさんもセルフケアに関心を持っていただけるのではないでしょうか。私自身、診療の傍らこうした情報を発信する活動をしておりますが、将来的には当院も、治療をするのではなく予防やメインテナンスを主体とするような、地域のみなさまの笑顔があふれるような場所にできたらと思います(笑)。

これから受診される患者さんへ

『細田歯科医院』は、「JR総武線小岩駅」「京成小岩駅」から歩いて10分ほどの住宅地にあります。
お口全体の健康を、全身の健康につなげたい。そんな想いで日々診療し、セルフケアグッズなども取り揃えておりますが、みなさまにもう1つご提案したいのが遺伝子検査をはじめとした各種検査です。お仕事をされている方は、毎年のように健康診断を受けられると思いますが、検査結果を受け取ったあとにアクションを起こす方がどれだけいらっしゃるでしょうか。せっかく検査を受けられても、その結果を正しく診断し、適切な対応がなされなければ意味がありません。一方で、もしも当院で検査をお受けいただければ、歯科医師の立場からアドバイスをさしあげたり、適切な治療や予防プログラムをご案内できるでしょう。また、当院でおこなう検査は注射針を刺すことなく、毛髪や爪、唾液などから分析することが可能。「痛いのは苦手」という方も、安心してご相談いただきたいと思います(笑)。

※上記記事は2019年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

中原 維浩 院長 MEMO

  • 出身地:北海道
  • 趣味:バスケットボール
  • 好きな本・作家:マーケティングに関する本/永井考尚
  • 好きな言葉:ご縁
  • 好きな音楽:ジャズ
  • 好きな場所:横浜

グラフで見る『中原 維浩 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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